海洋空間編集長雑記



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2005年4月分




2005年4月29日(金)
「ポンテ・ペルレ」


あまりにもかっこよすぎる数々の旧車たちが神戸に集い、
4月23日から25日まで3日間に渡って行われたクラシック・カー・パレード、
「ポンテ・ペルレ 2005」。
もちろんボクはそのイヴェントとは無縁だったんだけど、
同行取材していた知り合いのディレクターがボクの車好きを知ってパンフレット一式をくれた。
取材中に書き込みなども入ったリアル・タイプ。

ディーノ、356、33/2、2000GT、Eタイプ、MG-A、DS…。
うーん、かっこよすぎる。



2005年4月28日(木)
「君はノラ○○を見たか」


昨晩、会社から駅に向かって歩いていたら、
コンビニの脇から凄まじい疾さで飛び出して路地に駆け込んでいく茶色の小さな影一つ。
ネコじゃなくましてやイヌなんかでもない、その正体はフェレットであった。
ノラフェレット。
フェレットに限らず、飼ったはいいものの面倒を見切れず手に余らせてしまい、
無責任に生き物を捨てる不届きな輩は少なくないと聞く。
カピバラ、ヌートリアやアリゲーターガー、危険なところではワニガメなど、
テレビや新聞のニュースでもしばしば取り扱われている。
まったくなあ…。

それにしてもノラフェレット、ビックリした。
結構生きてけるもんなのか?



2005年4月27日(水)
「再びダイヴィング・ショップ」


昨日は車で会社に行った。
例の脱線事故現場の尼崎市は、我が家のある西宮市と会社のある大阪市のまさに間、
阪神高速の尼崎西出口はやはりかなり渋滞していた。
それにしても大変な事故だ…。

話は変わって、昨日は仕事を早めに切り上げて20時過ぎに会社を出、
自宅で妻をピックアップしてボクが通っているダイヴィング・ショップへ行った。
家でボクが講習のことなどいろいろ話をしているうちに、
すでに学生時代にCカードを取得している妻のダイヴィング欲がモリモリと成長し始め、
次回のボクの海洋実習に同行して潜りたい、と言い出し、その申し込み諸々のためだ。
ちなみにショップはうちから車で10分も掛からないという好立地。

ここは本当にアットホームで雰囲気抜群のショップ、
今日も申し込みと説明を聞きに来たといっても、
友達の家に遊びに来たみたいで、ほとんど雑談だったり。
途中で常連のお客さんがケーキのお土産持参でやって来られて、皆でそれをほおばったり。

気が付けば時刻は22:30過ぎ、長居してしまった。

夕飯がまだだったのでショップを出て、建石筋にあるお好み焼き店「来たろう」へ。
お好み焼き、ねぎ焼き(サクサクタップリの天かすが最高)、野菜炒めを食べる。
実に美味い。



2005年4月25日(月)
「受講中」


何とここのところボクはスクーバ・ダイヴィングのライセンス(いわゆるCカード)を取得するべく、
講習に行っている。
しかもとある事情があって非常にタイトな時間的制約があるので、めっちゃ猛スピードで。
今は基本的に日曜日しか休めないんだけど、その週一の休日を4回費やして、
学科を5講座、プール実習を4講座、そして海洋実習を4講座、以上すべてこなしてしまおうと。
海洋実習は原則として土日を使って1泊2日で行くみたいなんだけど、
それも日帰り細切れの特別スケージュールを組んでもらって。

先々週の日曜から通い始め、2度目となる昨日は和歌山の串本で海洋実習。
ショップのスタッフは皆とても懇切丁寧、アットホームなカンジで非常に楽しくやりやすい。
そしてボクのような元来の自然・生き物好きはどうやらハマりやすいようで、
早くもっと沖に出て深いところに潜りたいなあ、と思われるのだった。



2005年4月20日(水)
「歓送迎会」


昨晩、この3月まで担当していた番組の歓送迎会が大々的に催され、
1次会・しゃぶしゃぶ→2次会・ダイニングバー→3次会・カラオケと回り、翌2:30帰還。
謎のスペシャル・ゲストとして、昨年東京支社に異動してしまった若手社員のOくんが唐突に現れて
皆のド肝を抜いた上で芸をするなど、
趣向を凝らしたサプライズ企画なんかもあって実に楽しかった。

