海洋空間水槽日誌


2005年7月2日(土)
スーパー・メダカ&スーパー・エビ
ついに、スポッテッドナイフフィッシュがメダカを捕食する瞬間を目撃した!
後ろからスイ〜ッと忍び寄って、空気とともにバクリと大きな音を立てて飲み込んだ!
餌取り能力自体は現在のところデルヘジとスネークヘッドに及ばないナイフだが、
なかなかどうして、いざという時の瞬発力と攻撃性は勝るとも劣らぬではないか。
ビリリとしびれがくるような戦慄の食事シーンであった…。
やはり肉食魚。

しかし最後の1尾となったヒメダカは驚異のサヴァイヴァル・パワーを如何なく発揮して
これでもかと逃げ回っている。
喰う気がないのか、捕まえることができないのか、翻弄されているフィッシュイーター3尾も情けない。
ヤツはスーパー・メダカだ。

夜、おなじみのショップ「グレートアマゾン」に発注していた60cm水槽と水槽台、
ライトその他いろいろを届けてもらう。
どうもご苦労様です。
しかしすさまじいペースで水槽が増えつつあるが…!

晩遅く、よせばいいのに届いたばかりの水槽台、
コトブキの「アクアボード」を組み立てていたらミスってしまい、天板にザックリ傷を付けてしまった!
ガビーン、やっちまった…!
水槽を載せれば隠れてしまうのでそれほど支障はないが、でもかなり凹んだ…。

そして話は変わるが何と!
完全に死滅したと思い込んでいたヤマトヌマエビを発見した!
夜中照明の消えた水槽を眺めていてるとチラチラ素早く動く影一つ。
真ん中の流木につかまっているのは紛れもないヤマトヌマエビではないか!
まさにこいつもスーパー・エビ。
感動すら覚えた。

2005年7月3日(日)
120cm水槽の給餌を夜に変更
朝起きて見たらスーパー・メダカはいなくなっていた。
合掌。
その代わり、と言っては何だが、ヤマトヌマエビの生き残りをもう1尾発見!
これでスーパー・エビ2尾だ。

そして夜見たら、
何とデルヘジがせっかく岩に活着したばかりのウィローモスの下に潜っているではないか!
またはがれちゃったよ…。

岩とウィローモスの間に潜るデルヘジ

あと、ナイフはやっぱり部屋が暗くなると活発に水槽内を泳ぎ回っているのだ、
ということが改めて確認された。
そして今日は夜に餌をあげてみたんだけど、確実に3尾とも朝よりも喰いが良くて活発だった。
これから120cm水槽には夜、餌をやることにする。

2005年7月4日(月)
オレンジフィンレオパードトリムプレコ購入&60cm水槽設置
「グレートアマゾン」でオレンジフィンレオパードトリムプレコを買ってしまった!
安かったしきれいだったし手頃なサイズだったし。
測るの忘れたけど10cmぐらいかな。
オレンジフィンアーマードまで我慢できなかったな…。

オレンジフィンレオパードトリムプレコ

夜、120cm水槽の40%換水、底砂掃除、模様替え、クーラー取り付け、
60cm水槽セッティング、35cm水槽のリセットなどなどを行う。

新しい60cm水槽の設置やクーラーの取り付けを行う

作業中に驚愕の事実が発覚した!
何とヤマトヌマエビが、1尾どころではない、6尾も生き残っていたのだ!
みな流木の穴の中などにいたようである。
そのサヴァイヴァル・パワーに敬意を表して、クラウンローチとともに60cm水槽に移してあげた。
これで恐怖に逃げ惑わなくても済むだろう。

60cm水槽には「グレートアマゾン」で購入した巨大ウィローモス付きの流木を入れた。
これは掘り出し物だ。

60cm水槽には巨大ウィローモス付き流木を入れた

レオパードトリムは引越し早々なのでまだ流木の下に張り付いたまま動かない。
120cm水槽には昨日から夜に餌をやることにしたんだが、
ガチャガチャと水槽内をいじくられた後だからか、4尾とも動きが鈍く餌を追わない。
まあ明日になったら落ち着くか。

かなり慣れたとはいえ大作業、20:00に始めたんだけど翌1:00までかかってしまった…。
疲れた!
購入した主な生体
・オレンジフィンレオパードトリムプレコ×1(約10cm \3980)→120cm水槽
行った主な作業
・120cm水槽換水(約40%)
・120cm水槽にクーラー取り付け
・60cm水槽設置
・35cm水槽リセット
・クラウンローチ×3を35cm水槽→60cm水槽に移送
・ヤマトヌマエビ×6を120cm水槽→60cm水槽に移送

2005年7月5日(火)
シルヴァーシャーク&ブラックモーリー&クラウンローチ購入
今日も今日とて「グレートアマゾン」に立ち寄り、半ば衝動的にではあるが
60cm水槽用にシルヴァーシャーク×3とライアーテールブラックモーリー×4、
そして今いるやつと同サイズのクラウンローチを2尾、買ってくる。
これで60cm水槽がぐっとにぎやかに、華やかになった。
巨大ウィローモス流木もきれいで、いかにも観賞用といった雰囲気が出てきた。
それに引き換え120cm水槽ときたら…。
みんな動かないし隠れっぱなしだからいなくても一緒!?
あっちにももう少し魚を追加しようかな…?

