第7日
2005年5月21日(日) 2006.2.9 公開
朝食で食べたデカいエッグロール |
ちょっと遅めの7:30に起床、簡単な身支度を整えてレストランに朝食をとりに向かう。
トースト、エッグロール(デカい!)、ゆで卵、フルーツヨーグルトなど。
今日も従業員は朝から笑顔でホッとする。
日本人はやっぱり見ないが、お客さんも昨日より増えている。
韓国人らしきカップルや、
全員どう見積もっても100kg以上はありそうな謎の白人中年巨漢4人組とか。
相変わらずの快晴、陽も昇ったばかりだというのに、ジリジリと暑い。
部屋に戻ると、朝食の間にもう簡単な掃除が済まされていた。
おそらく僕たちがレストランに入った時点でランプの魔神似のバトラーに連絡がいき、
速やかにクリーニングが行われるのであろう。
これは昨晩の夕食の際も同様であった。
通常、いかに高級ホテルといえども部屋清掃は日に1度が原則と思うが、
ここらあたりはさすがの高級リゾート、心憎い演出だ。
旅行最終日の今日は買い物をすることにしている。
10:00過ぎ、DFSギャラリアへ行く。
タクシーで15〜20分ほど。
ものの本には“ホテルからタクシーで乗りつけると
DFSギャラリアがタクシー料金を支払ってくれる”と書いてあったが、
果たして本当に払ってくれていた。
王侯貴族気分。
DFSギャラリアの巨大店舗外観 |
まずは広い店内をひとしきり回った後、一旦建物を出て、
実は昨日ダイヴィングの帰りに車中から発見して、
密かに目を付けていた土産物店に足を向ける。
このDFSギャラリアの隣のブロックにあったのだ。
せいぜい歩いたのは100mほどだが、今日は本当に陽射しが強烈で、
これだけの距離でも体力の消耗が激しい。
日本の夏も確かに暑いしベチャベチャするから過ごしにくいけど、
この直射日光の強さだけはやっぱり熱帯域には及ばない。
昨日から目をつけていた木工土産物店 BINTARA |
「BINTARA」という名のそのお店は、木工芸品中心の土産物店で、
2階建て、敷地面積も大きくなかなかの大型店舗だ。
品揃えも豊富。
妻はここで気に入った籐のカゴなどを見つけて買っていた。
僕もぜひとも今回の旅行中に買い求めたかった“ガルーダ”の木彫りを入手した。
BINTARA 店内の様子 |
そしてDFSに戻り、Tシャツ、コーヒー、菓子などの小物を数々購入する。
うう、重い。
無事買い物も済ませ、タクシーを呼んでもらってザ・バレへ戻ったわけだが、
この時乗ったタクシーのドライヴァーは23歳の好青年で、
何と彼女は日本人、将来の夢はツアー・ガイドだそうで、
彼女に教えてもらっているという日本語も実に達者。
「ニホンゴモットハナシテオボエタイカライロイロシツモンシテクダサイ」
と勉強熱心な彼、頑張れよ。
ホテルの部屋に戻った昼下がり。
今日はいよいよ帰国の途に就く日で夕食の予定は早いので、
今あまりガッチリ食べることはできない。
というわけでルームサーヴィスで軽食を頼むことにする。
テリヤキビーフ・フィレサンドウィッチとミーゴレン。
フィレ肉がメチャメチャ美味い。
ルームサーヴィスでとった軽食 |
少し休んで16:30過ぎ、ついにチェックアウトの時刻がやってきた。
16:45にガイドのグスティが迎えに来てくれることになっているのだ。
ランプの魔神似のバトラーに、
土産物が詰まって往路の1.5倍ほどの重量にも達したトランク2つを運んでもらう。
定刻より10分ほど早くロビーに行ったが、グスティはすでに待っていた。
一昨日到着した際、妻が見て気に入っていたという貝のブレスレットを
スーヴェニア・ショップにて買い求めた。
チェックアウトを済ませ、いざザ・バレを後にする。
