海洋空間水槽日誌


2005年8月3日(水)
ナイフが初めて「キャット」を飲み込んだ
件の「フィッシュレット」だが、それなりには意味ある働きをしてくれているような気がする。
油断すると餌の赤虫まで吸い取ってしまうので、
給餌からしばらくはエアーを止めておかなければいけないが。

まったくもって相変わらずだが、ショートノーズガーの底なしの食欲は留まるところを知らない。
今は他の魚たちに先立って「カーニバル」を15粒ほど与えているのだが、
あっという間にそれらを食べ尽くし、すぐに底棲魚たちの餌横取りに立ち回る。
「キャット」、「コリドラス」、冷凍赤虫、すべてはガーパイクの胃の中に…。
もう30cm近いんじゃないだろうか?
朝昼間、寝てる時は水面近くにフラフラと浮かんでいる、
つまり大多数のノーマルなガーたちと同じように振る舞っているくせに、
餌どきになるとまるでナマズよろしく底をズリズリと這い回っている。
普通、体調を崩すとガーの仲間は底近くでジッとたたずむ、と言われるが、
うちのショートノーズは餌を喰うために、底で待っているのだ…。

そしてスポッテッドナイフフィッシュがついに「キャット」を飲み込むまでに成長した。
少し前から、興味を覚えてくわえてはいたのだが
いかんせんサイズが大きすぎて口の中に放り込むことができず断念していた模様。
やっぱりナイフも成長早いなあ。
人工飼料に簡単に餌付いてくれるから楽だ。

2005年8月6日(土)
換水&清掃作業にも慣れてきた
仕事より帰宅後、3つの水槽の水換えを行う。
すべて換水量は約半分、120cm水槽は底砂掃除も。
かなり手順も慣れてきたのか、いつもは妻に手伝ってもらいながら2時間近く掛かっていたのが、
今日は1人で1時間ほどで完了した。

夜中、60cm水槽で1匹死んでいるヤマトヌマエビを発見、撤去した。
道理で最近4匹しか姿が見えないと…。
行った主な作業
・120cm水槽換水(約50%)
・60cm水槽換水(約50%)
・35cm水槽換水(約50%)
死亡した主な生体
・ヤマトヌマエビ×1

2005年8月7日(日)
レオパードとスネークのヒレが傷付いている
夜、外出先から帰ってきて真っ暗な部屋の明かりを灯した瞬間、
今まで広々のびのびと遊んでいたっぽい120cm水槽の住人たちが
サーっとそれぞれの持ち場へと帰っていった。
外国の童話などに出てくる、
人が寝静まった夜の間だけ歩きしゃべるという人形やぬいぐるみみたいだ。

そしてふと目をやるとオレンジフィンレオパードトリムプレコの背ビレが
見るも無残に裂けているではないか。

レオパードの背ビレが損傷している

レインボースネークヘッドのヒレも少し裂けている。
暴れてどこかにぶつけたのかそれとも他魚にやられたか。
僕は後者の方が可能性は高いと思っているのだが、何といっても証拠がない。
人が見ているところでは決してケンカをしている様なんか感じさせないしなあ。

ポリプテルス デルヘジはよく水槽のガラス面に沿って真っ直ぐピーンと寝そべっているので
サイズを測りやすい。
今日測ったら18cmになっていた。

2005年8月8日(月)
深夜にホーリーが飛び出すという大事件発生! も奇跡的に事なきを得る
スポッテッドナイフフィッシュが今日はなんと「ひかりクレスト コリドラス」を食べてしまった!
粒が大きいので四苦八苦していたが、のどに詰まらせそうになりながらも結局は飲み込んでしまった。
何たること。
ショートノーズガーといいポリプテルス デルヘジといい、「コリドラス」、好きなのか?