シルヴァーシャーク

ライアーテールブラックモーリー

あと、60cm水槽に魚を足した効能としては、
クラウンローチたちが今までのように人の姿に怯えなくなったこと。
やっぱし少数飼いより水槽サイズに見合うぐらいは放り込んだ方が落ち着くのだろう。
そういう意味でも今はまだちょっと120cm水槽には魚が少な過ぎるのかもしれない。

また、120cm水槽の流木にミクロソリウムを2株、付けてみた。
今度は活着してくれよ…。
購入した主な生体
・シルヴァーシャーク×3(約8〜10cm 各\150)→60cm水槽
・ライアーテールブラックモーリー×4(約5〜6cm 各\250)→60cm水槽
・クラウンローチ×2(約4〜5cm 各\380)→60cm水槽

2005年7月6日(水)
1尾のクラウンローチが白点病っぽい…
60cm水槽の枝流木に余っていたアヌビアス バルテリを付け、
さらにはレイアウト用の土管を入れてみる。
クラウンローチは物陰や狭いところに隠れるのが好きなので喜んで入るかと思いきや、
まったく無反応じゃないか!
前回も書いたように、魚の種と数が増えたことによって人見知りがなくなったのか、
はたまた土管の直径が体のサイズに比べて大きいので隠れ場所という認識がないのか。

アヌビアス バルテリを付け、土管を置いてみた

昨日から体調を崩していたっぽいクラウンローチ1尾を35cm水槽に隔離し、薬浴させてみる。
白点などは出ていないのだが、エラ部分が心なしか赤く、そして呼吸がえらく速いのだ。
見るからに苦しそう。
使った薬は「リフィッシュ」という商品で、寄生虫や感染症に有効とのこと。
効いてくれたらいいんだけど…。
行った主な作業
・クラウンローチ×1を35cm水槽に隔離、薬浴

2005年7月7日(木)
また3尾になってしまった…
薬浴していた病のクラウンローチは今日、死んでいた。
さらに、驚いたことに昨晩まで60cm水槽でピンピンしていたクラウンローチも1尾、
突然死を迎えていた。
新しく買ってきた2尾のうちの1尾である。
合掌。
短期間に水槽移動が繰り返されたことによるストレスだろうか…。
無念。
死亡した主な生体
・クラウンローチ×2

2005年7月9日(土)
魚たちは食欲旺盛、そしてクーラーの効果はバッチリ
120cm水槽も60cm水槽も、魚たちの餌喰いがとても活発になってきた。
いいことだ。
ナイフも人を見て怯えることがほとんどなくなり、
僕が目の前で見ていようがスイスイと泳ぎ回って赤虫を食べまくっている。
でも、デルヘジが「ひかりクレスト キャット」を1尾で6粒ほども飲み込んでいたのは
ちょっと喰い過ぎじゃないか!?
今やスネークよりもデルヘジの方が大食。

そしてうれしいことに120cm水槽の緑というか黄に色づいていた水の色がかなり無色になっている。
実は数日前に1つ、流木をレイアウトから外したんだけど、
それからアクがずっと出続けていたみたいだ。
流木を出したのは、プレコがずっと潜って出てこないような穴があったから、という理由なんだけど、
怪我の功名というか。

120cm水槽の水の色が気にならなくなった

また、大枚はたいただけあってクーラーの効きには大満足だ。
27℃に設定しておけば、28℃になったらカッチリ動き出し、27℃に下がるとピタッと止まる。
さすがゼンスイ。

2005年7月10日(水)
プラチナロイヤルプレコ&タイガーフィッシュ&ホーリー購入
60cm水槽と120cm水槽ともに40%換水、120cm水槽の方は底砂掃除と少しだけ模様替えもする。

「グレートアマゾン」に行き、ロングスナウトロイヤルプレコ、別名プラチナロイヤルプレコと、
アフリカンタイガーフィッシュ、そしてレッドフィンホーリーを1尾ずつ購入!
120cm水槽に10cmクラスの幼魚4尾ではやはり生体が少な過ぎるということに気が付いたので…。
これで少しはにぎやかに楽しくなるだろう!
サイズはロングスナウトが約9cm、ホーリーが約14cm、タイガーフィッシュが約10cm。
タイガーフィッシュは輸送中の出来事か、少しだけ体左側の鱗がはげてしまっている。
再生を祈る。
みんなよく食べて早く大きくなれよ!

ロングスナウトロイヤルプレコ

アフリカンタイガーフィッシュ

レッドフィンホーリー

晩、120cm水槽に餌をやったが、
ようやくレオパードトリムがタブレットフードを食べているのを見ることができた。
でも人間が動く姿を認識するとすぐに流木に逃げてしまうところは相変わらずだけど…。
ロングスナウトの方はあまり人を意識することなく、気軽に姿をさらしている。
慣れる慣れないという時間的な問題もあろうが、個体の性格もかなり影響してるんだろうなあ。

それに、やっぱり水槽の大きさ、底面積や水量に比して魚の数があまりに少ないよりも、
過密にならない程度に入っている方が魚たちが落ち着くように思う。
クラウンローチなんかの場合それが顕著で、
60cm水槽に移して魚種を増やしてからは人影を恐れて物陰に入ることもほとんどなくなった。
そして120cm水槽に今日新たに3尾を追加してから数時間が経つが、事実、
魚たちの動きは活発になってきているし隠れることも減ったように感じる。
もちろん環境に慣れてきたという要因もあるだろうが、
生体が増えたことによる効果も少なからずあると確実に思う。

余談ながら今日は「グレートアマゾン」にいる60cmほどのアカリエスピーニョが
迫力充分に泳ぎ回る姿を見ることができて少し興奮した(いつもはジーっとしてほとんど動かない)。
購入した主な生体
・ロングスナウトロイヤルプレコ×1(約9cm \6980)→120cm水槽
・アフリカンタイガーフィッシュ×1(約10cm \7980)→120cm水槽
・レッドフィンホーリー×1(約14cm \4980)→120cm水槽
行った主な作業
・120cm水槽換水(約40%)
・60cm水槽換水(約40%)

