海洋空間山男日記


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2024年6月26日(水)
クマハナベース滞在記
西脇市のクマハナベースに泊まりにいってきた。
この春にオープンしたばかりの古民家宿。
ロケーション、施設内の雰囲気、オーナーご夫妻のお人柄、文字通りにアットホームなおもてなし、食事、そしてわんこファーストのコンセプトと、すべてにおいて満たされ、寛げた。
さらに付け加えると、リーズナブル。
うちから1時間で行ける素晴らしいご縁が、また一軒。


2024年6月22日(土)

チェックイン時刻の15時過ぎに到着すると、すかさずオーナーご夫妻が笑顔で出迎えてくれた。
まさしく、いきなり親戚の家に遊びにきたような心持ち。

私たちが宿泊する別棟玄関前で

危惧していた天気は今のところ小康状態、本降りになる前に早速近隣を歩いてみる。
南北を貫く幹線道路の国道から僅か100mほど入っただけだが雰囲気は一変、里山の風景が広がる中、加古川沿いの土手道を辿った。

土手下の田んぼ脇にお稲荷さん

田植えが終わった時期

宿に帰り、夕飯までの間はのんびり過ごす。
クマハナベースは1日2組限定で、母屋にはこの日は別のゲスト、私たちはリヴィング・ダイニングとベッドルームが2層に分かれた別棟に泊まる。
納屋がモダンに改装された建物は、スペースゆったりで実に快適、人も犬もすぐさまリラックスして落ち着いた。

リヴィングのソファで寛ぐ

逆サイドから

2階

反対側から

階段下で空水が覗く

水回りがある共用スペース

家族写真

夕飯にお願いしていたのは、炊き肉鍋という聞き慣れないメニュー。
鍋の周囲に肉と野菜を盛り付け、それを特製出汁の中に落として火を通し、さらに特製だれで食べるというもので、シンプルながらとても美味だった。
但馬牛がまた上質。
うどんに加えて締めのおじやまで頂いて、満腹だ。

炊き肉鍋

スタンバイ完了

締めのおじや

食後、母屋に宿泊されているファミリーの柴ちゃん2頭と遊ばせていただいた。
バンペイユくんとレモンちゃんの柑橘兄妹。
別棟といっても内部の共用スペースを通じて繋がっているので、交流は簡単なのだ。
お互いの部屋も往来し、楽しいひと時だった。

お隣のバンパイユくん&レモンちゃん

2階にも上がった

バンペイユも上がってきた

母屋にもお邪魔

また、オーナーご夫妻とも個人的な背景を含め色々とお話をさせていただき、こちらも楽しくも有意義な歓談となった。
他のゲストやホストの方々と友人のように同じ時空を共有する、民泊スタイルのまさに醍醐味だ。

電池切れ

パッケージは古民家でも設備は最新、快適なユニットバスで弛緩して、床に就いた。


2024年6月23日(日)

夜半はよく降っていたようだが、朝起きると上がっており、滞在中、外で行動する時間帯は雨に見舞われることなく恵まれた。
6時過ぎに外に出、昨夕とは逆方向に歩いて、神社や調整池のあたりを散策してみた。
蒸し暑い。

春日神社にやってきた

ここにもお稲荷さん

池の脇を走る

転がる

さあ戻ろうか

ねぎ坊主の横で

朝食は、これでもかと品数が揃った和定食。
宿を開く前は、おばんざいなどを振る舞う料理店を切り盛りしていたという女将の腕が存分に発揮されている。
朝から手間暇が掛けられた贅沢を味わった。

ゴージャスな朝食

軒先でコーヒーを頂きながら、朝の散歩から戻ってきた看板犬のくま&はなとしばし触れ合い。
昨夜に続きご夫妻に様々なお話を聞かせていただいているうち、あっという間にお暇する時間になってしまった。
本当にリラックスして過ごすことができた一泊二日だった。
ありがとうございました!