そして深夜、とんでもない大事件が発生する。
実はここ2日ほど、
申し込みしそびれてしまった海遊館のおとまりスクール&ナイトツアーに未練を残して、
というわけでもないのだが、寝室ではなくて水槽の置いているリヴィングに布団を敷いて寝ていた。
薄明かりの中、いつもは人の目を意識してあまり動かない魚たちが動き回る様子など、
普段は見られない姿を見ようと。

そんな風に、この日も水槽の前で眠りこけていたAM3:30、
何か足元に強烈な違和感を感じて目を覚ました。
何が何だか分からない混乱した頭の中、
“何か”が足元の布団の上でうごめいている様が感知された。
「なんだなんだ!?!?!?」
寝ぼけまなこのまま本能的にその“何か”に手を伸ばしつかんだら、
それはレッドフィンホーリーだった。
ビチビチビチ。
「うわあ、電気点けろ!」
横で寝ていた哀れな妻を叩き起こす。
這う這うの体でホーリーを水槽にブチ込む。
「いったい何が起こったんだ…!」

ガラス蓋の隙間から飛び出したとしか考えられない。
一応隙間の上にはことごとく金網を載せて
重し代わりにアカメ型の陶器製箸置きを置いていたのだが、
そんなもんは重しにもならなかったみたいだな…。
むう…。
採るべき対策、考えなければならない方策はたくさんありそうだが、
とりあえず今はさらに重い重しを水槽蓋の隙間の上に載せとく。

しかし、本当にたまたま、“たまたま”、リヴィングで寝ていたからよかったものの、
いつも通り寝室で寝ていたらひとたまりもなかった。
妻は6:30に起きるので、夏だし、
ひょっとしたら3時間ぐらいなら空気中でも生き延びていたかもしれないが、
それでもダメージを受けることは必至。
まさに、不幸中の幸い。

とにかくまだまだ書き足りないことがたくさんあるくらい、肝を冷やした出来事であった!

2005年8月9日(火)
人間模様ならぬ魚模様が面白い
60cm水槽の4尾のライアーテールブラックモーリーたちの中には
当初からある程度の力的上下関係が存在していて、
時に大きいヤツが小さいのをつついて追い回したりしていたのだが、
ついにこれまでそうした傾向のなかったクラウンローチたちの中にも
階級がどうやら発生してきた模様である。
普段はそういったこともなく仲良くやっているのだが、食餌時に限って、
3尾の中で一番大きめの(といってもほんのわずかな差だが)個体が他の2尾を追い払うのだ。
今までは3尾で仲良く(というのもおかしな表現だが)、
時にはシルヴァーシャークやモーリーやヤマトヌマエビも交えて
コリタブの奪い合いなんかを繰り広げていたのだが、今は大きいヤツが独り占めしていたりすることも。
水槽の中には人間模様ならぬ魚模様がある。
1尾1尾個性があって面白い。

2005年8月10日(水)
スネークヘッドがいじめられているということに気付いた
今日もデルヘジは「カーニバル」を4粒と冷凍赤虫を相当量、
そして「キャット」を2粒ほど食べた、僕が見ている限り。
大食だ。
もちろんショートノーズガーは例外として。

オレンジフィンレオパードもかなり人に慣れてきたみたいで、
急に水槽の前で動かなければ最近は気軽に流木から下りてきて餌を喰う。
デルヘジが吐き出した「カーニバル」の残骸や「キャット」、「コリドラス」に吸い付いている。
そして数日前、見るも無残に裂けてしまっていた背ビレはもう8割方くっついて再生していた。
すばらしい自然治癒力。

もはやほぼ完治したレオパードトリムの背ビレ

スネークヘッドがナイフとガーにいじめられているということが発覚した。
ここのところ餌喰いも落ちている。
これは手を打たねばなるまい…。

2005年8月11日(木)
スネークのために新たな60cm水槽を注文!
今日さっそく「グレートアマゾン」に電話して60cm水槽とそれ用の外部フィルター、
ライトなどなど一式、オーダーしてしまう。
来週月曜に取りに行く予定。
それをセッティングしたらスネークヘッドとオレンジフィンレオパードをとりあえず入れよう。
ある意味、不可抗力によって追加せざるをえないところもある新たな60cmセットだが、
考えようによっては飼える魚のヴァリエーションが広がったということにもなる。
その面では、楽しみ。
まずはセットの日まで、スネークヘッドよ、いじめから逃れ、持ちこたえてくれ。

