海洋空間シンガポール旅行記



第4日
2007年1月6日(土) 「セントーサ島観光」
     2007.3.20 公開


今日もちょっと遅めの9時起床。
お粥などの和食で朝食を摂ってみた。

10時過ぎセントーサ島へ向けて出発。
MRT(地下鉄)オーチャード駅から乗り、ドービーゴート駅で1度乗り換え、
ハーバーフロント駅へ。
ちなみにシンガポールのMRTのチケットは電子信号読み取り式のカード
(スイカとかイコカみたいなもん)になっていて、
自動券売機で買う時の料金にはS$1デポジットが含まれている。
昨日乗った時はそれを知らず、そのままチケットを持ち帰っていてしまったのだが、
券売機に返却するとそのデポジットが戻ってくるという仕組みも覚えた。

オーチャードの街並み
オーチャードエリアの街並み


ハーバーフロント駅からは、ケーブルカーに乗ってセントーサ島へ渡ることにする。
地上に出て少し歩き、いざケーブルカーの乗り場に行ってみると、
わ、メチャメチャ人が並んでいる。
さすが土曜日。
そして料金は結構高かった。
往復運賃、入島料込みで、1人あたまS$12.9(約1000円)
そんな高くないか。

少し並んで乗車、今日は快晴、焼けそうに暑いが、眺めは最高だ。
行く手のセントーサ島には巨大マーライオンスカイタワーも見える。

ケーブルカーからの眺め
セントーサ島へ向かうケーブルカーから


乗ること数分でケーブルカーは島に着き、まずは「スカイタワー」に乗ってみることにする。
円盤状の居住部に乗り込むと、それ自体が支柱を軸にゆっくり回転しながら上昇していく。
島を一望。

「スカイタワー」
「スカイタワー」 円盤状の乗り場が回転しながら上昇、下降する

「スカイタワー」から望む
「スカイタワー」からの眺め


スカイタワー」を出て、次は近くにあった「マーライオンタワー」へ。
中に入るとまず、マーライオンの生い立ちにまつわるアニメを観ることになる。
その後てっぺんの展望台に登るが、まあなんてことはない。
塔を出る時にセントーサ島オリジナルのうちわをもらったが、あんまりいらんなあ…。

「マーライオンタワー」
「マーライオンタワー」 内部が観光施設に、てっぺんが展望台になっている


さあ、そろそろ移動しなければ、島内を巡回しているシャトルバスに首尾よく乗り込み、
ドルフィンラグーン」へ向かう。
13:30から行われるピンクイルカのショーに、ちょうど間に合った。
着いたのが開演15分ぐらい前だったので、席はちょっと後方だったけど。
そして始まる前に、ショー後、
イルカにタッチして記念撮影ができる“タッチングクーポン”を購入、これで安心だ。
このクーポンは1枚S$13(約1000円)、1枚で2人までいけるらしい。

ショー自体は、まあ一般の水族館のイルカショーに比べたらちょっとイマイチだったけど、
動物園やサファリのショー同様、ここでも進行がスムーズで、退屈ではなかった。

ピンクイルカのショーの一コマ
カマイルカやバンドウイルカのようなジャンプ力はなかった

波打ち際でトレーナーと
波打ち際でトレーナーの言うことを聞いている

観客も参加
観客も海に呼び込まれてピンクイルカと戯れる


そしてショー終了後、タッチングクーポン所持者はビーチの端っこに集められ、
少し待った後、順番にタッチが始まった。
ここで思いもかけぬことに、
昨日購入したビーチサンダルの出番はここしかないと
張り切ってホテルから履いてきていたのだが、
波打ち際に侵入する際は裸足になりなさい、と係官に言われてしまった。
ぬう、これだったら別に靴で来てもよかったんじゃ…?
いや、靴だったらやっぱり濡れた足とか乾かすの面倒だし、
やっぱりビーサンでよかったよ! と自分たちを説得する。

恐る恐る触ったピンクイルカの背はブヨブヨしていた。

撮ってもらった写真
“タッチングクーポン”とセットになっている記念写真


ドルフィンラグーン」を後にし、
再びシャトルバスに乗って「アンダーワールドウォーター」へ。
ここはちょっと小さな水族館だ。
どうも今日はこれまで昼飯を食べるタイミングを上手くつかめず、
アンダーワールドウォーター」のフードコートで遅めの昼食。
2人で、ラクサというニョニャ料理の1種と、
ローストチキンヌードルを食べたが、ラクサはなかなかいけた。

