舞台のデカさ、ダイナミックな仕掛け、スピーディな展開は相変わらず健在で、前作同様、いかにも映像化に適した一級エンターテインメントであると感じた。
リスベットとミカエルが異なるポジションから同一のターゲットを手繰り寄せていく筋運びも、なかなかにエキサイティング。
読み進めていく上では充分にストーリーに移入することができたが、次作につながる伏線とはいえ、ラストのブッ飛び具合にはちょっとたまげたな。
小説だからある程度のご都合主義はやむを得ないことは分かるが…。
しかしいずれにせよ、翻訳も含め、間違いなく良作。 |