2005年8月12日(金)
弱っていたブラックモーリーが死んでしまった
僕は今の勤務体系上、毎週金曜日は会社に泊まりこみなのだが、
この深夜に妻から「ブラックモーリーが1尾死去」という内容の一報が入った。
実は4尾のうち一番体の小さいやつがここのところやせ細り、弱っていた。
こいつは購入当日か翌日ぐらいに一度、
ヒーターと水槽のガラス壁の間に挟まって死にかけたやつだった。
その時に受けた身体的ダメージも多少影響していたやもしれぬ。
弱肉強食の掟、合掌。
死亡した主な生体
・ライアーテールブラックモーリー×1

2005年8月13日(土)
さらにいじめられているスネークを35cm水槽に一時避難させる
数日前からいじめに悩まされていたレインボースネークヘッドだが、攻撃はさらにエスカレート、
体の右側面に引っ掻いたような傷が一条、血までにじんでおり、
また各部のヒレもかなり傷つけられており、体そのものももだいぶやせてしまっている。
もはや限界、明後日に新しい60cm水槽を導入する予定だが、
その2日間すらもこのままでは持ちこたえられないかもしれない、
もうタイガーフィッシュの時のような後悔はごめんだ、と、スネークヘッドを120cm水槽から、
今はメダカが入っている35cm水槽に移送した。

痛々しく傷付いたスネークヘッド

何度も環境を変えることはもちろん魚にとってよろしくなはいが、
このまま120cm水槽に入れておくよりはよほど安全であろう。
少し落ち着いたら食餌もしてくれたらうれしいのだが…。
行った主な作業
・レインボースネークヘッド×1を120cm水槽→35cm水槽に移送

2005年8月14日(日)
呪いか?
懸案のスネークヘッドの容態だが、だいぶ水槽の環境にも慣れたように見える。
また、夜見たら同居しているメダカが数尾減っているではないか。
この調子でかつての美しさを取り戻してくれよ。

60cm水槽のヤマトヌマエビが1匹、飛び出して死んでしまっていた。
これで60cm水槽の中には、クラウンローチ、シルヴァーシャーク、ライアーテールブラックモーリー、
そしてヤマトヌマエビがすべて3尾ずつ。
この水槽の中では1種につき4尾以上は飼えないという呪いでも作用しているのだろうか…。
死亡した主な生体
・ヤマトヌマエビ×1

2005年8月15日(月)
新しい60cm水槽を設置
今日は注文していた60cm水槽セット一式などなどを「グレートアマゾン」に取りに行った。
久々の来店。

帰ってくるとまたもヤマトヌマエビが飛び出し死していた。
哀れ。

こっからが大仕事、新たな60cm水槽のセッティングおよび通常の水換え作業その他諸々。
行った工程は、新しい60cm水槽(今後60cm水槽Bとする)に、
今まであった60cm水槽(60cm水槽A)に入っていたクラウンローチ、シルヴァーシャーク、
ライアーテールブラックモーリー、ヤマトヌマエビをまずはごっそりお引越し。
巨大ウィローモスから飛散した葉くずがものすごい。

60cm水槽Bとして新たに立ち上がった水槽

それから空いた60cm水槽Aに、35cm水槽に避難していたレインボースネークヘッドと
120cm水槽に暮らしていたオレンジフィンレオパードトリムプレコを投入する。
レオパードは特に切羽詰っているってわけでもないのだが、
120cm水槽の住民の中では一番小さいし、以前背ビレがボロボロになっていたことがあったので。
レオパードの好きなミクロソリウム付き流木も一緒に移してやる。
それから今は使っていない木化石も一つ入れる。