2005年7月11日(月)
ショートノーズガー購入! 狂い買い…
ついについに、といっても連日の購入ではあるが、念願のショートノーズガーを買った!
実は数週間前から目をつけていたやつで、
「コーナン 西宮今津店」内にある「ペットランド ゴリラ」で購入。
素人目には一見、ロングノーズなのかショートノーズなのか見分けがつかないので、
ちゃんと“ショートノーズガー”って書いてあったけど一応「本当にショートノーズですよね?」と念押し。
ほんの少し尾ビレに傷が入っていることを除けば、体も真っ直ぐだしきれいな個体。
もともと僕は魚体の美しさにはそれほどこだわりがないし。
サイズは現在約16cm、これから想像を超えるスピードで成長していくのだろうか…?

ショートノーズガー

あとは35cm水槽用に投げ込み式フィルターの「水作エイトS」と
ニッソーのエアーポンプ「アワ110」を買ってセットした。
濾過能力はともかく、餌メダカを100匹近くも入れるとなると酸素量がかなり不安だったので。
これで大丈夫かな。
さすがに120cm水槽にもこれだけの肉食魚が揃ったのでそろそろメダカも与えていかなければ、
と思われる今日この頃。
購入した主な生体
・ショートノーズガー×1(約16cm \4680)→120cm水槽
行った主な作業
・35cm水槽に水作エイトSを設置

2005年7月12日(火)
餌メダカを初めて本格投入
阪急梅田の「トロピカル水草魚園ウエダ」で餌用のメダカを50尾購入、
750円のところを700円におまけしてくれ、さらに数尾余分に入れてくれた。
いいおっちゃんだ。

さっそく弱っているやつを中心に10尾ほど120cm水槽に投入する。
しばらくは何事も起こらず、あれれ〜と思っていたらガーがパクリといった。
昨日買ったばかりでまだ慣れきっていないはずだが、さすがと言うべきか。
喰らいつく直前まではユラ〜、ヌボ〜ってカンジでのんびりしているのだが、
いざメダカを射程距離に捉えた瞬間にものすごい瞬発力でバクリ。
恐ろしや。

喰ってくれるとひとまずは安心するし、いいことなんだけど、
それにしてもショートノーズガーが1尾で喰い過ぎだ!
目視確認しただけで何と8尾も食べよった!
もうおなかの形が変わってしまっている。
何という食欲、貪欲さか。

メダカを喰いまくるショートノーズガー… 体の形が変わっている…

それに引き換え他のフィッシュイーターたちの不甲斐ないことよ。
見ていた限り、デルヘジが目の前に来たメダカを2尾ほど飲み込んでいたばかり。
残りのメダカも数10分後に見たらいなくなってたから、
ひょっとしたらホーリーやスネークヘッドも食べたかもしれないけど。
タイガーフィッシュに至っては、ガーの捕食シーンを間近で見て臆したのか、
自分もガーの餌になると勘違いでもしているかのように逃げ回っているじゃないか。
いくら向こうの方が1.5倍ほどの大きさだとしても、あまりに情けない、名前負けだ!
なまじ上・中層という生息域が重なっているのも影響しているみたいだ。

…と思っていたんだが、今見たらタイガーの尾ビレが少しかじられているではないか!
ガーにやられたのだ。
そりゃ怯えるはずだ…。
にしたって16cmのショートノーズ・ガーにとって10cmのタイガーフィッシュは餌に見えるのか!?
今後タイガーの処遇については考えなければいけないかも…。

少し尾ビレがかじられた跡のあるタイガーフィッシュ

ホーリーはまだ緊張しているのか、
見ている時はジッと底でたたずんでいて餌取りにも参加しなかったけど、
少し部屋を外して戻ってきたら元気に遊泳していたから、
まだ人の存在が気になっているのかもしれない。

底にたたずむホーリー(右)とロイヤルプレコ(左)

60cm水槽の方のブラックモーリーは、人間が水槽に手を入れると餌と間違えるのか、つついてくる。
こそぐったいようなヘンなカンジ。
購入した主な生体
・ヒメダカ×50(\700)→120cm水槽、35cm水槽

2005年7月13日(水)
ショートノーズガーの食欲に戦慄
朝、弱っているメダカを数尾120cm水槽に入れたらまたほとんどをショートノーズガーが食べたけど、
タイガーフィッシュも怯えながらも1尾食べた!
よしよし。

しかし何がすごいって、ガーの貪欲ぶりにはもう驚嘆を通り越して恐怖すら覚えてしまう…!
まさに底なしとはやつの食欲をこそ指すのがふさわしい。
夜の給餌の際も、赤虫は言うに及ばず、沈下性の「ひかりクレスト キャット」も拾って喰うし、
さらには「ひかりクレスト コリドラス」まで食べてる!
ガーパイクがなかなか人工飼料に餌付かなくて困っているという話はよく聞くけれど、
植物性のコリタブまで拾って喰うか…?
プレコ用にあげてるのに、それ。
大げさじゃなく、水槽の中にあるすべての喰いものを食べ尽くさんとする勢い、
このままでは他の魚たちに餌が回らない。
もうこれ以上水槽を増やす意志も今のところないし、
あとは仕切り板でパーテーションを作って飼うしかないのだろうか?
せめてタイガーフィッシュやスネークヘッド、ホーリーよりも小さな個体を買うべきだったか?
まんべんなく餌を食べている状態であれば他の個体の成長を待てばいいのだろうが、
この状態ではガーだけが驚異的なペースで大きくなり続けるだけのような気もする。
水槽の王者ぶりにもほどがある…。
ここにきて混泳の壁にぶち当たってしまったか…。

