数日前倒しになるが、妻の誕生日祝ということでオーベルジュ喜久屋へ泊まりにいってきた。
その数日後には空水も誕生日を迎える。
2026年1月9日(金)
綾部に着いてみると、日陰の部分にはまだ雪が多く残っていた。
前日までにそこそこ降ったようだ。
看板犬のルークのお出迎えを受け、定刻より少し早めにチェックインさせていただいたが、中では既に薪ストーヴを焚いて暖かく整えてくれていた。
行き届いたおもてなしに加え、ウェルカムお薄と主菓子が嬉しい。



晴天の下、午後の散策に出掛けた。
この日は外気が柔らかく、アウターを着て歩いていると汗ばむほどだ。





宿に戻り、夕飯前にお楽しみの入浴。
ここの風呂はとにかく最高、檜の枠が付けられた石の浴槽はひたすら大きく、手足を存分に伸ばすことができる。
奥にはサウナも完備。
明るいうちに入る風呂は本当に気持ちが良い。






こちらはオーベルジュなので、もちろんメインイヴェントは食事である。
八寸の黒豆一つからして、口に含んだ瞬間に沁み渡る旨さがもう際立っているではないか。
この日も新春の旬が詰まった逸品の数々をじっくり賞味させていただいた。
良い素材を使って適切なヴェクトルで手間暇を掛ければ、料理はここまでのものになる…という具体的な形がまさしく示されている。
ぐじの造りはおそらく初めて食べたが、まるで海老の身のようなとろける口当たり。
いくつもの工程を経て仕上げられた牡蠣のあんかけご飯もとにかく美味かった。









空水は終始、客の一人かのようにカウンター席に座って参加しているのであった…。
犬を連れてリラックスして、これだけの料理がこの環境で頂けるという場所も稀有だなあと、毎度ありがたく思う。
ご用意してくれたバースデイケーキまでしっかり頂いて、人犬ともに膨れたお腹を抱えて夢の中へ…。


2026年1月10日(土)
朝起きたら薪ストーヴに点火し、まずは暖を確保。
この薪ストーヴも大型で、大変扱いやすい。
薪が上等というのも、ベネポルティアと同じく。

ほどなくして遊びにきたルークとひとしきり絡んでから、これまたお待ちかねの朝ごはん。
夕飯同様、和食のポテンシャルを限界まで引き出した一つのスタイルと言えるだろう。
完璧。




荷物をまとめ、宿隣接のドッグランでしばしルークと戯れ。
文字通り雲一つない快晴だ。
こんなことならドローンを持ってくれば良かった…後の祭り。



此度もすっかりお世話になったオーベルジュ喜久屋を後にし、帰る前に近隣の不動の滝に至る林道を少し歩いた。
輝く木漏れ日が美しい。
鹿の脛骨らしきものが落ちていた。


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