60cm水槽A

また、僕は夏の高温対策に、120cm水槽には水槽用クーラーを、
その他の水槽にはファンを使っているのだが、この60cm水槽Aにも当然ファンを使用するので、
ガラス蓋はできない。
これまでのようにクラウンローチやシルヴァーシャーク、モーリーたちならそれでも対応はできたが、
スネークヘッドとなるとそういうわけにはいかない。
というわけで、ホームセンターで工作用金網を購入、手先が不器用な僕なりにそれで蓋を作ってみた。
金網の切り口で怪我をしないように
ラジオペンチで針金の先を一つ一つ丸めるという地道な作業が一番辛かった。

不器用ながらも金網で蓋を作った

そして120cm水槽の換水&底砂掃除作業。
流木が一つ減ったので、今まで60cm水槽Aに入っていた枝流木に、
今日買ってきたミクロソリウムを付けて入れた。
フィッシュレットの汚れがものすごい。
それ以前に底砂に溜まっている糞の量が半端じゃないので、
「フレンド 2」で吸い込むのが気持ちよい。

だいぶレイアウトがシンプルになった120cm水槽

これまでアクアボードの下段に収まっていた35cmメダカ水槽を
フローリングの床に下ろすことにしたが、
その下に敷くのにピッタリなマットをホームセンターで発見したので買ってきて使用。
本来はキッチン用品らしいが、サイズもピッタシだし、
薄いシリコンでできた材質もパステルカラーの見た目もよし。

キッチン用のシリコンマットを下に敷いた35cm水槽

20:00に始めて、すべての作業を終えたのが翌2:00過ぎ。
疲労困憊。

60水槽Aで使っていたヒーターがどうやら壊れているみたい。
買ってこなきゃ。

傷心のスネークは心身ともにだいぶ回復してきたみたい。
しかしまだ餌は、「キャット」をやってみたが食べない。
明日は赤虫をあげてみるかな。
同じ水槽に移されたばかりのレオパードは人の目が離れた隙にコリタブをがっついて半粒以上食べていた。
案外タフなヤツだ。
購入した主な設備
・水槽…レグラス R-600(KOTOBUKI)
・照明…ツインライト S600 グレー(KOTOBUKI)
・照明台…専用ライトスタンド(KOTOBUKI)
・濾過装置…エーハイム クラシックフィルター2215(エーハイム)
行った主な作業
・60cm水槽B設置
・クラウンローチ×3、シルヴァーシャーク×3、ライアーテールブラックモーリー×3、
 ヤマトヌマエビ×2を60cm水槽A→60cm水槽Bに移送
・レインボースネークヘッド×1を35cm水槽→60cm水槽Aに移送
・オレンジフィンレオパードトリムプレコ×1を120cm水槽→60cm水槽Aに移送
・120cm水槽換水(約40%)
死亡した主な生体
・ヤマトヌマエビ×1

2005年8月16日(火)
ショートノーズガーの吻部に少し傷
ショートノーズガーの吻部が少し傷付いている。
スポッテッドナイフフィッシュにやられたか、はたまたレッドフィンホーリーの仕業か。

レインボースネークヘッドは、昨日投入した3粒のキャットをどうやら食べたみたい。
元気になれよ。

2005年8月17日(水)
魚も案外賢いのだ
最近、ショートノーズガーが餌をくれる人間とその前触れ、そして給餌の時間帯など、
つまり食餌に関する諸々を学習している。
「カーニバル」を持って水槽の上に手をかざすともうジッと上を見ながら待っていて、
それが水面に落とされるやいなやバクリと喰いつくし、
そもそも食餌時間近くに水槽に人が寄っていくと、
もうヤツもスーッとこちら側の壁面に近付いてきてしきりに催促する。
60cm水槽Bのブラックモーリーたちなんかももっと顕著に感情を表すし。
魚も案外賢い。

2005年8月20日(土)
スネークヘッドは元気になりつつあるみたい
懸案のスネークヘッドであるが、昨夜僕が会社に泊まりの晩に、
どうやらメダカを1匹食べたらしいと妻から報告。
3匹入れておいたのが2匹に。
「キャット」も1日3粒、食べる瞬間は2人とも見ていないがなくなっているので、
ちゃんと食べているようだ。
よきかなよきかな。