一応送られる側の主役の1人ということで、花束と寄せ書きまで頂いてしまい、恐悦至極。
いろいろあった時は心も荒ぶけど、
こうして人の優しさや思いやりや気遣いに触れるとやっぱり素直に嬉しいし、
自分はいかに卑小な人間であるのかという自戒も改めて行うことができる。
毎日こんな気分でいられたらなあ。



2005年4月16日(土)
「ライフサイクル?」


想起→恥辱→推察→恥辱

自分の人生って大体はこの4サイクルから成り立っていると言えるような気がする。
そこに相当量の悔恨と、適量の憤怒と、少量の歓喜が混じり込むカンジ。


今日は常態通り昨日からの起きっ放し勤務の後、いつもより早めの16時ぐらいに会社を出、
家に帰ってから一眠りしようと思ったんだけどあまりに天気がよかったので
駅で電車を降りてからフラフラと夙川畔へ。

桜の樹々は半ば新芽が吹き切っている様子ながら、
木によって品種によってまだまだ色鮮やかな花弁が残っており眼福眼福。

河原の芝生の上に寝転がって1時間ほど本気寝する。

夕飯は妻と2人、夙川カトリック教会向かいにある「弥生寿司」へ。
土曜の晩、予約もしてなかったけど無問題、落ち着いてゆっくり満腹に。

帰りもプラプラと川沿いをしばらく歩いて少し遠回りして帰る。
まだ露店がたくさん出ていて、
煌々と灯る楽しげな明かりについつい引き寄せられてしまうのであった。



2005年4月11日(月)
「ここ2、3日のまとめ」


先週金曜から土曜にかけ、例によってつながり(つまり無睡眠)の業務、本番と会議を終え、
その後会社でブッ倒れるように2時間ほどの仮眠をとり、
あろうことか19時プレイボールのナイター草野球に赴いたのであった。

此度の対戦は言ってみれば同族対決のようなもの、つまりボクが参加しているチームは
うちの会社の番組をメインに仕事をしている美術関係業者中心のチームで、
対戦相手はボクが会社で所属している部署のメンバー中心。
だから味方はもちろん敵チームのメンバーもほぼ全員知っており、
それどころか相手チームの中には今ボクが同じ番組で一緒に仕事をしている後輩たちもいたり。

豊中ローズ球場という、社会人野球や夏の高校野球の予選も行われる、
観客席も付いてベンチも広々とした、天然芝の美しい素晴らしい球場で催された試合、
個人的にはなかなか調子が良く、ピッチャーを務めたんだけど、
5イニング完投、自責点1という好結果が出た。
打つ方でもヒットも出たし盗塁も決められた。

横峯さくらも熱発状態で好成績を収められたように、
寝不足過労のバッド・コンディションの方がいいのかな?

スポーツはたとえ結果が出なくても楽しいことは楽しいけど、
やっぱり勝負に勝って個人成績も良い方がもっと楽しいなあ。

身も心も、そしてユニフォームもドロドロに家路に着くと、
土曜晩の阪急夙川駅はエラいことになっていた。
花見シーズン真っ盛りの上に絶好の花見日和、
帰りの切符を買い求める人の列がせせこましい自動券売機の前に長蛇をなしていたぞ!
ビックリ。
大阪城ホールのコンサートが終わった後のJR大阪城公園駅よりもすごかったんじゃないか。

翌日曜日は夙川公園でまさにそのお花見。
開花が遅かった割に見ごろが短かった感のある今年の桜、
この日曜が最初で最後の花見チャンスだ。

ええい、これも世のため人のため、いや、来たるべき我々の幸福のためと自らを奮い立たせ、
決死の思いで朝8時に起き、レジャーシートを手に場所取りに出向く。
早くも川沿いの好スポットにはたくさんのシートが敷かれていて少し焦ったが、
苦楽園口橋と大井出橋の中間地点あたりの西岸になかなかの良陣地を占拠することができた。
一安心。

ゴザを敷き、一緒に家を出ていた妻とともにまずはおにぎりで腹ごしらえ。
その後妻は買い出し等に旅立って行き、ボクは持参していた防寒着にくるまってしばしウトウト。
天気予報では曇り、午後からは雨が降るかも、とのことだったが、
前日ほどの快晴ではないものの、時折晴れ間も覗くまずまずの天気でこれも一安心。

