海洋空間女であり過ぎた女の日常



第5回 足がつってナンパされて、ビックリタマゲル(@_@)    2003.6.14



会社の引越し前日のこと。
足がつる。
なんかしらんが、足がつって引越しの役に立たんので帰るオイラは、
必死の形相で駅の階段を降りていた。

「こんばんわ」
「はい、こんばんわ」


すごい形相のまま答える。ヤバイ、知り合いか?でも見たこたないような…。
「ねぇ、ちょっとお茶していかない?」
「はぁ?」


ナンパだったのか。

しかし、クラシカルなお誘い文句でちょっとビックリ。
すごい形相で歩いているだろう、オイラに声をかけるなんて、勇気あるなぁ。
しかも、髪の毛ムッシュ第4回参照)だし。
「もちろん、お酒でもいいんだけど」
「お酒?」
「いやね、一人で飲むのも寂しい感じで、でもちょっと一杯飲んで帰りたい気分だから、
 付き合って欲しいんです」
それなら、わかる
その気分も、とてもよくわかる
ちょうどオイラもそんな気分だったので。
でも、足がつって痛いしムッシュだし。
帰るか(-_-)ってところだったから、ま丁度良かったのね。

「なら、駅の地下にすごい雑然とした何でも屋があるので、そこに行きましょう(^^)」
あんまり歩かなくて済むし。
実際、そこはラーメンからスパゲティ、コーヒーから酒はワインまで、
何屋?って感じの色気ゼロの場所なんだが、
一人でビールを飲むには気軽なので気に入っているのです。

さて、
店があんまり混沌として雑然としているんで、ちょっとビックリした模様のナンパ男。
聞けば職業は陸上自衛隊に勤務しているらしい。
どうりで、勇気がある筈だョ(>_<)

オイラ、湾岸戦争の以前よりちょっと考えていることがあり、
自衛隊は違憲なのか?
世界で軍隊のない数少ない国の一つが日本だなんて、いかがなものか?
スイスだって永世中立国とかゆって、平和なイメージが日本にはびこっているが、
実はゴッツイ軍隊持っていて、バチカン国の門前のガードは、代々スイス人ってのも、
勇猛果敢なスイス人気質を買われてのことである。
加えて北朝鮮が『核持っているんだよん、僕たち♪
な〜んて全世界に告白してくれたこの時期に、
違憲だから自衛隊なんぞなくしてしまえ!なんてオメデタイこと言えるこの国、どうよ!

な〜んて話を振って酒を飲む。
日が落ちて、酒が入ると別の意味で壊れ気味なの、オイラ(-_-)
(右よりですみません。ご意見、ご感想いっさい受け付けませんm(_ _)m)

ナンパ男も、世界の中の日本の位置、
世界情勢なんて話で一杯やろうとしていたわけではないだろうから、
たぶん面食らっていただろうけど、
自衛隊としての誇りを持っている(らしい)ので、熱く、熱く語る

PKO で、「鉄砲くらいはもたしてもよかろう」って発言、
ありゃ〜「死んでもよかろう」てしか聞こえない。
ゲリラだぜ!マシンガン携えて突撃してくる集団にピストルで立ち向かえって、あんた(>_<)
まず、あんたが立ち向かってみ?てなもんでないかい????
難しいことはわからないけど、
ていうより上(国家)が決めたことには、なんだかんだ言えないけれど、
今この瞬間に襲われている自分たちには、
あまり関係がないかもしれない(断言しないんだよね(^_^;))。
しかしながら、日本でピストルを携えたヤクザに襲われて、
カッターで立ち向かえと命令されたら、どんな風に思う???

と、ここまで赤裸々には語らないが、ニュアンスを入れながら、
「しかし、この仕事に誇りを持っているんだよ」とのたまう。
偉い!!本気なら。

こんな場所で金曜の夜、熱く語り合うオイラタチ。
それは、オヤジ2人が近所の食堂で昼から酒飲んで、
日本を動かす話をしながら酔っ払うのと似ているような…。

飲み終わって帰リ際、
「可愛いなぁと思って誘ったんだ」
と言ってくれて、ありがと(^^) 。
でも、髪の毛がムッシュの間は素直に受け取れませんって
(それに、この位ゆうのは礼儀なんだろう)、
色気なくて、ゴメン。
こうやって、出会いをつぶすのよね、オイラ。
ま、いいや(^O^)

さて、帰って洗濯よん♪
ところで、陸自、ナンパなんかするなよ…。






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