「アンダーウォーター」の入り口
こじんまりとした「アンダーウォーターワールド」のエントランス


食後、「アンダーワールドウォーター」の中を一回り。
大規模で本格的な水族館とは比べるべくもないが、
小さな割には生体の種類も多く、なかなか。
大きなピラルクにもビックリ。
また、動く歩道になっている水中回廊も珍しく、楽しめた。

ピラルク
ここにいたピラルクは2mは超えていた


動く歩道の水中回廊
珍しい動く歩道の水中回廊 頭上は円筒形の大水槽


16:00から外にあるウミガメのプール給餌があるらしいのでスタンバイ、そして見学。
無造作に放り込まれるハクサイをバリバリと食べていた。

ハクサイを食べるウミガメ
無造作に放り込まれるハクサイを次々に食べてゆくウミガメ


結構疲れたなー。
セントーサ島よさようなら、再びケーブルカーに乗ってハーバーフロント駅に戻り、
もうタクシーに乗っちゃってホテルに戻ることにする。
市内南部のこちら側を車で走るのは初めてだからちょっと面白かった。
17時頃、ホテル着。

今晩、深夜発のシンガポール航空でいよいよ帰国なので、
今日ホテルをチェックアウトしなければいけない。
ツアーの規定ではチェックアウト時刻は18:00だったが、
朝、「チェックアウト時刻の延長は可能か?」とフロントに訊いてみたところ、
「すぐにお客さんが来るので遅くまでは無理だが、19:00までなら」との回答。
「いくらかかる?」と続けたら、「タダでいいです!」って。
言ってみるもんだ。

部屋に戻って荷造り等をし、シャワーも一浴びして、19時前チェックアウト
空港に送迎してくれるバスのお迎えは21:50予定なので、
それまでに晩飯を喰うことにする。
前もって電話で予約していた「レイガーデン」という広東料理店に。

再度MRTに乗り、シティホール駅へ。
昨日訪れた「ラッフルズホテル」の近くだ。
さすがに土曜の夜なので駅も通りも人が多い。
目指す「レイガーデン」があるのは「チャイムス」という名称の商業施設なのだが、
着いてみると、何とも美しい庭や教会などがある、とても楽しそうなエリア。
きれいな場所だ。
そして「レイガーデン」そのものもすごい。
ガイドブックを見てちょっとは想像していたけど、それ以上に、見るからに高級店。
巨大で重厚な入り口に立つと中からお姉ちゃんがドアを開けてくれるし。

「チャイムス」にある教会
夕闇に浮かび上がる「チャイムス」の教会

中庭も雰囲気たっぷり
中庭テラス席では人々が楽しそうに飲み喰いしていた

「レイガーデン」外観
「レイガーデン」外観


店内はほぼ満席。
土曜なのに当日電話して予約が取れたのはラッキーだったかも。
いかにも東南アジアっぽい幾何学的な形状の生け簀水槽群も存在感たっぷり。

ほぼ満席の店内
さすが土曜の晩、ほぼ満席でにぎやかな店内 奥の方に生簀水槽も見える


妻がぜひともに所望していた小龍包(この店のウリの1つらしい)に、
炒飯魚のスープ(魚の身は基本喰わず、
ダシをとっているだけなんだがその魚のダシが最高に効いていて美味い)、
茹でたエビの料理、カイランという豆苗に似た野菜の炒め、
そしてデザートに卵白の入った温かい杏仁豆腐カメゼリーを食べた。
これはマジでどれもこれもメチャメチャ美味い!
日本の高級店に行ってもそうそうお目にかかれないほど美味い!
小龍包のスープも抜群だった。
あんなに旨いスープが大量にあふれてくる熱々の小龍包は初めてだ!
全体的な味付けがあっさりっていうのもまた素晴らしい。

幸せな気分で店を出、MRTに乗ってホテルに帰ってくると21:30
ちょうどよい時刻だ。

ロビーで待っていたら定刻の21:50よりも5分ほど早くお迎えの大型バスがやってきて、
乗り込み、「フォーシーズンズホテル」を後にする。
途中「DFSギャラリア」にも寄ってツアー客をピックアップ、
30人ちょいの大所帯で空港へ。
チェックイン後、お土産物店を回るが
ブランドショップは数あれど地元の民芸品などを扱う店は少ない。
最後の望みとして動物園orサファリのTシャツ売ってないかな? と探したけど叶わず。




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