底に落ちた「キャット」も拾って食べるショートノーズガー

でもタイガーフィッシュも何とか3尾ぐらいメダカを食べていて、少しだけ安心。
遊泳力とスピードは抜群だ。
喰う時はメダカを投下して数秒もしないうちにもう口に収めている。
しかもさすが牙魚と異名をとるだけあって、飲み込むというよりガジガジかじって食べている。
こちらもこちらで恐ろしいんだが、なにぶんガーの前では借りてきた猫…。

スポッテッドナイフもメダカを食べていた。

あと、今日見たらホーリーの頭の上がなんかでこすられたみたいにはげていた!
たぶんロングスナウトの仕業だろう。
夜中のうちにかじってしまったに違いない。
まったく。
うちのホーリーはおとなしいというか優しいというかアホというか、何か気が弱い。
少しは怒れよ。

2005年7月14日(木)
ガー、タイガー、ナイフ、スネークは順調に餌を喰うも、ホーリーは?
昨日は本当にもうどうしようかと思っていたショートノーズガーの暴君ぶりだったが、
やっぱり何事も時が解決してくれる、というわけでもないだろうが、
1日経って確実に事態は良化している。
タイガーフィッシュも幾分落ち着いたように見えるし、今日もメダカを計3尾素早く喰い一安心。
しかもこいつは適量喰ったら満足して食べるのをちゃんとやめるからよい、
際限なく喰い続けるガーと違って!
ガーがきてから隠れ気味で実は一番怯えていたんじゃないかとも思われる
レインボースネークヘッドもキャットを次々に飲み込んだ。
ナイフも昨日に引き続きメダカをゲット。
デルヘジは以前と変わらず、まるで何事もないかのようにマイペースである。
昨日はマジでガーをショップに返しに行こうかとも真剣に考えていたんだけど、
もう少し様子を見てみよう。

今ちょっと心配なのは、実はレッドフィンホーリー。
餌を食べているシーンをあまり見ることがない。
見ているとかなりハッキリした夜行性のようなので、
夜中に沈んだ餌を食べているのかもしれないが(事実、朝になると残餌はない)、
それもひょっとしたらブラックホール、ショートノーズガーの仕業かもしれないし。
ホーリーは決して他魚に怯えているのではなく、何より人影に反応して隠れているような気もする。
これも時間が解決してくれればよいが…。
悩みは尽きぬ。

ちなみにここのところ120cm水槽への餌は、メダカ、「キャット」、「コリドラス」、フレーク、
冷凍赤虫などを1日1回、晩に適量ずつ与えている。

60cm水槽の方だが、最近ブラックモーリーの一部とクラウンローチの一部が
底に沈んでじっとたたずみながら寝ることをすっかり覚えてしまったみたいだ。
最初は、調子悪いんかな、と少し心配になったが、本当にただ寝てるだけだということが判明。
クラウンローチは以前からフラフラと揺らぎながら何かにもたれて寝ていたりもしていたんだが、
ブラックモーリーまでそんな寝方をするとは。
天敵が何もいないということに気付いたからかな。

なお、クラウンローチの1尾は、巨大ウィローモス付き流木の中にねぐらを発見したらしく、
餌時以外はあまり外に出てこないのであった。

2005年7月16日(土)
シルヴァーシャークが1尾餓死寸前…? 120cm水槽は何とか落ち着いてきた
会社帰りに「トロピカル水草魚園ウエダ」でメダカを100尾購入。
今日も1300円のところを1200円に負けてくれ、さらに数尾のおまけ付き、ありがとう。

帰ってみると、60cm水槽に入っているシルヴァーシャーク1尾がフラフラと横になりつつ泳いでいる。
こいつは普段から餌喰いが下手だなあ、と思われていたやつで、
体もガリガリだし腹もペコリとへこんでいる。
明らかにもう1尾の太ったシルヴァーシャークやブラックモーリーたちに餌取りで完敗している。
かといってクラウンローチたちとコリタブを争ってついばむわけでもない。
もう1尾のシルヴァーシャークはコリタブ喰ってるのに。

今にも落ちてしまいそうなヨロヨロ具合、見たところ病気でもなさそうだし、
これは冗談抜きで餓死寸前かもしれない。
60cm水槽から出して餌メダカ用の35cm水槽に移す。
そして顆粒状のフードを与える。
さすがにメダカ相手に餌取りで負けないでくれよ。

ガリガリのシルヴァーシャークをメダカ水槽に移す

何と幸いなことに、やっぱり空腹が極まっていたようで、餌を与えてしばらくしたら少し元気になった。
少なくとも体が傾くようなことはなくなり、まずは一安心。
この水槽でしばらく飼養して、少し太ったら60cm水槽に戻そう。

120cm水槽の方は本当にだいぶ落ち着いてきた。
一時期は本当にショップにショートノーズガーを返しにいかなければ…、と悩んでいたのだが、
どうやらそうせずとも何とかやっていけそうだ。
今日もタイガーフィッシュは立て続けに4尾ほどメダカを食べていたし、
ガーパイクとの共存の仕方も学習しているみたい。

夜中になると元気になるやつらばかりだ、120cm水槽の方は。

当たり前のことかもしれないが、やっぱり魚といえども飼っていると愛着が湧いてくる。
観察していると、それぞれに性格の違いというか、個性もちゃんと備わっていてとても面白い。
妻なども最初は、レインボースネークヘッドを「頭おっきくてブサイク」、
ポリプテルス デルヘジを「マヌケそうな顔」、ホーリーを「オバQみたい」などなど散々言っていたが、
数週間経った今はどれもかわいくなってきたとのこと。
そんなものなのだろう。
購入した主な生体
・ヒメダカ×100(\1200)→120cm水槽、35cm水槽
行った主な作業
・シルヴァーシャーク×1を60cm水槽→35cm水槽に移送

