妻の誕生日祝にかこつけて、空水を連れて淡路島一泊旅へ。
宿は以前利用した友人から勧めてもらっていた南あわじ市のdesigner's villa EDGEで、福良湾の絶景と新鮮な地魚を堪能した。
2日目は高松に足を延ばし、空水の伯父にあたる大きなドーベルマンのロイの元気な姿を久しぶりに拝むことができた。
2024年1月15日(月)
南あわじに来たならば、少し遅めのランチはワカバカフェで。
今回はキーマカレーパスタとプレミアムパンケーキを頂いた。
わんこのみならず生きとし生けるものを愛するうら若きマダムがいつも優しく空水のお相手をしてくれる。
感謝。
20分ほどさらに南下し、チェックイン定刻の15時、EDGEに到着。
その名にふさわしい、空を鋭角に切り裂くファサードが出迎えてくれるが、圧巻は室内に足を踏み入れた瞬間、目に飛び込んでくる絶景だ。
窓の外には、午後の陽光に照らされてきらきらと輝く福良湾を滑るようにゆっくりと進んでゆく船がちらほらと。
誇張でなく、いつまで眺めていても飽きることはない。
施設はただスタイリッシュというだけではなく、それぞれ使われている設備や調度、小物等が悉く上質。
かつ、当地の淡路島に住まうプロフェッショナルたちの手による空間として仕立て上げられており、追って頂くことになる食事ともども、すべてを島で完結させようというそのコンセプトが良い。
決してぱっと見だけの"雰囲気もの"ではない、"本物"と感じた。
ちなみに、隣接する敷地にも眼下に海を望む大きなドッグランスペースがあり、これから芝を貼ってさらに進化させるとのこと。
夕飯のメニューはクボタ水産の地魚鍋をオーダーしていた。
ウマヅラハギの薄造りなど、街のスーパーではなかなか見られないだろう。
とにかく新鮮だということがよく分かる。
造りの歯応えは強烈だし、鍋に入れたものも身離れしにくいのは鮮度が高過ぎる故。
熟成とは反対のヴェクトルで勝負する、漁師町ならではの逸品を味わった。
カワハギ&ウマヅラの肝がまた生でも煮ても美味い。
これが1人前4500円とは、コスパも良過ぎではないか。
この日は妻の誕生日ということで、食後は宿を通してお願いしていたこちらも地元のケーキ店、yk cakeのフルーツタルトを、なんとか胃袋の隙間をこじ開けて美味しく頂いた。
生地しっかり、そして旬のイチゴがこぼれんばかりの満載で、主役にも喜んでもらえて何より。
空水の夜の散歩で外に出てみたら、たくさんの星が頭上に輝いていて驚いた。
地区にもよるだろうが、淡路島でこれほど見事な満天の星空が望めるとは、正直意外だった。
単に空水の排泄のためだけであれば、中庭があるといちいち準備して外界に出なくてもいいので、とても便利だと気付いた次第。
部屋同様、窓から絶景が望めるバスタブにゆっくり浸かって心身を緩め、眠りに就く。
2024年1月16日(火)
一夜明け、大きく開かれた寝室の窓越しに目に飛び込んでくるのが、福良湾の向こうに昇る朝陽だ。
寝床からこの景色に視界が埋め尽くされるという、これぞ非日常。
他に言葉はない。
8時に届けていただいた朝食は、もちろんこれまた近所にある、野菜酒憾 なみなみの手による和定食。
9品もの手が込んだおかずに、出汁が効いた味噌汁と炊きたてつやつやの白米。
これぞ日本の朝ごはん、が凝縮されたセットで、総身にじわりと沁みた。
再訪を誓って南あわじの宿を後にし、向かったのは家とは逆の方向。
大鳴門橋を渡って四国に上陸、徳島から香川に入り、高松で待っていてくれたのは、空水と同じお里の出身で伯父にあたるロイだ。
30kg弱の空水に対しロイ坊は45kgと、大きさは全然違うが、顔がよく似ているのだ。
そして同種のドーベルマンといえど毛並みの感じや肌触りは個体によって様々であるが、ロイ坊と空水はそれも本当にそっくり。
会うのは久々だが、もうすぐ10歳になるとは思えないしっかりした足取りと毛艶、そして目の輝きを感じ、嬉しい再会だった。
ロイ坊、ありがとう!
ロイのお母さんが地元のお友達、ホワイトシェパードの次元くんとゴールデンドゥードゥルのにこちゃんも呼んでいてくれて、待ち合わせ場所の広々とした房前公園を皆で歩き、わいわいと楽しいひと時。
次元くんは12歳の兄さんだがこちらもまだまだ元気、そしてにこちゃん母子とはお久しぶりの顔合わせだ。
散歩の後は行列必至の人気店、うどん本陣 山田家にご案内いただき、趣のある純和風の落ち着いた空間で、本場の讃岐うどんを味わった。
ロイ母には自分で栽培されている新鮮な野菜をたくさん、次元母&にこ母にも空水や人間用のお土産を賜り、誠に恐悦至極。
皆さま、ありがとうございました!
ロイ母より宝塚在住の共通のお友達宛に預かった地野菜セットをデリヴァリーしてから自宅に戻ったが、高松から西宮まで真っ直ぐ帰ればジャスト2時間、意外と近い。 |