全水槽換水を行う。
120cm水槽は約40%、その他の水槽はすべて約半分の水量。
たいていの魚たちは水換え作業のため僕が水槽を引っ掻き回していると
逃げ惑うのが当然の反応だが、ショートノーズガーだけは餌がもらえると思うのか、
水面近くにフラーと浮いてきて僕の手先の動く方向方向についてくる。
バカだ。

諸々器具の微調整など込みで、およそ2時間の作業。
いつものことながら疲れるなあ…。

夜の給餌時、ついにスネークヘッドが僕の見ている前で赤虫をパクリパクリと飲み込んだ。
よしよし。
行った主な作業
・120cm水槽換水(約40%)
・60cm水槽A換水(約50%)
・60cm水槽B換水(約50%)
・35cm水槽換水(約50%)

2005年8月21日(日)
パルマスグリーンなどを購入
「グレートアマゾン」にて、ポリプテルス パルマスグリーン(約15cm)1尾と、
オトシンクルス(約3cm)5尾、パラオトシンクルスマクリカウダ(約6cm)2尾、
そしてヤマトヌマエビ10尾を買った。
パルマスグリーンは衝動的に、あとのやつらはコケ取り部隊として。
うちはかなり軽い症状だとは思うが、それでも水槽壁面の茶ゴケが少し目に付くことがあるので。

ポリプテルス パルマスグリーン

さっそく土管に張り付くオトシンクルス

パラオトシンクルスマクリカウダ オレンフィンレオパード(右)とヤマトヌマエビ(下)とともに

パルマスは120cm水槽に入れ、パラオトシン2尾は60cm水槽Aに、
オトシンは5尾のうち3尾を60cm水槽Bに入れ、残りの2尾は35cmメダカ水槽に入れることにする。
そしてヤマトヌマエビは2尾を35cmメダカ水槽に、5尾を60cm水槽Aに入れ、
残る3尾を現在2尾のエビがいる60cm水槽Bに。

一旦整理をすると、今日現在120cm水槽に入っているのは、ショートノーズガー×1、
スポッテッドナイフフィッシュ×1、ポリプテルス デルヘジ×1、ポリプテルス パルマスグリーン×1、
ブラックアーマードプレコ×1、レッドフィンホーリー×1。
60cm水槽Aには、レインボースネークヘッド×1、オレンジフィンレオパードトリムプレコ×1、
パラオトシンクルスマクリカウダ×2、ヤマトヌマエビ×5。
60水槽Bには、クラウンローチ×3、シルヴァーシャーク×3、ライアーテールブラックモーリー×3、
オトシンクルス×3、ヤマトヌマエビ×5。
そして35cm水槽には、メダカ数尾〜数10尾、オトシンクルス×2、ヤマトヌマエビ×2。

オトシンクルスとヤマトヌマエビは投入直後からさっそく働き始めている。
勤勉だ。
パルマスは最初ウロウロしながら水槽内の環境を調査していたようだったが、
数時間経過した今や落ち着いて、他魚たちとも今のところ無干渉を維持している。
ただこいつ、いつかどこかで鼻面をぶつけたらしく、上あごの先が白くなっている。
治るかな。

個人的な好みながら、僕はエンドリケリーに代表される下あごが突出したタイプのポリプテルスよりも、
デルヘジやパルマスなど、上あごの方が若干出ている顔の方が好きだ。

あと、買ってから今まで取り付けていなかった、35cm水槽セットのアーム型照明を設置した。

夜120cm水槽に餌をやったら、パルマスがおもむろにフラーっと浮いてきて
ガー用の「カーニバル」を立て続けに3粒、口に入れたのには驚いた。
購入して水槽に入れた当日、これだけ先住魚たちもいる中で、
ポリプテルスたちはやっぱり総じて精神的にタフで図太いのかな。

あと若干心配なのは、
60cm水槽Aのスネークヘッドとレオパードトリムがエビたちに餌を横取りされないか。
というかすでにコリタブや「キャット」や赤虫を抱えているが、ヤマトヌマエビたち…。

