今年は社会人になって以来おそらく初めて、丸々お盆を含む時節に長期休暇を取って軽井沢に滞在した。
なんと11泊12日。
当地に別邸を所有されている犬友達が不在にされる期間に合わせ、わんこたちの世話役を兼ねて留守番を務めさせていただいたという次第。
天候が快晴続きでなかったこともあるが、さすが標高1000m、朝晩は外気が冷たいほどで気温は20℃を切り、昼間もほとんどの日が30℃に届かず、滞在中ただの一度もエアコンを点けなかった。
わんこたちも酷暑とは無縁の環境で、すこぶる元気なのは道理。
お盆の時期の軽井沢と言えば、大渋滞の大混雑…と各所で聞き戦々恐々としていたが、お友達が移動等について的確なアドヴァイスしてくれたおかげで、不自由なくとても快適に避暑地の生活を満喫させていただくとともに、大型犬多頭飼いのあれこれを体験する貴重な日々であった。
滞在中には親族やお友達が3組ほど遊びにきてくれ、それもまた楽し。
また、自宅を不在にする間、残してきたリクガメや魚の世話をご近所のお友達が快く引き受けてくれたので、安心して軽井沢の日々を過ごすことができた。
心より感謝します。
これぞ留守預かりの連鎖かな。
2025年8月7日(木)
小雨模様の空の下、9時前に自宅を出発。
名神の高槻から大津にかけて長い渋滞があった。
養老SAで昼食を摂り、中央道に入って駒ヶ岳SAでドッグラン立ち寄り及び生しぼりりんごジュースを堪能。
岡谷ICで高速を降りて軽井沢を目指す途中、和田宿ステーション裏を流れる小川を視察した。





17時半過ぎにお友達別邸に到着、3ヶ月ぶりの再訪だ。
わんこたちも一緒に出迎えてくれた。
格段に涼しく、標高の高さを実感する。

お友達ファミリーがお出掛けになる2日前に現地へ入ったので、引き継ぎもゆっくりできる。
夕飯の食卓にはHさんの手によるご馳走が並んだ、美味い。
これまた美味しいデザートまで頂いた。


食後は町営の施設。木もれ陽の里にある温泉へ。
なんと1人300円、立地も近くて最高だ。
家に帰ってきて、ご友人たちと宴の最中で上機嫌のお向かいさん一行にご挨拶させていただいた。


2025年8月8日(金)
3時におしっこをさせ、4時にうんちをさせ、5時総員完全起床。
この日の朝はのんびり、庭で遊んでごはんを食べて。
やはり相当涼しい。

せっかくランニングシューズを持ってきたので、小1時間走ってきた。
北へ向かい坂を上り、あさまテラスの方まで足を延ばす。
千ヶ滝別荘地には住民用と思われる共用のドッグランがあった。
既にコスモスが満開で、浅間山と青空とのコンボは絶景かな。
走るとさすがに汗だくになるが、歩いている限りは汗をかかない気温、この時期としては驚異的だ。
標高が常時1000m超なので、高地トレ効果も期待できる?



9時のオープン時刻を目指し、軽井沢コモングラウンズにある軽井沢書店内に併設されたSHOZO COFFEE KARUIZAWAへ皆で向かいました。
クロワッサンのサンドウィッチにスコーン等を賞味。
全体的に樹冠に覆われて木陰で、足下はウッドチップ、そして魅力的な店が集積した、快適なエリアだ。



続いてお友達ご用達の川スポットへ遊びにいった。
さすが信州の川、水が冷たい。
雨の後なのでいつもよりは濁っていたのではないかな、と思われるが、それでも充分にきれい。

この後、風情のある追分宿に店を構える一歩ベーカリーでパンを購入。
天然酵母使用でハード系のドイツ風、西宮市民としてはアミーンズオーヴンを想起します。
さらに御代田のツルヤへ買い出しに。
3連休前の金曜、昼近くになり車と人がぐっと増えてきた。

まだ家には帰らず、その足で昼ごはんをを食べにpace aroundという素敵なカフェへご案内賜った。
住宅街にありながら店の周囲はまるで森のよう、そして雑貨店が主である内部はとても静謐な空間だった。
私は外のキッチンカーで販売していたグリルドポークバーガーと自家製ジンジャーエールを頂いたが、どちらも個性的で美味かった。