これからジンバランという地区に行き、ビーチ沿いにズラリと立ち並ぶカフェ群の一つで
シーフード・バーベキューのディナーをとる予定だ。
当地までは車で15分ほどだったか、ほど近い。
立地的にも、ホテルから空港へ行く道程の途中に位置しているようだ。
海沿いの街道にレストランが立ち並ぶジンバラン |
そろそろ陽がオレンジに傾きかけた頃ジンバランのレストランに着いた。
店の玄関先には大きな生け簀が数個置いてあり、
中には生きたロブスターや見たこともない色彩をした魚たち。
それを見るにつけ魚好きの僕のテンションは高まる一方。
食べたいものと調理法をそこで指定して、
あとは砂浜のビーチに設置されたテーブルに座って待つというシステムだ。
僕たちはロブスター、イカ、そしてガルーパという名の魚を1尾ずつピックアップし、
ロブスターとガルーパは焼いて、イカはフライにしてもらうことにした。
生け簀の中には手の青い大きなエビも |
注文した後、ビーチのテーブルに案内されて、
あまりの絶景、いかにもリゾートという贅沢なシチュエーションにやや感動した。
方角的にも夕陽が水平線に沈んでいくという絶好のロケーションだ。
ちなみにガイドのグスティは気を利かせたのか、
おそらく建物内の別席に収まっていたようだ。
砂浜にテーブルが並べられた絶好のロケーション |
一つ残念なのは、観光客相手にアクセサリーなどを売りつける売り子たちが多数、
しつこく練り歩き、その好景観に水を差していたこと。
と言いつつ、妻は「これカワイイ」などと、髪につけるゴムを買っていたが…!
注文したロブスターとガルーパが調理されて出てきた |
海と夕陽と砂浜と人々を眺めながらシーフード・バーベキューに舌鼓。
いつもなのか、それともたまたまなのか、非常に波が高い。
隣のテーブルには白人(オーストラリア人だった)の中年夫婦が2組座っていたのだが、そのうちの1人の婦人に話し掛けられた。
彼女の娘さんが以前、日本に留学していたらしい。
それで僕たちが日本人らしいと当たりをつけて話を振ってきたというわけだ。
娘さんが留学していたのは新潟だったそうで、あそこは雪が多いですねとか、
僕たちは神戸の近くに住んでいます、ああ、あの地震のあった、
などといった会話をしばし楽しむ。
蛇足ながら彼らのグループの夫たちは2人ともに100kg超の巨漢。
どうして外人ってのはあんなにデカいんだろうね?
今夜も腹いっぱい、やっぱりちょっと頼み過ぎてしまったようで、少し残してしまった。
オーストラリアンのご婦人たちにも別れの挨拶をして、
ジンバランのカフェを後にする。
もう陽は沈んでしまった。
ジンバランの水平線に沈みゆく夕陽 |
ヌーラハライ国際空港まで送ってもらい、そこでガイドのグスティとお別れ。
どうもいろいろとありがとう。
チェックインを済ませ、土産物店などを回る。
やっぱり木彫り細工を見ているのが僕は楽しい。
ガルーダとかバロンとかその他いろいろな動物とか。
小物をいくつか買い求める。
あと少し時間があったので、足裏マッサージも受けてみる。
空港内にこんなサーヴィスがあるとは。
帰りのJALは直行ではなくてジャカルタ経由、そこでしばらく待ち時間が発生する。
ジャカルタのスカルノハッタ国際空港はさすがに首都、
国際空港の名が負うイメージに負けない近代的な空港で、ショップも多かった。
近代的で巨大なスカルノハッタ国際空港 |
ジャカルタから関西国際空港まで約6時間30分の飛行時間、結構寝た。
機内食のオムレツはヴォリューム満点でなかなか美味く、
またJALオリジナルのゆずジュースも美味しかった。
JALの機体は何事もなく予定通り関空に降り、西宮行きのリムジンバスに乗って帰還。
10:00前に自宅着。
(了)
前の日
|