また今日は、冷凍の淡水エビという飼料も飼ってきたので夜中おやつにあげてみたら、
ホーリーがガブリと食べていた。
ほとんど餌を喰っている姿を人に見せないやつなのでラッキーな瞬間だった。
いきなり食いしん坊のパルマスもさっそく1匹口にしてモゴモゴしている。
購入した主な生体
・ポリプテルス パルマスグリーン×1(約15cm \4980→3990)→120cm水槽
・オトシンクルス×5(約3cm 各\150)→60cm水槽Bに3、35cm水槽に2
・パラオトシンクルスマクリカウダ×2(約6cm 各\800)→60cm水槽A
・ヤマトヌマエビ×10→60cm水槽Aに5、60cm水槽Bに3、35cm水槽に2
行った主な作業
・照明を35cm水槽に設置

2005年8月22日(月)
無頓着なパルマスをガーが噛んだ
白くなっていたパルマスの吻部はすでに治っていた。

35cmメダカ水槽のヤマトヌマエビが1尾、
死にかけてしまっていたので120cm水槽に入れて誰かに食べてもらうことにした。
しばらく目を離したらもうなかった。
それに伴い、60cm水槽Aから1尾、ヤマトヌマエビを35cm水槽に移す。

相変わらずパルマスの食欲、というか無頓着ぶりはすごい。
浮かんでいる「カーニバル」を次から次へと口の中に収めては、
粒が大きすぎるので欠片を吐き出している。
自分の吐いた残骸をまず食べてから次の「カーニバル」に手を出しなさい!

そして昨日と変わらず大体見るとデルヘジとパルマスは水槽の左前の隅に固まって寄り添っている。
メチャメチャ仲良し?

デルヘジ(左)に寄り添うパルマス(右)

おやつの冷凍淡水エビを今日もあげたが、またもパルマスがすぐに喰いつき、
口からはみ出ているエビごと頭部をガーに噛まれていた。
ガーよ、何というむごいことをするのだ。
死亡した主な生体
・ヤマトヌマエビ×1
行った主な作業
・ヤマトヌマエビ×1を60cmA水槽→35cm水槽に移送

2005年8月23日(火)
噛まれた後もパルマスは無頓着だった
昨日ガーに頭を噛まれたことなどとうに忘れたのか、
今日もパルマスグリーンはガーの目の前で「カーニバル」をパクパクと食べ続ける。
そのアホ全開の姿には妻ともども爆笑してしまった。

今日もエビが1尾、35cm水槽の中で瀕死状態だったので120cm水槽に投下、
ナイフがものすごいスピードで食べた。
それに伴い再び60cm水槽Aからエビを1尾35cm水槽に移す。
35cm水槽の水はヤマトヌマエビに合わないのかなあ…。
死亡した主な生体
・ヤマトヌマエビ×1
行った主な作業
ヤマトヌマエビ×1を60cm水槽A→35cm水槽に移送

2005年8月25日(木)
スネークの回復は順調そう
60cm水槽Aにスネークヘッドと一緒に入れていたメダカがまた1尾いなくなり、
残るは1尾になっていた。
スネークヘッドの食欲は少し回復してきたか。
ここ数日あげている「ひかりFDシリーズ ビタミン赤虫」も
少しずつではあるがパクリパクリと食べ始めたし。
でも相変わらず、傷跡がかゆいのか、時折底砂に体を擦りつけるような行動をとっている。
傷そのものはもうほとんど治ったんだけど。

こちらも相も変わらず、
120cm水槽のパルマスはガーの目の前で「カーニバル」を次々に喰い続けている。
いつか本気で噛まれても知らないぞ。
ガーもいつものようにものすごい勢いですべての餌を喰っている。
冷凍淡水エビもかなり好きみたいだ。

2005年8月26日(金)
ブラックモーリーの仔が生まれた!
この日は週に1度の徹夜で翌昼まで仕事曜日なのだが、
夜、家路に就いた妻から「ブラックモーリーの赤ちゃんがいる!」という一報を受けたのであった。
けっこう驚いたのと同時に、かなりうれしかった。
やるなあ、モーリー。
やっぱりメダカの仲間の卵胎生魚は容易に繁殖するんだなあ。

