最近のNBA 2003.3.10
NBAのプレイスタイルは、ヨーロッパやアジアなど他国のリーグと比べて
圧倒的にフィジカルです。
それはプレイヤーの体つきを見ても分かります。
普通日本ではバスケをやっている人というと、
割合ほっそりした体をしているというイメージが浮かぶかと思いますが、
NBAプレイヤー、特にゴール下を任されるプレイヤーの大半は
まるでプロレスラーのような肉体を持っています。
バスケットボールというのは本来、
明文化されたルール上は身体接触のありえないスポーツのはずなんですが、
NBAでは、ボールをめぐるプレイは無論、
ボールのないところでのポジション争いでも激しく体をぶつけ合うのが当たり前。
ここ数年のNBAは急速に国際化が進み、
各国からハイレベルなプレイヤーが多数参戦しています。
彼ら、外国人プレイヤーがまずぶち当たる壁が、
このNBAのフィジカル・コンタクトだそうです。
2003年1月現在、NBAに在籍している外国人プレイヤーは実に66人、
その出身国は34ヵ国に及びます。
アメリカが絶対的な存在として世界のバスケットボール・シーンに君臨していたのは遥か昔、
近年はヨーロッパを中心に、世界各国目覚しいレヴェルアップを遂げてきています。
2002年、地元アメリカで行われた世界選手権では、
チームUSAは全員NBAプレイヤーで構成された代表チームを送り込んだにもかかわらず、
結果は何と6位という体たらく。
今後もNBAの国際化は加速していくことでしょう。
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