2005年7月17日(日)
シルヴァーシャークが事切れ、釣具屋でスジエビを仕入れてみた
持ち直すかと思っていた餓死寸前だったシルヴァーシャークが、朝起きると事切れていた。
外傷も病気を想像させる外見上の特徴も何もなかった。
やっぱり栄養不足だったのかな…。
合掌。

35cm、60cm、120cm水槽すべて水換えを行う。
40%〜50%ほど。
35cmと60cmの方は、2つ合わせても30分足らずで作業は終わったが、
例によって水作「フレンド2」で底砂掃除もしつつ換水した120cm水槽の方は、
慣れたとはいえ2時間ほど掛かってしまった。
ミクロソリウムを流木に巻き直し、さらに模様替えを行い、
近所の夙川畔で拾ってきた川石をいくつか入れる。
心なしか和風になったような気もしないでもないが、まあいいんじゃないか?

模様替えを行った120cm水槽

釣具店の「フィッシング マックス」に行って、釣り餌用の活エビを1杯買ってくる。
地エビと書いてあった。
おそらく種類はシラサエビやモエビ、あるいはスジエビなどと呼ばれるものだろう。
120cm水槽に入れて、肉食魚たちの餌になればそれでいいし、
余ってもコケ取り要員になってくれないかなあ、と。

帰ってきて袋を開けてみると、軽く100匹以上はいるじゃないか!
500円で想像以上に数が多いぞ、エビ。
60cm水槽の方にも6匹ほど飼育用に入れ、メダカストック用の35cm水槽にも相当数、
そして120cm水槽にも相当数投入。
タイガーフィッシュが2匹ほど食べた。
でもエビはメダカよりサイズが大きいし、殻も硬いのでちょっと引っ掛かって食べにくそうなカンジ。
いつまでもエビのフィラメントがタイガーフィッシュの口から出ている。
ガーもエビを食べようとするがなかなか上手くいかないみたいだ。
あとのやつらは今のところ食べようとしていない。
ちょっと多過ぎたな、計算違いだ…。

スジエビのフィラメントがいつまでもタイガーの口から出ている…

あと、「ひかりクレスト カーニバル」をガーパイク用に買ってきた。
「キャット」も食べるやつなので当然「カーニバル」もパクパク喰っていた。
おまけに「キャット」も喰っていたけど、当然のように…。
購入した主な生体
・スジエビ×100〜200?(\500)→120cm水槽、60cm水槽、35cm水槽
死亡した主な生体
・シルヴァーシャーク×1
行った主な作業
・120cm水槽換水(約40%)
・60cm水槽換水(約50%)
・35cm水槽換水(約50%)

2005年7月18日(月)
役立たずのスジエビを回収
いろいろ調べてみると、昨日釣具店で買ったエビたちはヌマエビと違ってかなり肉食性が強いようで、
期待していたコケ取り働きも事実ほとんどこなしていない。
そこで腰を痛めつつかなりの時間を要して昨日水槽に入れたエビたちのほとんどを回収、
60cm水槽に4匹ほどと、120cm水槽に数匹だけ残して近所の夙川に放つ。
あとは好きに暮らしてくれい。
なぜ500円払って苦労を買わねばならぬのか。

夜、初めて餌を食べるホーリーを見た。
家の魚の中でも最も臆病を思われるホーリーが「キャット」を食べていた。
安堵。

今見たら、スネークヘッドの尾ビレが少し裂けているではないか。
他魚に襲われたか、はたまた自損事故か?
ヒレと言えば、ショートノーズガーに襲われたのか
少し傷ついていたタイガーフィッシュの尾ビレは順調に治りつつある。
また、買ってきた時から両眼の表面に白い傷がついていたスネークヘッドだが、
今日見たらすっかり治っていた。
さすがの治癒力である、こやつら。

夜中に水音が結構聞こえてくる。
今日ベッドに行った後、不意に水槽の置いてあるリヴィングに戻って電気を点けて見やると、
ロイヤルプレコが動き回っていた。
行った主な作業
・スジエビ回収→夙川に放流

2005年7月19日(火)
ブラックアーマードプレコとシルバーシャーク(チビ)を購入
天王寺にある怪店、「アクアキャット」に行ってブラックアーマードプレコを買う!
サイズは約15cmで、オリノコ川産だそう。
ついに念願の1尾、おまけに7月中はサマーセールで20%オフとのことで得した。
これで120cm水槽には合計9尾、
野球チームも作れることだしこのあたりで一度留め置こうではないか。

ブラックアーマードプレコ

しかし店主が水槽にホイと手を入れてハッシと素手でプレコをつかんで袋に入れたのには
心底ビックリした。
最初網を持たずに手を入れてるから、ああ、邪魔な流木とかフィルターとかどかしてるのかな、
と思っていたけど、もう捕獲本番に入っていたのだった。
でもそんなことを軽々とこなしてもまったく不思議ではないオーラをまとった怪店主である。

そしてさらに、近くにある「コーナン 天王寺店」内「ぺっとらんど」にて
シルヴァーシャーク2尾を購入して帰る。
60cm水槽のシルヴァーシャークが1尾になってしまっていたので。
ちなみに先住のシルヴァーシャークは10cm近くあるが、今回買った2尾は5cm前後。
サイズ違いだけど仲良くやってくれい。