とりあえず他魚に食べられてはいけないので隔離する旨の指示だけだし、まんじりともせず過ごす。
というわけではなくて仕事が忙しい。
でも普段の金曜のルーティンを破って、深夜1:00頃、緊急帰宅。
居ても立ってもいられず。

妻は何とか首尾よく2尾の稚魚を確保、バケツに移していたが、
僕がさらに探ってみると生い繁るウィローモスの陰にあと3尾を発見、救出に成功する。
合計5尾の稚魚を隔離、うーん、かわいい。
グッピーなんかに比べたらかなり大きな稚魚なのだろう、5mm以上はありそうだ。
極小のオタマジャクシみたい。

赤いバケツの中で泳ぐオタマジャクシのようなブラックモーリーの稚魚

まだまだ仕事が待っているので滞在時間30分ほどか、1:30、家を出て会社に戻る。
誕生した主な生体
・ライアーテールブラックモーリー×5

2005年8月27日(土)
産卵箱を買ってきて設置
仕事を終えて会社を出て、ショップ「グレートアマゾン」にてニッソーの「NEW産卵箱」を購入して帰る。

16:00家に着き、まずは4つすべての水槽を換水、どれもおよそ半分の水量。
毎度のことながら120cm水槽の糞はすさまじい。
そしてついに産卵箱を60cm水槽Bにセット、バケツからブラックモーリーの稚魚たちを移す。
おお!
感動だ。
親でもないのに親心が少し分かるな、マジで。
見えるか、親モーリーたちよ、お前たちの仔だぞ。
どんな生き物でもやっぱり子供はかわいいものだ。
死なせてはいかん、という気持ちがとても強く湧き上がるのであった。

産卵箱の中のブラックモーリーの稚魚たち

大げさかもしれないけど、自分たちの元で生命が誕生した、という事実は充分に感動的な出来事だ。
これまたオーヴァーでしかも当たり前の表現かもしれないけれど、
こうした自然の神秘を目の当たりにすると、ブラックモーリーたちを含め、
あらゆる生きとし生ける物たちには“命”というとても崇高なものが宿っているんだ、
という今さらあえて書くまでもない前提が実感される。
書くまでもないんだけど、ドラマティックな気分なので書いてみた。
ちなみに当然というか、妻は僕以上に喜んでいるみたいだ。

でもこのペースで増え続けても少し困るかも…?
行った主な作業
・120cm水槽換水(約50%)
・60cm水槽A換水(約50%)
・60cm水槽B換水(約50%)
・35cm水槽換水(約50%)
・産卵箱を60cm水槽Bに設置
・ライアーテールブラックモーリー(稚魚)×5をバケツ→60cm水槽B内産卵箱に移送

2005年8月29日(月)
パルマスグリーン、無念の飛び出し死
ポリプテルス パルマスグリーンが無念の飛び出し事故死。
フタの隙間塞ぎには万全を期していたつもりなんだけど、こんなとこから? というような、
1尾通れるかどうかの、パイプとパイプの隙間から出たらしい。
発見した14時頃にはもうカピカピに乾いて固まってしまっていたので、
昨晩のうちに飛び出してしまったのだろう…。
かわいかったパルマスよ、すまぬ。
後悔ばかりが去来する。
語るのも辛い。
さらば。

60cm水槽Aのスネークヘッドがイマイチ食欲が復活しきらないのは、
どうやら混泳しているオレンジフィンレオパードトリムに夜中、頭をなめられているからかもしれない。
体表の傷はもうすっかり治っているはずなのに、頭部の皮膚だけがいつも真っ白。
おそらく人の目がなくなった夜な夜な自由闊達に泳ぎ始める
気の強いレオパードトリムが攻撃しているという可能性が高そうだ。
よってレオパードトリムを再び、元棲んでいた120cm水槽に戻す。
そこで何とかやっていってくれい。
これで60cm水槽Aにはパラオトシン2尾とエビ2匹の他は、レインボースネークヘッドのみ。