まさに最後の花見チャンス 夙川

待つこと3時間近く、11:30頃だったか、ついに妻を含む本隊が到着した。
ちなみに此度の花見同志は例によって(?)盟友・牛頭大王一家。
2人の子供も、上のムームー(♀)は今年めでたく小学校入学、
下のレン坊(♂)はもうすぐ3つとそれぞれ大きくなったものだ。

花見弁当はイカリスーパー製(1600円ナリ)と奢った甲斐あって、
それぞれの素材も素晴らしく美味かった。
時々吹きすさぶ風に舞い散る桜吹雪も美しい。
子供たちも喜んでいた。

しかしこの桜の花が美しい時期というのは、日本っていいなあ、と素直に感じられる瞬間の一つ。
四季っていいなあ、とか。
でもこんなことを思うようになったのも大人になってから、というか割りと最近の話。
年を取るっていうのはこういうことでもあるのかな。

牛頭大王の2人の子供・ムームーとレン坊を見守る母親・ヒロポンとユカリン

ひとしきり喰って遊んで、15時過ぎに撤収、皆でうちへ帰る。
この前日、9日に何と朋友・牛頭大王は32歳の誕生日を迎えており、
またもツマガリの生クリーム激ウマ・バースデイケーキを皆で食す。
またムームーの小学校入学お祝い品として、
彼女が好きなお絵描きセットをあげたら喜んでくれたみたいだ。

牛頭大王一家は18時頃帰っていった。

夕飯は妻と2人、うちから徒歩2分の近所にあるフレンチ、「ビストロ ベーアッシュ」へ。
サツマイモのポタージュ、エビのオムレツ、極ポークのしゃぶしゃぶサラダ、
タイとジャガイモのカリカリ包み焼き、ホロホロ鳥と旬の野菜のココット焼きといった品々を注文する。

どれもこれもこれまた例によって「美味しいもの喰ってる時って本当に幸せ」と素直に思える絶品で、
サラダの春野菜もシャキシャキして美味いし、ジャガイモのカリカリ具合も絶妙で最高だし、
ホロホロ鳥の柔らかさと野趣の同舟も素晴らしい。
そしてかなり満腹になった。

店を出ると予報通り、パラパラと雨粒が。
家、近くてよかった。

明けて今日、月曜日、若干の筋肉痛が全身を包んでいるのであった。
もっと鍛えなくちゃだな。



2005年4月7日(木)
「もうすぐレギュラーシーズンも終わる…」


今日未明、久々にNHK-BS1のNBA中継を録画じゃなくリアルタイムで観た。
シカゴ・ブルズvsマイアミ・ヒート。
この試合は負けていたけれど、今シーズンのブルズの躍進ぶりったらない。
去年はちょっと頼りなげに見えたこともあったが2年目の今年、
見事に巧みにフロアをリードし切るまでに成長し、
またロングレンジ・シュートも計算できるカーク・ハインリック、
世界一のアルゼンチンから来た新戦力、アンドレス・ノシオニに、
ここ一番のクラッチタイムで魅せてくれるお祭り男、ベン・ゴードンなどなど、
スコット・スカイルズHCの下、見事にケミストリーが噛み合っているんだなあ、という印象。
マイケル・ジョーダンが築いた王朝崩壊以後、
長い間ドアマット・チームとして虐げられてきていただけに、
オールド・ファンとしてはあの選手紹介の時のBGMを聞くだけで、
今の良好なチーム事情と相まってシカゴ市民でもないのに感慨深いものが。
タイソン・チャンドラーやエディ・カリーといった
ヤング・ビッグメンがイマイチ伸び悩んでいるのは残念と言えば残念か。

そしてもちろん相手のヒートも今シーズン、
成長著しいアスレティックなガード・プレイヤー、ドウェイン・ウェイドに加え、
NBAの歴史上でも間違いなく五指には挙げられるであろうスーパーセンター、
シャキール・オニールを獲得、またシーズン後半には、
今朝これまた久々にヒートのユニフォームに身を包んで奮闘する姿を目にして
やや感動すらしてしまったアロンゾ・モーニングまで得て、驚くほど成績を伸ばしたチーム。
昨シーズンまでシャックが在籍し、皮肉にも同じ日にプレイオフ出場権喪失を決めてしまった、
スーパースター コービ・ブライアント率いるロサンジェルス・レイカーズとはまったく好対照である。
もちろん周囲のすべての環境が関係してくるので一概には言い切れないが、
少なくとも現時点では、個人のスタッツは置いといて、
シャックとコービ、どちらがチームを勝利に導くことができるか?
という素朴な問いに対する回答は、結果論的に明確に提示されたと言っていいだろう。

