第4日
2015年7月15日(水) 「シカゴでマイケル・ジョーダン詣で」 2015.8.30 公開
7時起床、朝食を済ませ、8:30チェックアウト、9時にホテルを出るシャトルバスに乗って空港へ移動する。
この日は、友人夫妻が住むシカゴに飛び、今日から3泊ほど泊めていただく予定。
オールスターゲームが終わり、赤シャツを着ている人の姿は激減した。
また、イヴェント翌日なので空港はもっと混んでいるかと思ったが、全然だった。
手続きを済ませ、ラウンジで少々寛ぎ、離陸定刻の15分ほど前に搭乗ゲートに向かったら、なんと最終搭乗客だった。
みなさん、すみません。
さらばシンシナティ
10:30過ぎ、離陸し、1時間ほどでシカゴのオヘア国際空港に到着した。
シンシナティとの時差は1時間あるので、時計の上での移動時間はゼロ。
出迎えに来てくれた友人、I夫妻の奥さんの方、Aさんと無事に会うことができ、早速車に乗って市街へと向かう。
無事にAさんと合流
I夫妻の自宅に行く前に、まずはユナイテッドセンターを目指す。
シカゴに本拠地を置くNBAチームのブルズとNHLのブラックホークスのホームスタジアムで、
ここにはあのバスケットボールの神様、マイケル・ジョーダンの彫像が建てられているのだ。
今はシーズンオフだが、MJ詣でのために連れてきてもらった。
ちなみにAさんが車で使用していたナヴィゲーションシステムは、日本でポピュラーな液晶画面を備えたHDDやDVDタイプではなく、
なんとコールセンターに電話を掛けてオペレーターに行き先を伝え、道順を音声ガイドで教えてもらうというシステム。
こちらではこれが一般的らしい。
圧倒的なユナイテッドセンターのファサード
ほどなくユナイテッドセンターに到着、少し歩いてアリーナの脇にあるMJ像のところに行ってみると、
私たち以外にもお参りに来ている観光客たちのグループが複数。
一種の観光スポットにもなっているんだな。
かの有名なMJ像
I夫妻の自宅はシカゴのダウンタウンのまさに中心部にほど近いところにあるマリーナシティという建物で、
まるでとうもろこしのような形状をした高層マンション。
シカゴ川沿いに建つマリーナシティ
数々の有名高層建築物を有するシカゴにおいても著名な建物の1つで、建築家はバートランド・ゴールドバーグ氏、
1964年築だから、すでに50年以上の歴史を誇っている。
マンションの下部は駐車場になっているが、自分で停めに行くのではなく、係の人に車を預けて停めてもらうシステム。
部屋に荷物を置いて、早速軽いダウンタウン散策に連れ出してもらう。
私たちの海外旅行は辺境が多いから、このような大都会はなかなか新鮮だ。
街の中心をきれいに整備されたシカゴ川が流れ、意匠を凝らした高層ビル群が立ち並んでいる。
五大湖の1つ、ミシガン湖もすぐそこに見える。
東京や大阪の繁華街のように店やオフィスビルが集まってはいるが、
それらほどゴチャゴチャ密集していないから、歩きやすいし物色もしやすい。
非常にいい印象の街だ。
ダウンタウン散策に出発 黒人が道端で寝ている
シカゴシアター シカゴには劇場も多いらしい
市内を走る鉄道、ctaが見える
左がリグレービルディング、正面がトリビューンタワー
また、アメリカといえど大都市だからか、でっぷり太った人ももちろん日本よりは遥かに多いものの、
その割合は田舎町より明らかに少なく、スマートで服装にも気を遣った人が多い。
そして歩くスピードも皆一様に速く、歩行者は信号も守らない。
ここら辺りは日本の大都市とも共通するな。
あとは、信号や交通標識や各看板などの表示が必要最低限というか、日本の街ほど目立つようには掲げられていない。
建物内のトイレ案内なども同じ。
ある意味、分かりやすさよりも景観や秩序を重んじた、人々を過保護でなく大人扱いしたデザインだと感じた。
