海洋空間水槽日誌


2005年12月1日(木)
貪欲なスネークヘッドと剛胆なコリドラス
このところ食欲旺盛なレインボースネークヘッドであるが、
今夜も冷凍赤虫を元気よく食べ、「キャット」も2粒ほど平らげた。
それからしばらくして、夜中寝る前にもう一度様子を観ておこうかと水槽の前に行ったら、
そのスネークが何やら物欲しそうな顔をして中層にとどまりながら
僕の方をジッと見ているではないか。
まだ喰うか、と「キャット」をもう1つポトリと落としてやったら、
すぐさまパクリと喰い付き、底でアグアグと飲み込んでいた。

コリドラスはスネークだろうがパラオトシンだろうがまったく気にすることなく、
時には彼らを押しやりながら自分たちのペースで餌をがっついている。
そして60cm水槽Bのコリドラスは
デカ・シルヴァーシャークだろうがまったく気にすることなく体当たりをかましている。

2005年12月3日(土)
貪欲なスネークヘッドと剛胆なコリドラス、再び
今日はなんとスネークヘッドが、未だピンセットに挟まれて水面上にある冷凍赤虫の塊に、
水中から頭を突き出してかぶりつきにかかった!
こりゃものすごい食欲だ。

そして同居している満腹コリドラスたちは相変わらず恐いものなしで、
スネークヘッドの腹の下に潜り込んで「キャット」をつつき続けていたりする。

2005年12月4日(日)
ブラックモーリーの稚魚を水槽内に放す
全水槽の換水&掃除を実行。

今まで産卵箱に入れていたライアーテール ブラックモーリーの赤ちゃんを今日は箱から出した。
8月26日の誕生以来、3ヶ月と少しが経過している。
サイズは2cmほどだろうか、これならもう餌とは思われまい。
最初の頃は今まで産卵箱があった場所付近からなかなか動こうとはしなかったが、
時間が経って慣れてくると水槽中を泳ぎ回っていた。

水槽内に放たれたブラックモーリーの稚魚

ブラックモーリーの大人と子供の2ショット

35cm水槽の「水作エイト」のスポンジフィルターと活性炭カートリッジを交換した。

すっかり遊泳が板に付いてきた120cm水槽のホーリーであるが、
今夜は「キャット」と「コリドラス」を落としたら、すぐに目の前のそれらに喰い付いた。
こいつもなかなかのリラックス状態にあるみたいだ。
行った主な作業
・120cm水槽換水(約40%)
・60cm水槽A換水(約50%)
・60cm水槽B換水(約40%)
・35cm水槽換水(約50%)
・35cm水槽の水作エイトのフィルター&カートリッジ交換

2005年12月6日(火)
プレコの餌は「ひかりクレスト プレコ」
60cm水槽Bの大海原に旅立ったブラックモーリーの仔、
実は1日ほど経過した時に体表に白点らしきものが出ていたんだが、
今日になってみたらほぼ収まっていた。
これまでは産卵ボックスの中で常に水温が高めの上層にいたのだが、
放流されて後しばらく底層をうろついていたので冷えたのかもしれない。
今は学習したのか、ずっと表層に漂っている。

120cm水槽のやつらが早々にタブレットフード類を喰い尽くしてしまったので、
冷凍エビを与え、さらには「ひかりクレスト プレコ」を投入。
そしたらブラックアーマードプレコが「プレコ」を食べていた。
プレコが「プレコ」を。
正しい。

2005年12月10日(土)
ブラックモーリーの母仔が見当たらない…
昨日、「ブラックモーリーの赤ちゃんとお母さんが見当たらない」という知らせを
妻から受け取ってはいたんだが、帰ってみると果たしてその通りであった。
ウィローモス付き流木を取り出して探ってみたりしたが、
脱皮直後のツルンヌルヌルとした気色悪いエビが数尾出てきただけで、
目的のモーリー母仔はいなかった。
どこかで朽ち果て死骸も喰われて分解されてしまったのだろうか。
妻も僕も周りは一通り探したので、外には飛び出していないと思う。
何にせよ不可解かつ、すこぶる残念な出来事である…。
まさかあのサイズだからシルヴァーシャークのデカいやつに喰われたということもないと思うが…。
これでブラックモーリーは大人2尾、
一番デカいオスと白点気味だった(今は元気)小さいメスだけになってしまった。
近々60cm水槽Bにまた何か追加しようか…。

120cm水槽のホーリーが今日は珍しくタブレットフードを投下直後にいくつか立て続けに食べた。
すっかり巨大化したナイフフィッシュは底なしの食欲を相変わらず見せつけている。

60cm水槽Aのスネークヘッドは今日も赤虫に飛びついた。
行方不明になった主な生体
・ライアーテール ブラックモーリー×2(うち1尾は稚魚)

