第2日
2009年1月5日(月) 「体育会系スクーバダイヴングとハワイ島屈指の名レストラン」 2009.1.19 公開
5:30起床、身支度を整えて朝食ブッフェを食べ、7:05迎えの車に乗って移動。
この日はスクーバダイヴィングをするのだ。
向かう先は、カイルア・コナという街。
この時間はまだ暗く、寒く、そして眠い。
50分ほど走った8時前、カイルア・コナの港に到着。
なかなか大きな規模の街で、海岸沿いの通りなんかは
ガラパゴスのプエルトアヨラの町をちょっとだけ彷彿とさせる。
カイルア・コナの海沿いの通り
ここにあるカイルア・ピアという名の桟橋から出航するようだ。
天候は雲が多いものの概ね晴れ。
少し待ち、ブリーズ・ハワイというダイヴィングサーヴィスの人と無事合流。
今日付き合ってくれるガイドダイヴァーはスコットという大柄なアメリカ人で、
かつて宮崎県に住んでいたらしく日本語堪能。
屋久島ダイヴィングの話で少し盛り上がった。
いざ、ダイヴィングに出船
ダイヴィングそのものはかなりハードな体育会系ダイヴで、
ポイントに向かう船もカッ飛ばし気味で波も高いから少し酔った。
1本目のポイントはパイプ・ドリームズ・ドリフト。
海洋深層水に関する研究所の目の前にあるスポットで、
その海洋深層水を汲み上げる数々のパイプが海底に敷設されているところを潜る。
このような大きなパイプ状の建造物が多々転がっている
ドリフトという名がついている通り、流れも結構ある。
水温は暖かくて透明度も高かったが、大物などに出遭うことはできず。
上がって船を移動させ、ほとんど休憩することなくすぐに2本目。
これが体育会系ダイヴの由縁だ。
移動途中、かなり離れてはいたが潮吹きをするクジラの姿を目撃。
明後日にホエールウォッチングをする予定なので、その時にハッキリと見られればいいなあ。
続いて潜るポイント名はナイア・ベイ、イルカの湾という意味らしい。
ここでも、バラクーダの群れや大きなヘラヤガラは見られたが、大物や希少な生物と遭遇することはできなかった。
バラクーダ(オニカマス)の群れ
大きなヘラヤガラ 1m近くあったかも
残念。
カイルア・ピアに戻って着替えてちょうど正午、ブリーズ・ハワイのスコットたちに別れを告げ、
昼飯を喰いにカイルア・コナの街を歩く。
天気は快晴になった。
カイルア・ピア(桟橋)の目の前にある巨大なバンヤンツリー
映画「フォレスト・ガンプ」に登場する店を本当に作ってしまった、
ババ・ガンプというエビ料理の店で食べることにした。
ババ・ガンプ正面
料理名には劇中のセリフが使われていたりして面白い
海沿いのデッキ席はやっぱり気持ちがいい
海沿いの店のデッキはまた気持ちいいなー。
エビ入りリングイネとベリー類やチキンが入ったサラダを注文。
まずまずの味だったが量がちょっと多かったので少し残した。
エビが入ったリングイネと、食べても食べても量が減らなかった不思議なサラダ
14時、ホテルまで送迎してくれる車と合流して戻る。
途中、昨日行ったキングス・ショップスやクイーンズ・マーケット・プレイスの近くにある、
ワイコロアのペトログリフ・フィールドにドライヴァーにお願いして寄ってもらった。
ペトログリフが刻まれている一帯
ペトログリフというのは、岩面に施された彫刻遺跡のことを言い、ハワイ島のものは溶岩に刻まれており、
また比較的新しめのものが多く、大体数百年前という単位の遺跡であるらしい。
妻は疲れてずっと車中で寝ていたので、私とドライヴァーだけ降りて少し見学してきた。
こんなペトログリフがあった
部屋に戻って一休みした後、19時に予約を取っていたワイメアのメリマンズへとタクシーで向かった。
昨日の昼ごはんを食べたカフェの本店だ。
地元でとれる食材を使い、ピーター・メリマン シェフが腕によりをかけたキュイジーヌ、とのことで、
ものの本によればわざわざこのレストランを訪れるためにハワイ島までやってくる人もいるんだとか。
しかしワイメアはなかなか遠かった、約30分掛かって$60ナリ。
そら運ちゃんも上機嫌、饒舌になるわな。
有名レストラン メリマンズの正面
着いてみると、何の変哲もない田舎タウンの端っこに位置しているのにここだけ急に群衆が現出している。
満席、待ちも生じている。
予約しておいてよかった。
店内は常時満席で非常に活気づいていた
料理もなるほど、良かった。
アメリカのレストランで供されるものというのは何となく大味でざっくばらんで適当で、というイメージと事実があり、
実際昨日からここハワイ島で食べた料理にも若干そんな嫌いはあったけど、
ここメリマンズはちゃんと“料理してる”って感じ。
自家製パン、前菜の盛り合わせ、それからメイン料理の盛り合わせを頼んで食べた。
各種アペタイザーの盛り合わせ
こちらはメイン料理の盛り合わせ 大食ではない日本人にとっては嬉しい
特に印象に残ったのは、ヤギのチーズ(いかにもヤギ! っていう匂いがすごい)、
フィレステーキ、アヒ(マグロ)、ラム肉など。
オーナーシェフ本人もオープンキッチンに出て忙しそうに作っていた。
店は相当忙しいはずだが従業員のサーヴィスもよく、さすがの一流店。
これまた料理を少なめ、食べきれる分量で注文したのでデザートまで辿り着くことができた。
チョコレートケーキも甘すぎず、美味かった。
チョコレートケーキも、アメリカのものとは思えない甘さ控えめな仕上げ
全般的に、大満足。
食事中メーターも倒さず待っていてもらったタクシーに再び乗り込んでホテルに帰還。
21:30部屋に戻り、シャワーを浴びて何やかやして就寝。
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