海洋空間佳本


ミレニアム2 火と戯れる女(上)ミレニアム2 火と戯れる女(下) ミレニアム2 火と戯れる女(上)」「ミレニアム2 火と戯れる女(下)
★★★★☆
スティーグ・ラーソン
早川書房

2010.1.5 記
舞台のデカさ、ダイナミックな仕掛け、スピーディな展開は相変わらず健在で、前作同様、いかにも映像化に適した一級エンターテインメントであると感じた。
リスベットとミカエルが異なるポジションから同一のターゲットを手繰り寄せていく筋運びも、なかなかにエキサイティング。
読み進めていく上では充分にストーリーに移入することができたが、次作につながる伏線とはいえ、ラストのブッ飛び具合にはちょっとたまげたな。
小説だからある程度のご都合主義はやむを得ないことは分かるが…。
しかしいずれにせよ、翻訳も含め、間違いなく良作。





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