トニパティスリーアンドカフェという店に入り、昼食を摂る。
サンドウィッチとサラダをオーダー、それぞれの量の多さにちょっと怯えたが、何とか完食することができた。
カフェラテもデカかった。
オーガニック主体の商品を扱うトレーダージョーズというスーパーマーケットも案内してもらったが、
日本未出店にも拘わらず、この店のエコバッグが今、日本でも秘かな人気になっているらしい。
カフェで昼食
トレーダージョーズの店内
ミシガンアヴェニューの船着き場まで戻ってきて、Aさんは一旦自宅に戻り、
私たちはここから遊覧船に乗り、アーキテクチャーリヴァークルーズに参加する。
アーキテクチャーリヴァークルーズに出発
その名の通り、早口ではあるけど滑舌がよくて聞きやすい熟練したガイドの解説とともに、
シカゴ川から見える数々の高層建築物や歴史的建造物を巡るという1時間15分の船の旅。
このガイドも、マリーナシティは見るべき価値のある建物だ、と言っていた。
マリーナシティを解説するガイド
他には、素手で各地の高層建築物の外壁をよじ登る"スパイダーマン"がウィリスタワー(旧シアーズタワー)に登って逮捕された話とか、
女性建築家のジニー・ガング氏が設計したアクアタワーのこととか、シカゴ川の流れの向きが人為的に変えられたエピソードとか、
シカゴの鉄道、メトラの車両がビルの地下に収められているとか、
シカゴが"ウィンディシティー"と言われているのは濡れ衣で、実はオクラホマシティーの方が風が強いんだ、とかいろいろ面白い話が聞けた。
船はミシガン湖まで出て、戻ってきた。
船内では飲み物や土産物も販売していたようだが、ほぼ全行程でガイドの解説が続くため、ほとんど売れんかっただろうなあ。
正面にウィリスタワーが見える
建物の下に鉄道の車両が格納されている
レイクポイントタワー
ミシガン湖からビル群を望む
クルーズを終え、17時、I夫妻宅へ戻った。
夫の方のTさんも仕事から帰っていた。
18時に近くのマイケル・ジョーダンズステーキハウスを予約してくれており、少し前に家を出て徒歩で向かう。
ドレスコードがあるということで、念のためTさんにジャケットを借りていったが、別に気にしなくても大丈夫だったようだ。
いざ、マイケル・ジョーダンズステーキハウスへ
ステーキはジョーダンの名を冠したMJ's デルモニコとポーターハウス、それとサラダをオーダーした。
赤身肉の本場、アメリカのドライエイジドビーフはさすがにメチャウマだ。
シグネイチャーたるデルモニコの方は特に柔らかく、また味わい深い。
バルサミコとジンジャーが効いたソースもよく合う。
ステーキと付け合わせのアスパラガス
MJ's デルモニコ
仕上げのデザートには、チーズケーキの他、これまた彼の背番号が冠せられた23レイヤーチョコレートケーキを食す。
その名が示す通り、なんとチョコレートが23層に渡って重ねられたケーキで、とても1人では喰いきれない量なので、皆でシェア。
アメリカなのにシックな店の雰囲気に合わせてか甘過ぎることはなく、味は抜群だった。
MJ感を前面に出すことなく、落ち着いて食事を味わうことができる重厚なステーキハウスで、一流店だけあってサーヴィスも質が高かった。
23層に重ねられた23レイヤーチョコレートケーキ
シックな店内
20時過ぎ、I夫妻宅に戻る。
リヴァークルーズでガイドも言っていたが、水曜と土曜の週2回、21:30にミシガン湖で花火が打ち上げられるそうで、
その時刻、皆で屋上に上がって観にいく。
酔っ払ってご機嫌のおっちゃんら、他の住民もチラホラ観にきていた。
この時刻になると、結構肌寒く感じる。
屋上からミシガン湖上に上がる花火を見る
部屋に帰り、お互いの近況など話をして、25時頃就寝。
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