海洋空間ケニア旅行記



第8日
2003年1月11日(土)


関空に向かう機中では、ド根性探検家と呼ぶにふさわしい日本人女性と隣り合う。
年の頃40歳前後かと見受けられるその女性は職業不詳、
スッピン真っ黒のワイルドな風貌(決してブサイクというわけではない)で、
今回はイエメンに旅行、その帰りだとのこと。
そのほかにも世界各地の秘境魔境を数多く訪れているようで、
単身ジャングルのテントに泊まったりとか、
わけの分からないものを食べて生活していたりとかの、
数々のとんでもない経験をお持ちの人なのであった。
元気な時だったらともかくかも知れないけど、しんどい時はこういう人ちょっと苦手。

あまりの体調激不調に、機内食を知らぬ間に1度パスしてしまう。
ちなみにユカリンもグーグー寝ておったらしい。
珍しく、というかしんどいから当然といや当然なんだけど、
かなりの時間を寝て過ごす。

日本時間の17時前、無事に飛行機は関西国際空港に着陸し、
降り際にユカリンとスチュワーデスさんとで記念写真を撮らせてもらって、
再び日本の、大阪の地に帰り立つ。
その他の我々の同胞たちは大多数、乗り継ぎで関東方面へ向ったようだ。
頑張れよう。

荷物も無事に出てきて、往路と同じく南海電鉄ラピートの切符を買い求め、
関空駅の改札の前で通行人に写真を撮ってもらったところで、
ボクの体調は最悪のまま、生涯一度の贅の限りを尽くした、
いや飛行機がエコノミーだったからそれは言い過ぎか、
ともかくTF・ユカリン夫妻の新婚旅行は幕を閉じた。

(了)



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