第3日
2007年8月3日(金) 「トラブル発生のスクーバダイヴィング」 2007.10.19 公開
5:30起床も、昨日は20時頃には寝たはずだから寝すぎた。
6時過ぎにレストランに降りていって朝食。
あいにく天気は良くないが、オーシャンフロントで眺めは良し。
レストランはオーシャンフロントと絶好のロケーションだが、あいにく天気は悪く海は荒れていた
ボーッと外を見ていたらなんと海の中からタグをつけたアシカが突如上陸してきて、
レストランの脇にあるジャグジープールに入っていくではないか!
そしてウソみたいだがマンガのようにプールの中で寛いでいる。
レストラン脇のジャグジープールにアシカが浸かって寛いでいる
本当に気持ちよさそうだ
ほどなくして満足したのか、再び海へ戻っていった。
満足したのか、アシカはジャボンと海に帰っていった
集合時刻の7時に、ホテルから徒歩1分、ダイヴィングサーヴィスの「スクーバ・イグアナ」へ。
今日ダイヴィングに参加する客は我々2人の他に6名。
アメリカ人青年2人組、イギリス人夫妻、ノルウェー人中年女性、オーストリア人中年男性。
本日のガイドダイヴァー キケによるブリーフィングの後、車に分乗して出発。
40分ほど走り、着いた先は昨日バルトラ島から渡ってきた港。
サンタクルス島の海の玄関口は常にここのようだ。
ここで昨日世話になったイザベラガイドとバッタリ会った。
これから別の客をバルトラ空港まで迎えに行くみたいだ。
この港からダイヴィングボートに乗り移動すること約30分、プラサ島近くの海域で一旦停泊。
関係ないがプラサ島といえばリクイグアナとウミイグアナの
ハイブリッドタイプが生息していることが近年確認された島だ。
今回の旅で上陸する予定がないことは残念である。
ここプラサ島近くの浅い海でまずはチェックダイヴ、ウェイトを決定する。
タンクがアルミ製なので、なんと私のウェイトは10kg。
スティールタンクの時は3〜4kgだけど、こんなにも変わるんだな。
チェックダイヴ後少し移動して、いよいよ目的ポイントの「ゴードン・ロックス」へ。
水温が低く潮流が速いと言われるここガラパゴスの海の中でも
中・上級者向けのポイントとされているところで、
それゆえ大物と遭遇できる可能性も最も高い場所らしい。
ポイント名の由来、ゴードン・ロックス
船上で装備を整え、いざダイヴィング
ボート上でより詳細なブリーフィングがあった後、ついにダイヴ開始。
低い低いとさんざん脅かされてきた水温だが、実際に入ったところ、それほどとは感じない。
まあそれは最初だけで、終わった後で聞いたらやっぱり17〜18℃ぐらいだったらしいけど…。
透明度は低い。
10mもないだろう。
海中の透明度は低く、8〜10mほどだったろうか
なんと潜り始めてほどなくして、右目のコンタクトレンズを失くしてしまった!
マスククリアの時にやってしまったらしい。
最悪だ。
いやーこれは困った…。
おかげで、ちょっと距離は遠かったようだがハンマーヘッドシャークが現れ、
妻もその姿を何とか拝むことができたらしいが私は見られなかった!
無念。
まともに見られた大物はこのマーブルド・レイ・スティングレイぐらいだった
何とか1本目を終えて上がってきたが、さすがにコンタクト片目では危険で潜れないので、
断腸の思いで2本目リタイア。
ちなみに妻は特にトラブルはなかったのだが、やっぱり海中が寒かったらしく
ボートに上がっても体の震えが止まらないので私と同じく2本目は潜らず。
さらにかなりのヴェテランらしいノルウェー人女性ダイヴァーも「寒い」と2本目をパス。
やはりガラパゴスの海はタフだった。
ちょっと船酔いもしてきた。
気分が悪くて船上弁当の昼飯もほとんど喰えなかった。
ゴードン・ロックスの上にはアシカがのんびり寝そべっていた
同じく視界は悪かったようだが、ハンマーヘッドが群れで現れたらしい、
うらやましい2本目を終えてショップに戻り、解散。
ホテルの部屋に戻ってとりあえずスペアのコンタクトレンズを入れた。
ちょっと古いレンズなので多少の違和感はあるが、
持ってきていたのが本当に不幸中の幸い。
まったく最悪の事態だな。
天気が良くないということもあるが、気候も本当に赤道直下とは思えないほど肌寒い。
Tシャツの上にフリースを着ててちょうどいいぐらいだ。
夕方、ちょっと町をぶらつこうと部屋を出て下に行ったら、
今朝アシカがいたレストラン脇のウッドデッキのあたりに今度は小さなウミイグアナがいた。
野良か?
朝アシカが現われたレストラン脇のウッドデッキに姿を見せた小さな1頭のウミイグアナ
プエルトアヨラの町のメインストリートをブラリ歩き
土産物店巡りなど。
海沿いのメインストリートをブラリと歩き渡り、
エコバッグ、カメの木彫り、Tシャツなどいくつか購入した。
素朴な店が多いが、中には都会のブランドショップのように
作り込まれた小綺麗なショップもあった。
店員はシャイな人が多いようで、観光地の常のようにしつこく勧めたりはしない。
そのあたりは国民性もあるのだろうか。
日本の東尋坊や宮島や阿蘇くじゅう国立公園なんかの土産物屋の人たちの方が
桁違いに図々しくてしつこいよ。
海辺のちょっとした広場のようなところで、自転車で売りにきていたおじさんから
揚げパンのようなお菓子のようなものを買って食べた。
ミートパイのような南米のメジャーな食べ物であるエンパナーダに似ているようだが、
中身は挽き肉じゃなくてもちっとしたチーズの塊のようなもの。
名称も何も分からないが、美味しかった。
カリッとした衣の中にはチーズの塊状の具が詰まっており、腹持ちが良くて味も美味かった
散歩中、1人で来ている日本人の女の子にあった。
現在大学の国際関係学部でラテンアメリカについて学んでおり、
その卒論研究のために1ヶ月ほど滞在するんだとか。
思えばガラパゴスに来て初めて(そして結果的に唯一であった)会った日本人だ。
彼女は、通りがかったJICA(独立行政法人 国際協力機構)の車と
それに乗っていた日本人職員を見つけて「ちょっと話してきます〜」と去っていった。
ブラリ歩きから帰ってきて、宿「レッド・マングローヴ・イン」のレストランで夕食。
なぜかガラパゴスのこの地で、「Red Sushi」という名の日本食レストラン。
おっかなびっくりでマグロの巻き寿司、焼き鳥、
エビのスープ(なんでか「SENSEI SOUP」という名前)にフルーツディッシュを頼んだが、
思っていたよりもまともだったかも?
日本食レストラン「Red Sushi」で供された焼き鳥、巻き寿司、スープ
テーブルにはちゃんと箸もセッティングされていたよ。
味はまともだったけど、1品1品の量の多さは並外れていてやっぱり喰い切れず。
この日も21時には寝たかな。
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