2005年12月11日(日)
コリドラスは剛の者
全水槽の換水を実行。
35cm水槽は約半分、あとの3つは40%ほど。
120cm水槽のフィッシュレットのフィルターを交換、35cm水槽の外掛けフィルター内部を清掃した。

コリドラスたちは水換え中もまったく動じることなく餌をつつき回っている。
肝の太さたるや素晴らしい。

肝の太いアカコリドラスを正面から
行った主な作業
・120cm水槽換水(約40%)
・60cm水槽A換水(約40%)
・60cm水槽B換水(約40%)
・35cm水槽換水(約50%)
・120cm水槽のフィッシュレットのフィルター交換

2005年12月12日(月)
母モーリーの遺体回収、そして外部フィルターにまつわるアクシデント
数日前より姿が見えなくなっていてその生存が絶望視されていた母ブラックモーリーの遺体が今日、
妻の手によって発見され、回収された。
流木に巻きつけられて生い茂ったウィローモスに埋まっていたそう、やっぱり。
夜寝る時に奥の方に入って行って、そのまま体にモスが絡まって身動きが取れなくなってしまったか、
あるいは流木の穴の中に入り込んだら出られなくなってしまったのか。
子供の頃に読んだ怪奇現象を特集した本に載っていた、サルガッソー海域の魔の海草みたいだ…。

そして深夜3時、さあ水槽の様子でも少し見てから寝ようかなと思っていたその時、
とんでもないハプニングが発生した。
60cm水槽Bにつながっている外部フィルター、
エーハイム2215のホースのちょっとしたねじれが気になっていじっていたら、
突然本体から吸水側のホースがポロッと外れて水浸しに!
わー!
とりあえず拭いて再セットしたけど、やっぱし吸水側から水が抜けている分、
ポンプの吸い上げパワーが弱まった。
こりゃまた本格復旧には一度水を抜いて呼び水をしなければ吸い上げないかな、
変な音がコポコポしてるぞ…。
少しずつ時間を掛けて水を吸い上げていき、自然治癒する可能性もないわけではないので、
期待せずに1日待ってみようか。
回復していればいいんだけど…。
死亡が確認された主な生体
・ライアーテール ブラックモーリー×1

2005年12月13日(火)
外部フィルタートラブル、一旦収束
昨日発生した外部フィルターのトラブルによるポンプの水吸い上げパワーダウン症状であるが、
時とともに無事解決したみたいで、機能的にはすっかり復旧していた。
まずはよかった。

2005年12月14日(水)
ホーリーが冷凍エビを続けざまに
120cm水槽にはタブレットフードと冷凍赤虫の他に、
2〜3日に1度ぐらいの割合で冷凍淡水エビを与えているのだが、
今日深夜にエビを投入したらその直後、僕が見ている眼前でホーリーが4〜5匹立て続けに食べた。
最近警戒心が解けてきたらしいとはいえ、
これだけ多くの量を一度に食べるのを見たのは初めてのような気がする。

2005年12月17日(土)
みんなが餌をがっついた日
今日もホーリーはものすごい食欲を見せ、
タブレットフードを僕が見ている前で7〜8個ほどバクバクと連続で食べた。
モグモグと喰うのが下手でよく吐き出していたのがまたご愛嬌。

ホーリーばかりでなく、コリドラスはもちろんオレンジフィンレオパードトリムやスネークヘッド、
さらにはパラオトシンクルスまでも投入直後から速やかに餌をがっついていた
ちょっと珍しい日であった。

オレンジフィンレオパードトリムプレコ

パラオトシンクルスマクリカウダ

2005年12月20日(火)
スネークヘッドは水面から顔を出して餌に襲い掛かる
今日のスネークヘッドの食欲はすごかった。
最初の冷凍赤虫半パックをいつものようにがっついてまずは食べ、
数時間後にふと見やるとまだ水面近くにジッと留まってこちらを見つめている。
試しに金網蓋を少し持ち上げて指を近くに持っていってみたら、明らかに反応して上を見上げた。
そこでもう半パック、赤虫を追加投入することを決定。
それをピンセットで挟んで水面上に持っていったら、水面から顔を飛び出させてつつきに来た!
うーんこりゃすごい。
バクバクとこの塊も胃に収めたスネークであった。

食欲旺盛なスネークヘッド 分かりにくいかもしれないが腹が膨れている

2005年12月22日(木)
120cm水槽の王はナイフフィッシュ
スネークの食欲はさらにさらに留まるところを知らず、一昨日に引き続き昨日、
そして今日も赤虫半パックを2つずつ、つまり1日1パックをペロリと平らげたのであった。