間もなくレギュラーシーズンも終わり、プレイオフ。
ハッキリ言ってシーズン前のボクの予想はことごとくハズレ。
前述したブルズの躍進やレイカーズのあまりの体たらくもそうだし、
ミネソタ・ティンバーウルヴズもプレイオフ出場危うし、
この時期にデンヴァー・ナゲッツやメンフィス・グリズリーズの下にいるということも予想外、
ワシントン・ウィザーズの好成績にも個人的にはビックリしている。

ポストシーズン、やっぱヒートが強そうだなあ、このままいくと。

NBA追記。
昨日の放送を観ていて、試合終盤、乱闘になりそうになった時、
アリーナにジョン・レノンの「Give Peace A Chance」が流れて思わずクスリとしてしまった。
今シーズンはいろいろあったから意味は分かるけど…。

会社からの帰り道、街灯に照らされている夙川の桜はもう、満開も近く見えた。
何か、焦る。



2005年4月4日(月)
「第1回本番の後」


一昨日、新番組第1回の生放送が終わった。

健康&エクササイズ・フェチのボクは毎日(可能な限り)「カラダ・スキャン」で計測している
体重・体脂肪率・筋肉率・体内脂肪・体年齢などの値をエクセル・シートに記録しているのだが、
ひっさびさに一睡もせずに36時間ほど仕事し続けて家に帰って計ったら、体重が3キロ落ちていた。
2日間で。
正味の話が。
普通に食べてるのに。

ダイエットにお悩みの女性の方々、不眠ダイエットなどいかが?

明けて昨日、予報によると雨、とのことだったが、
そんな気配もなく時折陽光も眩しいほどだったので、
先週に続き夙川沿いに桜花の下見に出向く。

きれいに咲いている花もあればまだつぼみの花も

たまにパッときれいに開いている花もあるが、全体的には三分咲きといったところかな、
やっぱりピークは来週ぐらいになりそう。
露店もなかなかの賑わいを見せ、人出もそれなりに、盛り上がってきたなあ。

そのまま西に足を向け、苦楽園界隈経由、昨日は芦屋川まで長い散歩となった。

JR芦屋駅近くにある喫茶店「芦屋珈琲舎」はコーヒーの味はもちろん、
調度品も素晴らしくセンスがよく、また店内禁煙もうれしい名店であった。
また同じく近くの洋品店で妻はツバの広い帽子を購入。

残念ながら天気予報は少し遅れて当たっただけだったようで、
雨が降り出したので阪急芦屋川駅から電車に乗って一旦帰宅。
風も強くなり、気温も大分下がってきた。

体が冷えたためか、久々に肉を腹いっぱい食べたくなり、
夕飯は夙川サニーガーデンにあるステーキハウス、「神楽」で。
着いたのは20:30頃だったけど、店内は満員で少し待つ。

カウンター席の目の前で鉄板で焼いてくれる典型的なスタイルのステーキハウスのこのお店、
ただ焼くだけじゃなくて、いちいち塩・コショウを振ったりレモンを絞ったりする時に
ちょっとした曲芸っぽい技を見せながら、
またちょっとオモロいトークも交えながら調理してくれるのでなかなか楽しい。
仕上げのフランベにも歓声だ。

肉は柔らか神戸牛のフィレ、シーフード、野菜にガーリックライス、
デザートのアイスクリームも絶妙で望んだ以上にお腹いっぱい、大満足である。
体も充分温まった。

さてさて次週は…。

さらに明けて本日。
今は土曜本番の生番組担当なので本来の週休日は日・月曜日であるボク、
一応名目上は休日出勤なので今日は早めに切り上げ、
本屋に立ち寄り、1時間ほど長逗留して帰る。

業務で多忙な時ほど一般的に娯楽に対する欲望は高まっていく(ボクの場合)もので、
必然的に読書欲もいつも以上にその存在を主張しているここ最近、
この1ヶ月で何十冊買ってるんだろう…?

それにしたって大阪・梅田の紀伊国屋書店はあれだけの巨大店舗でありながら、
動植物・昆虫・魚など生物関係の書籍の品揃えが他分野に比べて貧弱過ぎるのではないか、
とこのような辺境で言ってみたい。





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