第5日
2017年9月23日(土) 「とにかく絶景! 湖と山と氷河と」 2017.10.8 公開
途中目覚めず、7時までぐっすり眠れた。
昨夜のホットタブ効果か?
朝食は軽めのオートミールにし、9時迎えで今日はコロンビア大氷原の観光ツアーへ。
帰りはフェアモントシャトーレイクルイーズに送ってもらうので、チェックアウトも済ませて。
私たちを含めてゲストは総勢13名と大所帯、大型ヴァンで楽しく移動する。
やはり女性客が多い。
ドライヴァーガイドも若い女性で、非常に優秀で感じのいい方だった。
車はハイルーフタイプで窓も大きく快適だった
車はジャスパー方面を目指し、ハイウェイを北上していく。
ソウバックレンジ、パイロットマウンテンといった山々を車窓から眺めつつ、最初の下車地であるヴューポイントからキャッスルマウンテンを望む。
昨日までとは打って変わって好天に恵まれた。
最初の下車地で この日は好天に恵まれた
雲が晴れて頭を現したキャッスルマウンテン
バンフ国立公園で2番目に高い山、マウントテンプル
レイクルイーズに差し掛かる手前にあるマウントテンプルはバンフ国立公園で2番目に高い山だそうで、標高は3543m。
ロッキーマウンテンズはその名高さからさぞかし標高も高いだろうというイメージがあるかもしれないが、
実は全エリアで最高峰のマウントロブソンでも3954mと、富士山とそう変わらなかったりする。
そういった山に関する豆知識なども満載の車内ガイドも楽しい。
そしてクロウフットグレイシャーを観た後、圧巻だったはクロウフットマウンテンとボウグレイシャーを背負うボウレイクを訪れた時。
晴れ渡る空の下、無風で鏡のようになった湖面に映える山々の美しさときたら、形容し難く目を瞠るしかない。
これぞカナディアンロッキー、と心に思い描く通りの絶景が広がっていた。
傍らにはナムタイジャーロッジというロッジが建っていたが、こうした湖畔の小ぢんまりした宿に滞在するのも趣きがありそうだ。
ボウレイクの絶景
視線を右に転じれば氷河も遠くに見える
パノラマで ※画像クリックでサイズの大きな写真
さらにその後に訪れた昼食ポイントのペイトーレイクもまた素晴らしい姿を見せてくれた。
このツアーならではのスポットという、知る人ぞ知る旧展望台に続くトレイルはここ数日の冷え込みで凍結しており、
山用のシューズでない人にとっては少々危ない一幕もあったが、そこから見下ろす湖の麗しさと、
そこで食べるガイドさん手作りのおにぎり弁当の美味さには感動するしかない。
こうした湖の色を醸し出すロックフラワーの解説なども聞かせてもらった。
ペイトーレイクの絶景
皆で昼休憩
クロッシングのドライヴインで小休止した後、いよいよ車はジャスパー国立公園に入り、目的地の大氷原、コロンビアアイスフィールドへ到着した。
ここから一旦大型バスに乗って数分移動し、さらにそこでド迫力の雪上車に乗り換え、いざジリジリとアサバスカグレイシャーを目指す。
コロンビアアイスフィールドに到着
巨大な雪上車、アイスエクスプローラーでいざ氷河の上へ
たまたま我々に宛がわれた雪上車の乗客がオール日本人だったため、車内案内が日本語で行われるという僥倖があり、
さらには氷河の上に辿り着いたところで与えられた自由時間はなんと30分もの長さ。
普段は大体15分前後で、時に数分程度のこともあるらしく、かなり恵まれている。
また、2~3日前は吹雪のために雪上車自体が動かなくなった時間帯もあるようで、本当に色々とラッキーだった。
自由に動き回れる範囲は意外と狭かったが、氷上の世界を存分に味わった。
アンドロメダ、ドーム、ダブルエーといった氷河たちも観られ、そちらも堪能。
ガイドさんはグレイシャーブルーに敏感なようで、氷河のあまりの青さに感激していた。
日頃何度も目にしている人がそうなのだから、よほど条件が良かったのだろう。
また、この大氷原には3方向に向かって落ちていく分水嶺もあり、世界でもこことウラルの2か所にしかないとのこと。
これもガイドさんイチオシだった。
アサバスカグレイシャー
よく見ると氷河にはクレヴァスがたくさん入っている
青く輝くアンドロメダグレイシャーをバックに
ベースに戻った後、今度もまたバスで少々移動し、空に飛び出すように作られた透明な床を持つ通路を歩く、グレイシャースカイウォークを体験。
途中、崖の下にマウンテンゴートの姿が見えた。
高所恐怖症では厳しそうなスカイウォーク
遠くにマウンテンゴートが見えた
17時前、コロンビアアイスフィールドを後にして帰路に就く。
途中、サーラスマウンテンとサスカチュワンマウンテンのヴューポイントに少し立ち寄り。
マウンテンゴートも数頭目撃することができた。
ちなみに、山の名前で、マウント○○というのは人の名前が入る時、地名や地形などの場合は○○マウンテンとなると教えてもらい、ためになった。
湖には特に決まりがないそうで。
帰り道、ビッグホーンシープの母仔がいた
断崖の上にいたマウンテンゴート
19時前、この日かから2泊する予定のフェアモントシャトーレイクルイーズに送り届けてもらい、バンフに帰る皆とお別れ。
こちらはまた豪奢で荘重なホテルだ。
バンフのフェアモントよりは少しだけ規模が小さい気もするが、湖畔に佇む威容の存在感たるや。
初めて目にするレイクルイーズも実に美しい。
フェアモントシャトーレイクルイーズ
レイクルイーズ 遠くにヴィクトリアグレイシャーが見える
この辺りは町と違い、徒歩圏に店などはないので、ホテルの中にあるポピーブラッセリーというレストランで夕食。
ツナのたたきのようなものとオニオンスープ、そしてバイソンのブールギニョンを。
どれも文句なく美味だった。
食べながら、暮れゆく空と黒さを増していく山の端を眺める幸せよ。
バイソンの赤ワイン煮込み
フレンチカナディアンオニオンスープ
湖畔の山が夕闇に浮かび上がる
重厚なホテルのロビー
少しホテル内を探索して、床に入るのは24時過ぎになってしまった。
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