先住の大きなシルヴァーシャーク(左)と新入りの小さなシルヴァーシャークたち(右)

帰って水槽に導入したんだが、ここで大いに驚き、そして腹立たしいことに
何とスジエビがいきなり新入りの小さなシルヴァーシャークを襲っているではないか!
本当に入れた瞬間。
マジで喰おうとしているかのように。
さすが肉食エビ、と変な感心をしている場合ではない、
すぐに60cm水槽に残っている4匹のスジエビをすべて捕獲して120cm水槽にブチ込んでやったわ。
しかし焦った。
元気に育てよ、チビシャークたち。
今見たら、もう2尾のチビたちが先住の大きいやつを慕うようについて泳いでいる。
よしよし。
購入した主な生体
・ブラックアーマードプレコ×1(約15cm \7800→\6240)→120cm水槽
・シルヴァーシャーク×2(約5cm 各\380)→60cm水槽
行った主な作業
・スジエビ×4を60cm水槽→120cm水槽に移送

2005年7月20日(水)
給餌、サイズ測定などにおいて成長の証を見る
今日から照明点灯タイマーを9:00〜19:00(以前は10:00〜18:00)に、
そして数日前からエアーレーションを6:00〜22:00(以前は8:00〜20:00)に変更した。
だけど僕は大きな勘違いをしていたようで、
夜間にこそエアーレーションが必要であるとその後気付き、以降は24時間エアーレーション中。
温度管理はクーラー&ファンの効果てきめんで、26℃から28℃を着実に保っている。

朝の給餌の時、やはりと言うか昨日導入した小さな2尾のシルヴァーシャークは
まだうまくありつけていないようだった。
頑張れよ。

夜、120cm水槽の給餌の時間は絶好の観察タイム。
ホーリーの気の弱さがまだ若干気になるが、それでも「キャット」を数個パクパクと食べていたし、
一応みな餌を食べてはいるようだ。
ブラックアーマードはまだ借りてきた猫のような状態に近いけど…。
タイガーフィッシュは相変わらず立て続けにメダカを5匹ほど喰うし、
スネークもタブレット、赤虫をちゃんと口にしている。
ショートノーズガーは今やメダカよりも「キャット」の方を明らかに好んで食べている気がする!
何ということ。

今、水槽の見やすいところにデルヘジがピーンと伸びて横たわっていたからサイズを測ってみたら、
約15cmだった。
3週間ちょっとで3cmほど成長したことになる。
ナイフなんかも明らかに見た目大きくなってるしなあ。

それにしてもホーリーにはもう少し人に慣れてほしい。
俺が餌あげてんのに俺見たら隠れるんだもんなあ、アホ!
水槽から離れて様子を窺っているといつの間にやらユラユラと泳ぎ回ってるし。

そして60cm水槽のクラウンローチは土管にもたれながら、
ほとんど横になりそうな勢いで爆睡かましている。

2005年7月21日(木)
冷却ファンは水を蒸発させるのだ
35cm水槽と60cm水槽にはファンを設置してここのところ毎日つけているのだが、
やはり水の減りが早い。
本日追加注水。

晩の給餌時、相変わらずタイガーフィッシュはメダカを5匹ほどものすごい勢いで立て続けに口にして、
最後の1匹なんかはしばらくタイガーの口から顔を覗かせているという残虐無残な有り様…。
ガーパイクは「カーニバル」をガツガツ食べて今日はあまり「キャット」に手を出していない。
メダカを狙ったもののトロいために逃してしまったレインボースネークとアホなデルヘジは、
「キャット」もたくさん落ちているのにわざわざ「コリドラス」を飲み込もうとして
のどにつかえかけているし。

そういえば2日前に120cm水槽に放り込んだスジエビたちはもう姿が見えなくなっている…。
行った主な作業
・60cm水槽、35cm水槽に追加注水

2005年7月23日(土)
ショートノーズガーの食欲に戦慄
仕事帰り、「トロピカル水草魚園ウエダ」でメダカ100尾購入。
今日はいつものヒゲのおじさんではなかった。
ここのメダカは丈夫で、先週買った100尾も2〜3尾しか落ちていない。
でも今日買ったやつらはあまり給餌されていないようでかなりやせてたな。

帰って来て、水槽が置いてある暗いリヴィングルームの電気をパッと点けると、
いつも流木に張り付いていてかろうじて餌を食べる時だけチョロチョロ様子を探りつつ下に降りてくる
オレンジフィンレオパードトリムプレコが珍しく水槽の真ん中あたりで
デルヘジやホーリーらと遊んでいたようで、
明るくなった瞬間にビックリしていつもの流木に戻って行ったのだった。

メダカを活餌用35cm水槽に入れ、弱っている10尾ほどを120cm水槽に投入。
例によってタイガーフィッシュとショートノーズガーがほとんど食べ、
たまたま目の前にきた1尾だけ今日はデルヘジが喰った。

夜の給餌の時間、「カーニバル」、「キャット」、「コリドラス」、冷凍赤虫をいつものようにやるが、
今日も今日とてガーの大げさじゃなく底なしの食欲には
本当に驚愕を通り越して憤怒さえ覚えるほどだ。
水槽の中にある“食べることができるもの”はすべて喰らい尽くしてやろうと言わんばかりの勢い。
「ひかりクレスト コリドラス」はお前の餌じゃないって!
明らかにボディはサイズアップしている…。