ここでようやく家に戻ったが、おもてなしのおやつでさらにお腹いっぱい。
午後は庭でハンモックに乗ってぶらぶらしたり。
夕方、近くにあるXIVの温泉へ連れていっていただいた。
湯はぬるめで露天が気持ち良く、ついつい長風呂。



夕飯はこの滞在に備えて発注していた丹波PIZZA KITCHEN のこのこのピザを焼いて皆で舌鼓。
Hさんが買ってくれていた朝採れのとうもろこし各品種も大変美味だった。


2025年8月9日(土)
3時半に空水がおしっこ、4時半から蠢き出したナラを5時過ぎに解き放った。
早朝、外に出ると半袖では寒いぐらい。
庭の一角に植えられた樹々に実っているブルーベリーを直接頂いた、美味い。



朝の散歩は西の方角へ、グラウンドでしばし運動。
この日も浅間山がきれいに見える。
陽が出たらわずかに汗ばむかな、という程度の涼しさ。



朝食はおにぎりと鹿ソーセージをメインに。
ピザ同様、滞在中の食糧として但馬のジビエ ココ鹿に鹿肉類を発注している。

食後、旧軽井沢のフランスベーカリーまでアップルパイを買いに出向いた。
同乗のお友達にばっちり裏道を教えていただき、滞在中の移動にもなんだか目処が立ったような。
既に3連休が始まっているので、沢村の前に列成す人の数がどえらいことになっていた。
そして家に戻る途上、まだ8時台だがやはり18号は渋滞が発生している、プリンスショッピングプラザを目指す人が多いようだ。


正午、ついに家主であるお友達のYさん夫妻が旅立たれ、留守番生活が本格的にスタートした。
子供たちのことはお任せあれ。
お友達とちょうど入れ違いで、妻の兄ファミリーが横浜から遊びにくることになっており、奥方のTちゃんと息子のRくんは間に合ってぎりご挨拶できたが、肝心の義兄は独りオートバイでこちらに向かい、なんと道を誤って到着遅れのためYご夫妻には会えず、残念。

アップルパイで義兄一行に一息ついてもらい、昼飯はRのリクエストである蕎麦を食べに、ハルニレテラスにあるせきれい橋 川上庵へ。
これまたどえらい人出だ、なんとか駐車場に滑り込み。
賑わっている分、大きな犬を3頭連れていると余計目立つようで、たくさんの視線と笑顔を感じ、声もたくさん掛けていただく。
30分近く並んだだろうか、美味い蕎麦を皆で頂いた後は、お茶でもするかと同じハルニレテラスにある沢村へ、もちろんここでも並んで待って、ようやくありついた。
恐るべし星野リゾート、恐るべし軽井沢。




帰って少し休んで、夕刻に再び星野エリア方面へ向かい、千ヶ滝温泉へ行った。
こちらも前回、GW明けの平日に訪れた時とは比べものにならない混雑ぶり、駐車場の車の数にまず驚いた。
ぬるめの湯で、とても気持ち良かった。

晩ごはんは家で、義兄が持参してくれた牛肉の大きな塊を妻がアレンジして仕上げ、他はダッチオーヴンで焼いた野菜にサラダ、のこのこのピザ等。
それぞれの出来栄えも良く、美味しくて楽しい夕飯時だった。
夜は久々にドラマなど観て、22時就寝。




2025年8月10日(日)
朝から予報通り、本降りの雨。
家でフルーツを食べたり犬たちとのたのた遊んだりしてから、9時半に予約しているかまど炊きご飯 御厨へ皆で朝食を頂きに。
繁忙期は早くから予約で満席になるという人気店で、店名の通り炊きたてのごはんを始めとする純然たる和のテイストがありがたい限りだ。
通常の雨であれば充分防げるテラス席で味わう朝食膳はとても豪勢な内容で、美味だった。






