第3日
2013年8月27日(火) 「ブルーホールダイヴィング」 2013.9.8 公開
やはり夜中に何度か目覚め、4時半に行動開始。
今日はブルーホールダイヴィングの日で、出発が早いのだ。
5時過ぎに部屋を出て、徒歩5分ほどのところにあるアクアスクーバセンターというダイヴショップへ。
当然まだ暗い。
まだ暗いうちにダイヴショップへとやってきた
ダイヴショップにはパンとフルーツの朝食が用意されており、コーヒーとともにガツガツと頂いた。
乗る船は結構な大型ボートで、ダイヴァーは14~5人、その他にスノーケリングの人も何人かいた。
私たち以外の客は全員白人で、後で話したところ、イタリア人が多数を占めていた。
同じ船に乗る面々と、朝食を頂きながら出船を待つ
ボートは6時に出港、途中キーカーカーに寄って2人の客とレゲエ風インストラクターの兄ちゃんをピックアップ。
そういえば、ベリーズにはレゲエファッションの黒人が結構いる。
こんなところにもカリブ海の雰囲気を感じるな。
100kmほど沖合に離れたブルーホールへは、2時間ほど走った後、9時過ぎにようやく到着した。
ダイヴマスターによる英語の説明がどう頑張っても半分ほどしか理解できないため、
若干の不安を抱えつつではあるが、準備を整えていざダイヴ開始!
いざ、ダイヴ開始
…と思ったら、沈めないじゃないか!
1個4ポンドのウェイトを2つ、8ポンドも巻いたのに。
盲点だったが、後で考えたらおそらくアルミタンクだったのだろう。
海面でウェイトを足してもらい、なんとか潜降。
まさしく鍾乳洞のよう 神秘的にも見える
深さ120mというブルーホール、確かに下を見てもまったく底が見えず、ただただ暗く落ち込んでいるのみ。
まるで鍾乳洞のような景観の中を進みつつ、おお、あれに見えるはサメの魚影!
上がってから名前を訊いたところ、カリビアンリーフシャークというらしい。
距離は少し遠いが、5尾前後見えた。
大きさは2~3m。
遠いが、サメの姿が5尾、見える
これがカリビアンリーフシャークだ
結局この1本目のダイヴは、40m近くまで潜ったかな。
トンネル状のところもあったりして、地形がとても面白かった。
ブルーホールたる由縁だな。
水温も適度に高い。
ちなみに5mmのフルスーツを着て、さらにはブーツなんて履いているのは私たちぐらいのもので、
他の白人ダイヴァーたちは半袖短パンタイプの3mmスーツで素足にフィン。
珊瑚対策だろう、グローヴはこのエリアでは着用が禁じられているらしいので私たちもなし。
ネイティヴインストラクターに至っては、レゲエのスリムな兄ちゃんを除いて、
何と水着を穿いただけで素っ裸の上にBCジャケット!
いやはや。
透明度は高い 真ん中に見えるダイヴマスターは水着だけ!
2本目は少し移動して、ハーフムーンウォールというポイントへ。
透明度が非常に高く、20mは超えているだろう。
その名の通り壁の脇を通り、また美しい珊瑚礁を見つつのダイヴだった。
バラクーダの姿も拝めた。
珊瑚礁とスズキの仲間の魚たち
上方に見えたバラクーダ
ハーフムーンキーという小島に上陸して、ランチと休息
2本目終わりの正午、近くのハーフムーンキーという小島に上陸してランチ。
ライス&ビーンズ、チキン、パスタのワンプレートを平らげる。
常として、野菜がどうも不足がちだなあ。
島には全長30cmほどの小さなグレイのイグアナがいて、落ちていたパプリカを喰っていた。
ブッフェスタイルでワンプレートランチ
パプリカをくわえている小さなイグアナ
13時過ぎ、再びボートに乗り込んで少し移動し、3本目はアクアリウムというポイントに潜る。
その名の通り、潜降直後から濃い魚影に囲まれる。
アクアリウムというポイント名にふさわしい魚影の濃さ
まるで並泳するかのようにずっと人の脇を泳いでいるバラクーダや、
穴に潜み歯を剥き出して威嚇するウツボなどを目撃。
目の前を泳いでいったバラクーダ
口を開けて威嚇するウツボ
妻が見つけたヤガラの仲間
3本とも非常に快適で楽しいダイヴだった。
サンペドロの港に向けて再び2時間余りの船旅。
帰りは結構寝てしまったな。
17時過ぎ、帰港した。
部屋に戻って簡単に器材等の片付けを行ってから、18時30分、夕食を摂りに街に出掛けた。
この日はカランバというメキシコ料理店へ行ってみる。
なかなかの規模で店内は明るい雰囲気、サーヴィスもいい。
夕食を摂ったカランバの外観
店内の様子 Wi-Fiもバッチリ
今が時期だというロブスターのブリトーに、フィッシュのファヒータ、それにガーデンサラダを注文した。
特にブリトーがデカいのなんの、全体的にかなりのヴォリュームだった。
頑張ったけど、ブリトーだけ少し残す。
美味かった。
上がブリトーで下がファヒータ 右がサラダで、左は自動的に出てくるサルサソース付きのチップス
日本のように安全な国などそれほどないが、
それでも小さなビーチリゾート独特ののんびりした雰囲気を持つこの町は、
夜にこうして出歩いていても安心して落ち着いていられ、ガラパゴスのプエルトアヨラを少し想起する。
夜のサンペドロの町
プラプラと砂浜を歩きながらホテルに戻っていると、遠方の暗がりに火の手が上がっているのが目に入った。
どうやら火災が発生しているらしい。
現場の方へ向かう人の流れに交じって近づいてみると、火柱の高さは10mほどあっただろうか、
かなり大きな火事じゃないか、これは。
大きな火の手が上がっている…
周りの人の話によると、ラモンズヴィレッジという大型ホテルが燃えているようだ。
我々の泊まっているサンブリーズホテルから数軒離れているだけだ。
そういえばさっき現場に向かって歩いている時、
若い男性が「Excuse me!」と叫びながら私たちの脇を走り抜けていき、
その後ろを「Oh my god!」と金切り声を上げて女の子が続いていった…。
きっと宿泊者だったのだろう。
もう少し近くに行ってみようかとも思ったが、その時プツッと周辺一帯が停電して真っ暗になってしまい、
身の安全を確保するために宿泊ホテルへと戻ることにした。
我々が泊まっているホテルの中庭から見る
うーん、困ったなあ、電気が点かないと…、とりあえず部屋で寝てしまうか、
いや、もし延焼してきたら寝てるとまずいな…、
などと燃え盛る火を眺めながらホテルのプールサイドに座って考えていたら、15分ほどして電気が復旧した。
事なきを得たが、燃えているラモンズも外国人旅行者向けのホテルで、
一歩間違えれば私たちだって…、と思えばまったく恐ろしい事態だ。
泊まっている人たちに死傷者がいなければいいが…、と考えつつ、21時頃にベッドに就いたのであった。
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