はなちゃんと

くまくんと

お母ちゃんと

集合写真

道の駅 北はりまエコミュージアムに立ち寄って何やら物色してから、帰宮。

2024年6月25日(火)
ごく稀に仕事のことでも
仕事に関連することにここで触れることはほとんどないが、昨日最終回を迎えたドラマ「アンメット」については記しておこうと思う。
手前味噌のようで甚だ恐縮ながら、これまで観たテレビドラマの中で最高のクォリティだと言える。
既にインターネット上を中心に多く語られているように、視聴者全般の評価も高い。
正直、文字で読んだだけの時点では、ここまでの完成度に至るとは想像しなかった。
しかし、もちろん脚本は良くできていたことを礎に、演出、演技、音楽、撮影、照明、編集等、すべての構成要素が高いレヴェルで融合した末の結実が、見事に映像作品の形をとって発出された。
関係者の一人一人が、これまでのテレビドラマの既成概念に囚われず、持てる全力以上を発揮しようと、プロフェッショナルとして取り組んだ結果なのだろう。
末端の一人として関わることができたことを、光栄に思う。

2024年6月14日(金)
我が町でも蛍の乱舞
我が町を流れる小川でも蛍が飛び始めたという話を聞き、昨夜、夕飯後にふらりと出掛けてみた。
いるわいるわ予想を遥かに超える数の個体が舞っており、驚いた。
これほどたくさん見られた年は記憶にない。

スマホ撮影の動画から切り出した静止画

お友達の家で寛ぐ

川沿いのお友達の家でコーヒーをご馳走になって帰ってきた。

2024年6月13日(木)
京北町の古民家宿に泊まって帰途にしばしタイムトリップ
住所が京都市内であることが驚異とも言える秘境の奥座敷、京北町の古民家宿・徳平庵に泊まって遊んできた。
帰途は私が学生時代にバイトでお世話になったフランス料理店を営んでいたご夫妻を訪ね、しばしのタイムスリップ。


2024年6月9日(日)

どのルートで行くか悩ましいところだったが、京都縦貫道の園部ICで降りて向かう道を選択。
家から2時間弱で目的地の徳平庵に到着した。
京北町の中でも人口密度が高そうな都会?
早々に3頭の看板犬たちが出迎えてくれるのが、私のような者にとっては何よりたまらないウェルカムサーヴィス。
本館は見事な総茅葺屋根(葺替にはとんでもない費用が掛かるそう)の築200年、我々が泊まる犬OKの別棟も築150年という味のある古民家だ。

まずはどんと鎮座する貫禄十分、バーニーズのダイズ

人に対してちょっとシャイなバーニードゥードゥルとスタンプーのMIX・ハチ

とことんフレンドリーなフレブルのメメ

母屋は立派な総茅葺

別館・檜のリヴィングスペース

広い土間

中庭

荷物を置いたら、まずは付近を散策。
看板犬のうちの1頭・メメを道連れに、川沿いののどかな農道を中心に歩く。
涼しく快適な気温。
宿に居候している、半ばスタッフのような存在の大学院生・Sくんが同行してくれたが、私と同窓ということもあり(まさしく親子ほどの30年近く開いているが…)、色々と話に花が咲いた。

メメと夕散歩

農道は基本リードなし(笑)

宿に戻り、夕飯までまだ少し時間があるので、他の看板犬・ダイズ&ハチ、そして奥さんも交えて外でのんびり寛ぐ。
日本にもまだこんなところが残っているんだなあ。

皆でのんびり寛ぐ貴重な時間

ハチとの距離も縮まった

ぼちぼちかなと部屋に入って空水に夕飯を喰わせたら、もう一組の宿泊客の観光案内から戻ってきたご主人が、頼んでいた鹿肉料理を持ってきてくれた。
この地に生まれ、自ら鹿を捕える猟師でもあるというご主人は、熊と戦ってもなんとかなるんちゃうかなと思わせてくれるほどのド迫力であった。
後で聞くところ、若い時はサラリーマンをやっていて、独立後はこの宿を開く前に会社を経営、アパレルのデザイン等もされていたということだが、大変失礼ながら俄かに信じ難い、山男そのものの風貌だ。
ともかく、別注で所望した川魚のアマゴとアユも付けていただいたジビエ料理はとても美味、ヴォリュームも半端なかったので食べきれない分は持ち帰って翌晩の立派なおかずとなった。

鹿肉の各種料理と川魚2種の盛り合わせ

本館のカフェスペースの方を覗いてみたら、観光から戻ってきたアメリカ人ファミリーと宿の皆さんが手巻き寿司を頬張りながら楽しそうに歓談中。
ちなみにこちら、日本人よりも海外の客の方が多いようで、実にグローバル。