帰途、すぐ近くにある軽井沢発地市庭に立ち寄り。
なにやらイヴェントも開かれており、雨にも関わらず駐車場はいっぱいで人出もわんさかだった。

午後、義兄一家は上田市に住む友人のところへ出掛けていった。
時折勢いが弱くなる時間帯はあるものの、基本的には雨の一日。

夕刻、戻ってきた義兄一家とともにまた温泉でも入りにいくかと、再び発地方面へ山道を走りはるばる八風温泉に向かったら、この日は日帰り利用は不可で、併設のルグラン軽井沢の宿泊者のみに限るとのこと。
多客期につき受け入れ可能人数の兼ね合いを考慮しての措置なのだろう…。
態勢を立て直し、星野温泉 トンボの湯へ移動。
3連休中日の夜、傘をさして温泉の受付に並ぶ長蛇の列ができていたが、中に入れば充分なキャパシティを備えているので、ゆっくり入ることができた。

風呂から帰り、昨夜の残り物を中心にアレンジを施した夕食を美味しく頂いた。
そういえば今回の滞在に際しピザと鹿肉の他、味噌汁やスープ、おじや等、コスモス食品のフリーズドライ食品を持ち込んでいます。
三田母子チャレンジトレイルでの出店で知って以来愛用しており、重宝している。
軽井沢に来て4日目、明らかに喰い過ぎで胃が疲れてきている…。

2025年8月11日(月祝)
いつものように5時過ぎに起きると、雨が止んでいた。
雨雲レーダーによると7時頃まで降らない模様。
わんこたちを敷地内で少しだけ遊ばせた後、近所の運動場まで散歩にいくことができた。
朝食は一歩ベーカリーで買ったパンやフルーツで。



義兄一家はこの日、横浜に帰る予定だが、オートバイで来ている義兄のみ、雨が降るうちは安全のため長距離移動を控え、足止めでもう一泊、奥方のTちゃんと息子のRくんだけが車で帰ることになった。
その前にツルヤに寄ろうと、皆で送りがてら9時の開店目指して軽井沢店に行きましたが、既に広大な駐車場はほぼ満車に近いという恐ろしい状況…!
事前に教えていただいていた裏道を駆使しているおかげで、移動にストレスはなかった。


土産等を買い込んだ母子を見送った後、私たちは隣の湯川ふるさと公園へ。
遊歩道を散歩したりドッグランで遊んだり。
この時間帯も首尾良く雨が上がっていた。


家に戻り、残っていた最後のアップルパイをおやつに食べて、昼ごはんは玄米おにぎりと味噌汁、いわしのマリネにもずく等。
雨が止んでいるうちに、義兄はバイクをいじったり、我々はわんこを連れて初めての道を歩いてみたり。
雨がちなので蒸し暑いな…と思っても気温を確かめると23℃。
この季節に終日エアコンが要らないのが、繰り返すけど驚異的。




晩飯用のポテトサラダを仕込んでから、千ヶ滝温泉へ。
家を出てすぐのところで、道を普通に歩いている雉を発見した。
夕刻は大雨。


晩ごはんは妻がツルヤで仕入れてきた鮪のかまをオーヴン焼きにして、ココ鹿の鹿肉ソーセージ入りポテトサラダを添えた。
上出来、特に鮪のかま焼はヒットだった。
のこのこのピザも頂く。



何もすることがない夜、それぞれお気に入りの場所で眠りこける3頭を眺め、これが幸せというもの…としみじみ思う。
この日は、ソファの前に私の布団を敷き、わんこ全員フリーにして一緒に寝るという試みに挑んだ。

2025年8月12日(火)
全員フリーで眠る夜、楽しい試みではあったが、ナラがメガネを持ってきたりペットボトルを持ってきたりリモコンを持ってきたり、都合5回ほどは起こされただろうか。
ティナは私の腕枕ですやすやと寝ていた。
ガーミンで計測している睡眠のデータは大概良好だが、この日だけスコアが悪かったのは必定。

朝のうちは雨が止んでいるようだったので、芝生のグラウンドまで。
浅間山の姿は雲に隠れて見えなかった。


義兄は雨が降らない朝のうちに帰途に就いた。
標高2000mの高地を抜けるビーナスラインの方を回って帰るとのこと。
後に聞いたところ、やはり曇天で残念ながら絶景は拝めなかったそう。

客人が皆去り妻と2人、寂しいものだ。
8時半、くつかけダイニングで朝食を頂いた。
悪天候へっちゃらのインナーテラスがありがたく、とてもわんこフレンドリー。
本来、くつかけステイの宿泊客の利用がメインではあるが、外来客へのサーヴィスも行き届いている。
もちろん肝心の料理も大変美味で見た目も麗しく、小鍋で頂く湯豆腐を始めとする純和定食の品々に箸が進み、ごはんをおかわりするほどだった。
和洋幅広く、軽井沢には外に出掛けて良質な朝食を頂く文化が根付いているようだ。