サイズが倍ほども違うので仕方ないが、
今や120cm水槽の支配者はホーリーではなく完璧にスポッテッドナイフフィッシュである。

全長約34cm、堂々たるスポッテッドナイフフィシュ

かつて覇権を賭けて雌雄を決さんとしのぎを削っていた往時の面影はなく、
ナイフが泳いでくるとホーリーはスタコラと逃げて行く。
でも再三書いているように、タブレットも冷凍エビもバクバクと、
ホーリーの食欲も最近は復活著しく精神状態も悪くなさそうなので、
それなりに水槽内の秩序は保たれているみたいだ。
最近は外傷を負う魚もいない。

2005年12月24日(土)
外部フィルターがとても気になる
今晩はスネークヘッドが「キャット」を2粒と冷凍赤虫をいつものように半パック食べて
お腹がパンパンになっていた。

しかし60cm水槽Bの外部フィルターの吸い上げパワーは本当に弱い。
早くメンテしたいよ〜。
今はまったく時間がない。

2005年12月27日(火)
さらに逼迫してきた、外部フィルターの状態
昼間会社で仕事をしていたら、すでに昨日仕事を納めて在宅中の妻から電話。
何事かと思いきや、懸案の60cm水槽B用外部フィルター、
エーハイム2215のポンプが異音を発生して正常に働いていないということで、
とりあえずコンセントを抜いておくように指示。
帰宅してから一旦ドレインから水を抜いて再接続。
何とか持ち直した。
内部でカスでも詰まっていたのだろうか。
次に時間ができたら一度徹底メンテをせねばな。

2005年12月29日(木)
ブラックモーリー、残り1尾…
当初より白点気味で虚弱気味だった感のあるライアーテール ブラックモーリーの個体が
ついに死んでしまった。
浮いていた。
合掌。
これでモーリーは1尾のみになってしまった。
どうするか…。
死亡した主な生体
・ライアーテール ブラックモーリー×1

2005年12月30日(金)
さらに逼迫してきた、外部フィルターの状態
今年最後の水換え&掃除を行った。
久方ぶりになってしまった。
いつものように50%〜60%ほどの水量を水槽に残しての換水だが、
今回は間隔が空いてしまったのですでに大分水が減ってしまっていたので、
60cm水槽Bや35cm水槽などは水をほとんど抜くことなく、コケブラシでこするのみになった。

今回も調整により何とか持ち直しはしたが、
やっぱり60cm水槽Bの外部フィルターのポンプは性能を少し落としてしまっているみたいで、
近日中にオーヴァーホールっぽいことをせねばなるまい。

この機会に35cm水槽にいたアカコリドラス1尾を60cm水槽Aに、
オトシンクルス1尾を60cm水槽Bに移す。
最初は特にアカコリなんかは呼吸も荒く大分戸惑っていた様子だったが、
慣れるに従い挙動も落ち着いてきて、先住のアカコリ2尾とともに行動をし出した。
不思議なものでこのアカコリに限らず、
シロコリもクラウンローチもちゃんと同属のものたちが固まって集団行動をとる。
しかも色の違いもちゃんと彼らの本能は考慮に入れているようで、
シロコリとアカコリは狭義でいうと同種とはみなされておらず、追従行動をとるのは同色の種のみ。
素晴らしきかな。
オトシンクルスも2尾並んで仲良くガラス壁に張り付いている。
やっぱり先住のやつの方が太っているし、少し全長も長い。
買ってきた当初はほぼ同じ大きさだったはずなので、
環境の違いでやっぱり60cm水槽Bにいた個体の方が成長を遂げたみたいだ。

晩、いつものように餌をやったが、やはり水換えした日は喰いが悪い。
特にスネークヘッドなんかは。
やっぱりこなれてきた水の方が心地良いのかな。
移送したばかりのアカコリも初めて目にするであろう赤虫をちゃんとパクついていた。
行った主な作業
・120cm水槽換水(約50%)
・60cm水槽A換水(約40%)
・60cm水槽B換水(約40%)
・35cm水槽換水(約40%)
・コリドラス アエネウス×1を35cm水槽→60cm水槽Aに移送
・オトシンクルス×1を35cm水槽→60cm水槽Bに移送


2005年12月終了時点
120cm水槽
・スポッテッドナイフフィッシュ×1
・ポリプテルス デルヘジ×1
・レッドフィンホーリー×1
・ブラックアーマードプレコ×1
60cm水槽A
・レインボースネークヘッド×1
・オレンジフィンレオパードトリムプレコ×1
・パラオトシンクルスマクリカウダ×2
・コリドラス アエネウス×3
・コリドラス アエネウス アルビノ×2
・ヤマトヌマエビ×7?
60cm水槽B
・クラウンローチ×3
・シルヴァーシャーク×3
・ライアーテールブラックモーリー×1
・オトシンクルス×3
・コリドラス アエネウス×2
・コリドラス アエネウス アルビノ×2
・ヤマトヌマエビ×5?
35cm水槽
・ヒメダカ×6
・ヤマトヌマエビ×2?

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