海洋空間女であり過ぎた女の日常



第4回 アメリになった(させられた)日   2003.6.10



月曜日のおいらの髪型は、ヘビメタ?ムッシュ?てくらい広がっていたんだよ。
伸びて広がる。
最悪だぁ(~_~メ)なんで。。。

火曜、ムリクリ混んでる美容室に入り込む。
担当のホモ(予想。失礼だね(-_-;))美容師、快く入れてくれたんだけど
「ごめんね〜、凄い混んでてなんか、ゆっくりできなくって〜♪」
「てか、スタッフが少なくない?」
「わかる?」
そりゃ〜、客商売やってたから、
何人に何人のスタッフつうのは動きを追えばわかってしまうのよね。
「アドレナリン、出まくるでしょう。オシッ!やってやるぞぉ!!みたいな」
「そそそ。回してやるぜぇ!て感じよ♪」
語尾がシナラナキャ、なかなかの男なんだが、
これがホモのホモたる所(って、勝手に予想して違っていたら、ものすんごく失礼だよなぁ)。

アドレナリンが出まくる彼は、カットする手付きももはやマッハ!
み、見えねぇ…切られた髪が飛んで煙のようにけぶっているぅ。
神業だよ。
顔、口元笑って目が笑ってない。。。伊達に指名とっているわけではない。。。

ところで〜
シャンプーは自動洗浄マシン。これ、知ってる?
お釜のような中に頭をスッポリ入れてだなぁ、
何本もの水の線が左右から出てきてウナジから頭頂へ、
ゆっくりホアン♪ホアン♪てな感じで動くんだよ(^O^)。
これ、クル。
すっごくクル。

真昼のこんな場所のこんなシチュエイションで何感じてんの、オイラ??
と毎回思うんだが、毎回クル。
自然、口元は緩んで微笑み、手のひら握り締め…。
欲求不満の高校男子なら○○○○しちまうだろう、間違いなし。
声を出す事を許して貰えるならば「アン♪」て感じよ(^O^)ウフッ

さて、「いつでも嫁に行けるようにして下さい!!」とリクエスト。
「それは大事だね!前髪、切る?」
「はい、お願いします」チョキーン☆

。。。

「サユリンさんさぁ、看護婦さんだっけ?」
「いや、違いますよぉ。注射、ポケットに隠してそうですか?」
「いやぁ、なんか話し方とか独特で、すごく印象に残っているんだよね♪」
チョッキ−ン☆

。。。

↑この丸?2人の心象風景。
お互いが「アレッ?」て思ったけど、会話でごまかしているかもねっていう間。
チョキーン☆

。。。

チョキーン

。。。

きっと忙しくてアドレナリンがつい余計に出てしまっていたのだろう。
でもね、そんなの、オイラには関係無いの(T_T)

おぉおおおおいっ!!

出来上がり。

オンザマユゲ。

もんのすげーオンザマユゲ。2度と嫁にはいけないような。
オイラはモデルぢゃねーんだよ(-_-;)
アメリちゃんは、お目目パッチリだから似合うんだよ(T_T)
オイラの顔でサイドが長くて前髪アメリにしてドウスンノ(T_T)
ムッシュ(わかる人は同年代?)にしやがって、喧嘩売ってンナ??

もう、まゆ毛が隠れるまで元彼(決定打になっちまう)にも
メル友にも(会ったこたないが)
従弟にも(爆笑される)、
とにかく誰にも会いたくない(T_T)

なのに、暗い気持ちで会社に行った爽やかな朝。
タバコを吸いながら、前髪押えられて相方に「サユリさん、足りない?
シモンという若いのに前髪押えられて「サユリさん、足りない!
2人に交互に頭を押えられ「足りない!」
前髪の長さをいっているんだろう、とは思うが、それって別の意味にとれるぞ、こら。

「わきげは足りてるんだけどね〜(~_~メ)」
シモン、沈没。
朝から沈没。
「久々に一緒にタバコを吸うもんじゃないとわかったです!
 今日一日僕の中に常駐しちまうじゃないですかぁ!」
「毛が?」
「サユリさんが!!!」
それは、とてもメデタイことだと思うのだが、いやなのかね?

それはともかく…ホモの美容師は〜、これだから(八つ当たり)!






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