日中は家でのんびり、フルーツを食べたり映画を観たりして過ごした。
雨は時折強く降りつけたり、束の間上がって少し明るくなったり。
気温は22℃前後。



夕飯は玄米を炊き、鯖のマリネに鹿ソーセージと玉ねぎ炒め、味噌汁、サラダ、そこにくつかけダイニングで買い求めたごはんの友を加えて。
ちょっと胃を休めないと…。
夜はもう1本映画を観て、滞在6日目にして初めて家の風呂に入らせていただいた。
24時近くまで夜更かし。


2025年8月13日(水)
昨夜はこれまで通り、ナラ&ティナをサークルに入れて眠るルーティンに戻したところ、やはり時間は短くとも良質な睡眠が得られたとのガーミン先生による診断。
いつものように5時過ぎに散歩へ。
雨はほぼ上がったが、辺り一面、濃い霧に包まれている。
近所にある2つのグラウンドをはしごする定番のコースを1時間余り歩いた。



今回のように幾日も家族として一緒に過ごしていると、ナラとティナの個性の違いがより深く分かる。
ナラは5歳ながら永遠のパピーのように天真爛漫な性格。
一方で排泄は周囲の目を気にして、上目遣いで窺いながら隅っこでこそっとする恥じらいがあったり。
また、肝心な時にはしっかりお姉さんとしてティナの盾になろうとする。
2歳の妹、ティナの方は警戒心強めの性質で、慎重かつ神経が細やか。
一見勝気だが、例えばおやつ等の取り合いになった場合はすっと身を引く平和主義なところもあり、いかにも女子といった感じ。
そして年齢的にまだまだ無限の体力を持ち合わせており、陸でも水でも運動量が豊富。

人間の朝ごはんは食パンにフルーツ、ヨーグルト等。
ヴァイタミックスも稼働した。

この日は予定がなく時間はたっぷりあることだし、と渋滞覚悟で昼からプリンスショッピングピラザに恐る恐る向かってみた。
さすがにメインの18号は避けてバイパスの方を東進し、南軽井沢の交差点を左折して北上、プリンス通りに入ったが、なんとまさかの渋滞なし、駐車場待ちもなし。
施設内はそれなりに混んでいたが、あまりのスムーズさにほっとするやら拍子抜けするやら。
ドッグランで遊んだりフードコートで買い喰いしたり。






帰りに発地の方に回り軽井沢レイクニュータウンに行ってみた。
軽井沢レイクガーデンは抱っこかカートでなければ犬は入れず、残念。

晩飯は鹿肉と野菜を焼いて主菜とし、玄米と味噌汁とサラダ等。
Netflixを観るなどぼーっと過ごし、家のお風呂に入って寝た。




2025年8月14日(木)
なかなかすっきりと晴れず、昨日に続き霧に包まれる朝。
気温は18℃とかなり涼しい。

いつもの散歩コースを逆回りで攻めてみた。
わんこたちは皆元気、快便で食欲もばっちりだ。
人間はパンとフルーツ、玉子と鹿肉ソーセージ等で朝ごはん、わんこにもヴァイタミックスにかけた野菜とフルーツをお裾分け。



午前はMLB中継を観たりしてのんびり。
軽くフルーツ等を腹に収めて、昼から晴れ間が出てきたので川遊びに。
既に場所を熟知しているナラ&ティナ、現地に近付くにつれ車内での興奮度合がものすごい。
雨の後で少し水量は多めだったが、濁りはそれほどでもなかった。
悪天候続きでなかなか思いきった運動ができなかったわんこたちのストレスもかなり軽減されたことだろう。



続いて御代田にある複合施設、MMoPへ立ち寄ってみた。
これはえらくアーティスティックな空間ではないか。
KOICHIRO COFFEEで、丁寧に一滴ずつ冷やす急冷アイスコーヒーと苦味がしっかり効いたコーヒーゼリーを頂いた、どちらも美味。