60cm水槽Bのオトシンクルスが1尾、死にかけて弱っていたので120cm水槽に投下。
無駄死にするよりは他の魚の糧となれ。
でもオトシンクルスも顔見てるとかわいらしいからなんか気の毒な気もするな…。

先日誕生したブラックモーリーの稚魚たちは順調に成長しており、
日に日に、どころか数時間おきにもう大きくなっているのが分かるほど。
もう1cmを超えたろうか。
だんだん魚らしい姿かたちがハッキリしてきている。
昨日から与え始めた餌もツンツン元気につついている。
死亡した主な生体
・ポリプテルス パルマスグリーン×1
・オトシンクルス×1
行った主な作業
・オレンジフィンレオパードトリムプレコ×1を60cm水槽A→120cm水槽に移送

2005年8月30日(火)
ガーは33cm、デルヘジは19cmと順調に成長
ショートノーズガーが水槽のガラス壁面沿いにジッとしていたので体長を測ってみたら、33cmだった。
同じく測りやすい位置にいたポリプテルス デルヘジは19cmだった。
そして2尾とも全長もさることながら、胴体周りの太さも堂々たる体格になってきたな…。

夜、60cm水槽Aのレインボースネークヘッドが、負傷後初めて人間の目の前で「キャット」を喰った。
赤虫もパクパクと食べている。
ストレスの元であったであろうオレンジフィンレオパードトリムプレコを除いてから
やっぱり精神的な健康状態も上向いてきたのだろうか。

また、35cmメダカ水槽にいるオトシンクルス2尾のうち1尾が瀕死だったので、
120cm水槽に投下、入れた瞬間にガーがガブリと…。
藻がなくなってきて飢えてたのかなあ、オトシン先生。
ウィローモスの塊は入れてみたけれど…。
死亡した主な生体
・オトシンクルス×1

2005年8月31日(水)
人間用の餌、刺身をあげてみた
順調に生育しているブラックモーリーの稚魚たちは、朝の給餌時、
僕の手によって餌が落とされるとすかさずみんな水面に集まってくる。
与えられた餌を食べる、というルーティンワークもいよいよ板に付いてきたみたいだ。

今日の夕飯(人間の)のおかずは刺身だったので、
細切れにしていくつか120cm水槽のやつらに与えてみた。
サンマとハマチ。
予想通りというか、ショートノーズガーはまったく当たり前にガブガブと食べ、
デルヘジものどをいっぱいに広げながらパクリと。
無愛想なホーリーまでもがガツガツ喰っている、珍しく。
やっぱり美味いのかな。

ところで数日前に60cm水槽Aからオレンジフィンレオパードトリムプレコを120cm水槽に移送し、
レインボースネークヘッドを1尾飼い(ほぼ)しているわけだが、
レオパードトリムの仕業かと思われていたスネークヘッドの頭の上の白い擦過傷のようなものが
また付いていた!
木かどっかにこすりつけているのだろうか。
レオパードトリムに濡れ衣を着せていた可能性が出てきたな…。
120cm水槽に戻したレオパードはというと、
前に棲んでいた当時よりもガーがより巨大化しているということもあってか、
心なしかビクついているようにも見えなくもない。
もう1回60cm水槽Aに戻した方がいいのかなあ…。
うーん、難しい。


2005年8月終了時点
120cm水槽
・スポッテッドナイフフィッシュ×1
・ポリプテルス デルヘジ×1
・オレンジフィンレオパードトリムプレコ×1
・レッドフィンホーリー×1
・ショートノーズガー×1
・ブラックアーマードプレコ×1
60cm水槽A
・レインボースネークヘッド×1
・パラオトシンクルスマクリカウダ×2
・ヤマトヌマエビ×2
60cm水槽B
・クラウンローチ×3
・シルヴァーシャーク×3
・ライアーテールブラックモーリー×8(うち稚魚×5)
・オトシンクルス×2
・ヤマトヌマエビ×5
35cm水槽
・ヒメダカ×相当数
・オトシンクルス×1
・ヤマトヌマエビ×2

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