手巻き寿司パーティー中

食後は、京北町と言えば、ではないが、せっかくこの時期なので蛍見物に出掛ける。
またもや居候スタッフ院生のSくんが同行して穴場スポットを案内してくれ、小雨が降り出したのでどうかな…という危惧を見事に吹き飛ばしてくれる乱舞を無事に観ることができた。

iPhoneでもこれだけ写る

昔ながらの縦に深い浴槽に浸かって疲れを癒やし、床に就く。
外はしとしとと雨。


2024年6月10日(月)

目覚めると、雨はすっかり上がっていた。
6時から散歩に出て走り回り、すぐに足元はびしょびしょ。

近所にある廃校のグラウンドを走る

朝食の時間目指してカフェスペースの方に向かっていたら、ちょうど散歩から戻ってきた看板犬たちに出くわした。
ちょっと意外や、洋風ブレックファスト。
居候スタッフ院生のSくんも一緒に、美味しく楽しい朝のひと時。

散歩帰りの看板犬たちに出くわす

古民家でブレックファスト

3人で楽しく食卓を囲む

この後、Sくんは近隣の罠に掛かった鹿を引き取りにいき、ご主人がこの日も観光案内で不在のため、持ち帰って独りで捌き始めた。
コロナ禍の居候時に狩猟免許を取得し、解体の技術も身に付けたそう。
社会が停滞していた時期にしっかりと人間力を高める、素晴らしい若者だ。

後ろの解体所で仕事中

チェックアウトの時刻を大幅に過ぎるまで、コーヒーを頂きながら犬たちと遊びつつ、エアロビクスのインストラクターをされている奥さんと楽しく話をさせていただき、すっかり長居をしてしまった。
誠にお世話になりました。

遊びにきたメメ

タイヤに玉虫

大変お世話になりました なぜか妻の膝の上にメメ

ウッディー京北という道の駅に立ち寄って鮎寿司と鯖寿司の昼飯を食べつつ地元の人と触れ合った後、私が大学生の時にバイトをしていた松ヶ崎のフランス料理店・ルプティプランスを目指す。
4年前にオーナーシェフのAさんが倒れ、惜しまれながら閉業された。
この度、店舗兼住宅の建物を手放されるということで、店内にあった調度品を貰ってくれないかと、奥さんのHさんからご連絡を頂いた次第。

ウッディー京北で昼食を摂りながら地元の人とおしゃべり

ルプティプランスにやってきた

久しぶりにお会いするご夫妻はお元気そうで、ほっとした。
私が忘れているような昔のことも本当によく覚えておられ、驚くほどだ。
かつてAさんが大好きなビートルズのBGMが始終流れ、ご近所の方たちを中心に賑わっていた店内は什器もすっかりなくなり、がらんとしていた。
話しているうちに感極まるHさんの姿を見て、私も30年を超える時の隔たりに想いを馳せ、様々な感情が去来する。

店内は空っぽに

そしてご夫妻は私に、1980年の開店以来、40年に渡って壁からすべてを見続けてきたロートレックの大きなリトグラフを託してくれた。
私を思い出して声を掛けてくれたことこそが、言葉に尽くせぬ光栄。
ありがとうございました。
また必ず新居に遊びにいきますね。

記念の集合写真

京都市内のインバウンドの戻りを実感しながら、帰宮した。

2024年6月11日(火)
今季初観戦
先週金曜になるが、Kくんの関西遠征に伴う恒例行事を敢行、甲子園球場で阪神vs西武の交流戦を観戦した。
阪神ファンの犬友の娘さんも招いて。
楽天に3タテを喰らった後だったが、伊藤将司が好投し、5-1で阪神勝利、甲子園は大いに盛り上がった。

得点シーンに沸く甲子園

意外や早々に懲役が明け1軍復帰となった佐藤輝明は、2安打を放ったもののいずれもランナーなしの場面で、2度の好機では凡退…特に1アウト満塁でショートフライとは…。
しかし打席に入る度に大歓声が沸き、良くも悪くも注目されていることは間違いない。
外野に戻した方が良いと個人的には思うのだが…。





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