その足で、早めに晩飯を食べようと、17時開店の地粉やという蕎麦店に行ったが、夜は予約で満席とのこと。
事前の情報では予約不可で来店順ということだったが、どうやら最近方針が変わったよう。
そういえばもう少しだけ足を延ばしたところにお友達推薦の店があったぞ、と思い出し、席に空きがあることを確認して、飯綱山公園内にあるスタラス小諸のイタリアンレストラン、GKへ向かった。
元々標高が高いこの辺りだが、さらに高台の上にあって周囲360℃、大パノラマの眺望である。
黒毛和牛すじ肉のボロネーゼにラムチョップ等を頂き、料理も美味しかった。
この日は外のテラスを利用したが、店内もわんこOKというフレンドリーぶり。




夕闇迫る中、食後は店の上にある歴史広場なる富士見城跡を少し散策してから、帰途に就いた。
わんこたちよ、晩飯が遅くなってすまぬの。


2025年8月15日(金)
わんこたちは昨日川でしっかり運動したので夜はぐっすり、なかなか朝起きてこなかったので、庭で排泄等のみしてから食餌。
人間は軽めにフルーツとヨーグルト、ヴァイタミックスを食し、9時半に予約しているアジアンテーブル モンカイという近所の店へ向かう。
一家言持つオーナーシェフが基本一人で切り盛りされている薬膳料理主体のアジアンレストラン。
頂いた朝粥の膳はどの品も大変美味しく、また疲れた胃腸にダメージを与えるどころか食べるほどに五臓六腑に沁み渡って癒やされるような、優しい料理だった。
杏の種子から手作りしているというこだわりの杏仁豆腐をテイクアウトで。






今日は暑くなりそうだな、と思って気温を見れば26℃。
西宮に帰ってやっていけるのだろうか?

昼は晴れ間が見え、わんこたちの充電も完了したようなので、昨日に続き川へ。
ひたすら石投げを要求し、それを探して水中に潜るナラと、流れに乗ってすいーとドリフトした後は、逆らって上り返すという動きを繰り返すティナ。
遊び方もそれぞれだ。




午後、この日から遊びにきてくれる東京在住の妻の友人、Sちゃんを中軽井沢駅でピックアップ。
ツルヤに寄って少々買い物をしてから家に戻った。
2人と1頭よりもやはりお客人が来ている時の方が楽しい。
一息入れがてら、モンカイで買い求めた杏仁豆腐を3人で賞味したが、確かに他では食べたことがない唯一無二の味わい、白木耳がとても良い働きをしており、絶品であった。



晩ごはんはココ鹿のもも肉をしゃぶしゃぶ風にして、タンとハツはナスとともに炒め、蒸篭蒸しにした野菜と前日までの残り物を加えた。
食後は犬たちに留守番を任せ、星野温泉 トンボの湯へ。
時刻が遅めだったこともあり、前回、前々回ほどは混んでいなかった。
風呂から上がると、頭上には久しぶりに晴れ上がって星が瞬く夜空。





2025年8月16日(土)
今日もわんこたちは深い深い眠りの中、なかなか起きてこない。
5時半に私が痺れを切らし布団から出る。
食餌をあげて、庭のデッキテラスでフルーツを食べてから、近所のゆずはcafeに朝食を摂りにいった。
玉子トーストやオープンサンドも秀逸だったが、何よりドイツ風パンケーキのインパクトと存在感がすごかった。
こちらもわんこフレンドリーで、とても気持ちの良いテラス席。





9時半頃、私の大学時代からの友人、高崎在住のKくん夫妻が遊びにきてくれた。
軽井沢は群馬と境を接しており、高崎からは高速道路を使わず1時間ほどで来れるそう。
自分のところで作っている米と梅干を持ってきてくれた、ありがたや。
米は脱穀したての搗きたてという新鮮さ、さすが兼業農家。
久しぶりに旧交を温めて楽しい時間だったが、米作りはこの時期忙しいそうで、昼頃慌ただしく帰っていった。


午後は庭にハンモックを吊って木陰でのんびり。
Sちゃんはしばしガチ寝していた。
暑いなあと感じ、実際数日前より気温は上がっているが、それでもやっぱり26℃。


朝の散歩にいっていないので、エネルギーを発散すべく夕刻、川で短時間遊んだ。
メインは木片投げ。



その足で離山通りにあるHamy's 軽井沢というレストランへ夕飯を食べにいった。
オーストリア料理なんだとか。
ちなみに裏道駆使のおかげで旧軽井沢方面への移動も今や恐るるに足らず。
きっちりコース料理が提供される落ち着いた店内は、このテイストでありながら全席わんこOKという稀有なありがたさ。
味、サーヴィス、雰囲気ともに満足の素晴らしいディナータイムとなった。