今日はブラックアーマードプレコが腹が減っているのか、チョコチョコ動き回っている。

60cm水槽にも少しだけ顆粒状フードをやるが、
小さな2尾のシルヴァーシャークたちもようやく餌取りが上手くなってきたようで、
水面に浮かんだ餌、水底に沈んだ餌ともに積極的に食べていて一安心。
でも大きなシルヴァーシャークが追い払おうとしていた。
やっぱり摂餌の時はどうしても同種は少し張り合ってしまうようだ。

あと、残念なことに60cm水槽のヤマトヌマエビが1尾、フローリングの床の上で干からびていた、合掌。
5尾になってしまった。
購入した主な生体
・ヒメダカ×100(\1300)→120cm水槽、35cm水槽
死亡した主な生体
・ヤマトヌマエビ×1

2005年7月24日(日)
13日間で16cm→25cmになったガー…!
換水を行う。
120cm水槽と60cm水槽は約1/3、35cm水槽は約半分。
しかし本当に120cm水槽の底砂清掃は一大事だ、毎度2時間近く掛かる。
またも少しだけ模様替えする。

今日は一部の魚たちのサイズ測定をしてみた。
暴れさせてしまったやつら、すまんな。
結果は、タイガーフィッシュが11cm←10cm(7月10日)、スネークヘッドが12cm←11cm(6月27日)、
デルヘジが17cm←15cm(7月20日)←12cm(6月27日)、ナイフフィッシュが13cm←10cm(6月27日)、
そして注目の(?)ショートノーズ・ガーが25cm←16cm(7月11日)。
ご覧の通り、ガーパイクは購入してからわずか13日間で9cmも大きくなってしまった…!
比率で言うと1.5倍以上に。
言葉も失うお化けのような成長である。
こんなものなのか…?

尾ビレが少し裂けていたスネークと頭皮が少しはげていたホーリーはもうすっかり治っている。
行った主な作業
・120cm水槽換水(約30%)
・60cm水槽換水(約30%)
・35cm水槽換水(約50%)

2005年7月26日(火)
今回の餌メダカはよく死ぬぞ
今回買ったメダカはどうもみな虚弱で、日に数尾ずつ着実に落ちていっている。
確かに買ってきて水槽に入れた時から「おろ?」とは思っていた。

2005年7月27日(水)
ロイヤルプレコが急死してしまった
ロングスナウトロイヤルプレコ、急死。
本当に突然死だった。
水槽の隅でジッとしているかと思いきや、コロリと横に倒れても元に戻らない。
事切れていた。

正直言って、原因にまったく心当たりがない。
他魚とのトラブルも目に見えている範囲ではなかったし、
見ていないところで行われているような物的証拠(体の傷など)もなかった。
120cm水槽にはプレコが計3尾いたが、まだサイズが小さいこともあってか、
複数レイアウトされた流木や岩に上手いこと住み分けているように見え、
縄張り争いをするようなこともなかったと見受けられる。
餌も昨日まで普通に食べていたのに。
週に1度、換水と底床掃除も行っているので、水質も計測したが問題なし。
僕には分からない何らかのストレスが掛かっていたのか、何か悪いものでも口にしてしまったのか…。
たった一つ、気になる点があるとすれば、今朝見たら珍しく、というか初めて、
水面近くに設置してある排水シャワーパイプに張り付いていたこと。
あれ、今日はこんなとこにいるんだ、水流にでも当たりにきたのかな、
なんてのんきに考えていたのだが…。
ひょっとしたらあの行動も死の予兆だったのだろうか?
いずれにしても現段階の僕の知識と経験では何とも断定しかねる、謎の急死であった。
我が家に着てからわずか17日間の命、無念…。
120cm水槽の住魚から初の死者が出てしまった。
痛恨。

35cm水槽でキープしている餌メダカたちも相変わらず数尾、命を落としている。
多くが尾腐れや白点が元で死んでいるようだ。
先般購入してきたメダカたちからなんらかの病原菌が水に混入している可能性も考えられたので、
急遽半分ほど水を換えてみた。
死亡した主な生体
・ロングスナウトロイヤルプレコ×1
行った主な作業
・35cm水槽換水(約50%)

2005年7月28日(木)
120cm水槽にミズミミズ発見
それにしても120cm水槽のフンの多さにはまったく閉口してしまう。
底砂掃除もして水換えをしても3日目にはもう巨大なフン群の山…。
まだまだサイズが小さい今のうちからこんな状態ならば、
やつらが順当に成長していったらどうなるんだ?

今日、初めて水槽のガラス面をうにうにと這っている
多量のミズミミズらしき生き物を発見してしまった。
色が白い(半透明)ということもあって、張り付くようにしてジッと見ないと見つけられないほど小さい。
おお、見苦しい…。
いくら前述のようにフン害が大きいと言っても、まだ水槽を立ち上げてから1ヵ月半で、
底砂掃除も換水時にしているから、汚物がそれほど多量に堆積しているとも考えられない。
アンモニア濃度や亜硝酸濃度も問題ないから濾過も正常に機能しているはずだし、
週に1度の水換えも今のところ欠かしていない。
だからこれで水質悪化が原因ということになるとちょっと厳しいものがあるのだが…。

2005年7月30日(土)
アフリカの牙魚を死なせてしまったのは僕の責
アフリカンタイガーフィッシュが死んでしまった。
今回は少なからず原因に心当たりがあるだけに、本当に悔しく、
また魚に申し訳ない思いでいっぱいだ。
買ってきた餌のメダカをトリートメントせずに
バンバン与えてしまっていたことに起因する病気で死んでしまったんだと思う。
今回買ってきたメダカたちはよく落ちる、と数日前に記したが、
その中に白点や尾腐れ症状を示している個体も少なからずいた。
その時点でもっと気を遣うべきだった、と今さらながら悔やまれて仕方がない。

