「
花と流れ星
」★★★★☆
道尾秀介
幻冬舎
2017.1.5 記
いわゆる真備シリーズの第3作ということになるが、過去2作とはテイストを異にする短編集となっている。
同じ枠組みの世界の中で、いかに切り口を変えるかと著者が腐心した様子がよく分かり、「箱の中の隼」に関しては若干消化不良の感はあるものの、どれも非常に興味深く読み進められる作品に仕上げられているのはさすが。