一旦帰ってわんこたちに晩ごはんをあげ、この夜も留守番願い、浅間天空の湯という初めて行く温泉目指して出発。
街灯一つない漆黒の闇を辿っていったその奥に忽然と現れるコンクリート造のモダンな建物こそ、この温泉がある軽井沢天空ホテル&リゾートだった。
行く途中、離合も困難な峠道の脇にある農地に佇む多数の鹿を目撃。
これまで訪れていた他の日帰り温泉施設と違い、ここは5人も入れば窮屈なほどの小さな規模ではあるが、湯はぬるぬるで温泉成分が非常に濃厚と思われる。
また、明るい時間帯であればその名が示す通り、大きな窓の外に絶景が見えるようだ。
なかなかアドヴェンチャーな入浴体験であった。




2025年8月17日(日)
5時過ぎに空水が最初に起き、以降順次始動、皆でいつものコースを散歩した。
青い空を背景に浅間山がきれいに見える。



庭のデッキテラスでマンゴーを食べてから、軽井沢コモングラウンズのSHOZO COFFEEに出掛け、玉子クロワッサンで朝ごはん。
気持ちの良いテラス席で寛ぎながら、軽井沢書店で土産を物色したり出張販売の黄金桃を買い求めたり。






購入したいものがあったのでくつかけテラスを経由してから、やはり信州に来たら一度は…というSちゃんの所望もあり、蕎麦を食すべく軽井沢発地市庭の手打ちsoba 香りやへ。
人気の名店、きこりの支店である。
デフォルトでくるみだれが付いてくるのが嬉しい。


発地市庭をうろついている際、わんこたちが何やら急に反応を示し、ぐいぐい歩いていった先にいたのは、虎次くんと伊邪那ちゃん。
あ、プレサカナリオがいる…と私も気になっていた。
飼い主さんが自ら捕獲、加工された鹿や猪のジャーキー等を中心に扱って栃木から出店のため来られており、彼らが看板犬を務めていた。
かっこいい大型犬たちとのご縁を賜った。


この日東京へ帰るSちゃんを軽井沢駅まで送り届け。
2日前に来た時は、しなの鉄道で一駅動いてもらったが、既に混雑のピークは過ぎたと思われ、裏道使用でスムーズに辿り着けた。

今日の夕方、いよいよ家主のYさん夫妻が帰ってこられる予定なので、午後は家で掃除などして受け入れ態勢を整える。
軽井沢に来て初めて最高気温が30℃を超える暑い日だ。

18時半、ついにお友達夫妻が無事8日ぶりに帰還された。
ナラ&ティナは当然、これぞ狂喜乱舞とばかり、たっぷり父母に甘える。


昨日Kくんが持ってきてくれた米を炊き、味噌汁など用意していたところ、海の向こうから帰ってこられたご夫妻には大変喜ばれ、何より。
互いの日々の報告などに延々と花が咲き、楽しい夜の時間は瞬く間に過ぎるのであった。


2025年8月18日(月)
空水は5時に活動を開始、ナラ&ティナは30分ほど遅れて蠢き始め、6時に解放した。
朝は皆でゆずはcafeへ。
一昨日、Sちゃんと3人で行った時のメニューに、この日はフレンチトーストを加え、4人でシェア。
朝の空気がとても心地良いテラスで、美味しい時が流れた。




私たちは帰り支度を整え10時半、後ろ髪を引かれつつ、ついに軽井沢を後にする。
Yさん夫妻にはこの度、本当に貴重な機会を賜った。
一言ではとても表現しきれない、楽しい非日常の日々であった。


ヘルシーテラス佐久南で地の農産物をしこたま買い込み、教えていただいたちゃたまやにも立ち寄って卵やらカステラやらを仕入れジェラートを頬張ってから、中央道に乗る。
駒ケ岳SAでちょっと遅めの昼ごはんを食べてからは、西宮までノンストップ。
中央道の工事渋滞やら名神京都界隈の自然渋滞やらあり、全行程は往路と同じく約9時間、19時半に帰り着いた。
空水もお疲れさま。




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