2〜3日前から、タイガーフィッシュの尾ビレが欠けているのに気が付いていた。
こいつは購入してきた当初もヒレが少しかけて、
それは他魚との小競り合いを原因とする外傷だったわけだが、それも数日後には治っていたから、
今回も正直それほど心配していなかった。
ああ、またガーかホーリーにでもかじられてしまったのかなあ、まあそのうち治るだろう、
という程度にしか思っていなかった。

昨日、金曜の朝になって、
「ひょっとしたらケガじゃなくて病気かもしれない」という可能性を初めて感じた。
尾ビレの損傷が心なしか進行しており、
また体表にも白い傷のようなものが若干付いているように見える。
一瞬、隔離して薬浴、という選択肢も頭に浮かんだが、その他の挙動、
たとえば泳ぎであったり食欲であったりといったものは通常通りだったので、
まだ深刻には捉えていなかった。
物理的な側面から言うと、早く会社に行かなければいけないと少し焦ってもいたので、
もし帰ってきてからまだ症状が改善しないようであれば薬浴させよう、と思っていた。

そして不幸な状況は重なるもので、この日は金曜日、
僕は毎週土曜朝生放送の番組を担当しているので、
金曜はいつも会社に泊まり込み、自宅には帰ることができない。
なので、次に家に帰って魚を見ることができるのは土曜の午後ということになる。

金曜夜、会社から家に電話して在宅している妻から状況はつぶさに報告を受ける。
見た目は変わらないカンジ、食欲は相変わらずあってメダカを一気に5尾ほども平らげたとのこと。
この時点でも、病気かどうかまだ判じかねていた。
ケガかも、病気かも、どっちだろう…?
まあどちらにしても帰ったら念のため、薄めに薬に漬けてみようか、
そしてこれからは餌メダカもちゃんとトリートメントをすることにしよう…。

そして明けて今日帰ったら、死んでしまっていた。
その亡き骸を見るに、尾腐れ、水カビ症状が出ている。
原因は罹患していたメダカを与えたことにほぼ間違いない。
気付いていたのに何もしてやれなかった自分の不手際で死なせてしまったと言ってもいい
魚の死体を水槽から出す気分がこんなにも悲しいものだとは。
いくら時間がなかろうが、ケガか病気か判断を下しかねていようが、
大事をとって金曜の朝に無理をしてでも隔離しておけばよかった、こんなことなら。
文字通り、後の祭りだ。

僕たち人間と魚たちにとって、時間の流れ方はまったく異なる、という、
頭では分かっていたつもりの事実を、
今回1尾の魚の犠牲によって身に染みて分かる結果になってしまった。
魚に限らず、体が小さく寿命も短く新陳代謝も活発な生き物たちに対して、
「1日、2日様子を見ようか」という判断はとても危険であるということ。
人間の病気ならばちょっと様子見、というような時間単位でも、
魚にとっては病状が致死に至るまで進行するには充分な時間であるかもしれない。
注意一秒、怪我一生。
本当に後悔ばかりが先に立つ。

こいういったことが起こると、飼育自体をやめてしまおうか…、
なんて自棄的な気分にも一瞬なってしまうが、そこは何とか気を取り直して、
貴重な命の損失をもってして一つ勉強をさせてもらったと考え、
残された魚たちにはこんなことが起こらないよう、一層気合いを入れて頑張っていかなければならぬ。
すまなかった、さらば、アフリカンタイガーフィッシュ。
アフリカの牙魚。

余談ながら、同じく病原菌を持っていたはずのメダカたちを食べていたスポッテッドナイフフィッシュ、
ポリプテルス デルヘジ、ショートノーズガーらはスクスク育ってピンピンしている。
改めて“古代魚”と呼ばれるものたちの基礎体力の高さを思い知ることにもなった。

今夜の給餌時は、みな総体的にガツガツしていた。
ガー、デルヘジ、レインボースネークヘッド、ナイフ、そしてブラックアーマードプレコも積極的に、
貪欲に食餌。
それに関しては胸をなで下ろす。
デルヘジが水面まで上っていって、
ガーの目を気にしながらもゆっくりと落ち着いて「カーニバル」をパクリと飲み込んだ姿は面白かった。
死亡した主な生体
・アフリカンタイガーフィッシュ×1

2005年7月31日(日)
フィッシュレットを置いてみた
フンを集め取ると噂の水中フィルター、アクア工房の「フィッシュレット」を買い求めてみた。

3つの水槽すべてを換水する。
どれも量は半分ほど。
120cm水槽に加えて、60cm水槽も「フレンド2」で底砂清掃を行った。
例によって全工程を終えるまで2時間の大仕事だ。
でもフンで汚かった120cm水槽もきれいになって気分は良い。
「フィッシュレット」も設置、役立ってくれればいいのだが。

フィッシュレットを設置

ミズミミズは換水後、ほぼその姿が見えなくなった。
購入した主な設備
・フィッシュレット
行った主な作業
・120cm水槽換水(約50%)
・60cm水槽換水(約50%)
・35cm水槽換水(約50%)
・フィッシュレットを120cm水槽に設置


2005年7月終了時点
120cm水槽
・スポッテッドナイフフィッシュ×1
・ポリプテルス デルヘジ×1
・レインボースネークヘッド×1
・オレンジフィンレオパードトリムプレコ×1
・レッドフィンホーリー×1
・ショートノーズガー×1
・ブラックアーマードプレコ×1
60cm水槽
・クラウンローチ×3
・シルヴァーシャーク×3
・ライアーテールブラックモーリー×4
・ヤマトヌマエビ×5
35cm水槽
・ヒメダカ×相当数

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