海洋空間女であり過ぎた女の日常



第14回 ロリータ   2003.9.18



新潟中3誘拐事件が解決され、心の底から安堵した。
その少し前、11歳少女連れ去りが解決。
メデタイ☆

最近、ほんとに変態が多い

わかっちゃいるが、娘にうざったがられようと、
世の中にこんな変態がいる限りオイラは口うるさい母でいる。

昔、ファースト・フード店でパートしていた時に、
当時26歳の男性社員(Aとする)が高1の女の子と付き合い始めた。
年齢差10歳。
でも、まぁ若いからそれほど違和感がないんだけど、、、
その彼は、いつもパートのおばさんに囲まれて
「ニヤニヤするな!」
「こら、どうしてそんなことするの!」
と鍛えられていたから、たぶん鍛えられすぎて疲れていたのだろう。
ほんに、世の中で一番強いのはパートのオバサンよ〜。
なので「Aさぁん♪」と自分を信じて慕ってくれるその子(仮にBちゃん)がもう、
可愛くて可愛くて、例えて言えば掌でそっと包み込んでいる、
孵ったばかりの雛のように可愛くて…、
「いずれ結婚するつもりなんだ」と決意していた。

あれからほぼ7年くらい経った。
彼は彼女の家で同棲していたらしい。
その同棲が「?それって同棲っていうの?」と思われたのは、
Bちゃんのご両親の住んでいるお家へ『こっそり』と同居していたからだ。
彼女の母親にはかろうじて目をつむっていただいたらしいが
(でも、彼らの交際にはいい顔せず)父親の方が絶対、絶対交際なんて言語道断!
と反対なため、父親に知られないようにしていたからだ。

できるのか?そんなこと。
ちょっと信じられなかったが、そういうことらしい。

その当時の店長がオイラより2歳年下のヤローで、
一緒に働いている時は仕事のミスで反省文など書かせられたりと、
結構キツイ思い出しかないが今では良い(?)遊び相手なんである。

で、最近オイラ壊れていて、その店長も壊れていて(もう、ホントに世の中ツレナイわよね(>_<))
飲もうぜ!ということで飲む。飲む。飲む。

四方山話のついでにAの話が出たりする。

「そういえば、Aはどうした?もう結婚したの?」と聞いてみた。

「いやぁ、アイツ、ロリだろう

「知ってる」
「別のバイトの高校生に手を出して、Bちゃんと別れた」
「へっ?Aもいいかげん30を超えたいい年じゃん。
 いくらなんでも高校生って…」
「だって、アイツ自分でも言ってるけどロリだろう。
 『やっぱり若い子がいいんです』だってよ」

…その場にいたらきっとAの首を絞めただろう。
Bちゃんがオイラを慕って(?)愚痴や不安を泣きながら言っていたことがあるので、
Aの発言は許しがたかった。

Bちゃんが大人の女性になったから、怖くなったかね」
「あるかもな。
 大人なら自分のゆうこと聞かないけれど、
 若い子なら自分の思い通りになるというのはあるんじゃない?
 俺なら年上の方がいいけどな
「知ってる」
「どうしてだか分からないけど、どうしても若い子がいいんだと。
 あんなのを本物のロリとでもいうのかね。
 肌がキレイとか、キャピキャピしてるとか、俺なら逆に疲れるけど、
 それが安心するってのがわからん」

彼(A)の場合は、それでもまだ“好み”の範疇だろう。
これが高じると、世間を騒がす変態の仲間入りになるのか、どうか…。
難しい事はわからないけど。

案外身近に「大人の女性が怖い」男はいたりするものかもしれない。
ABちゃんと付き合い始めた頃
「美味しくいただきました♪やっぱ女は処女最高☆
と言いふらしていたのを思い出す。
あの発言と、この結末が繋がるような繋がらないような、
とりあえず私には関係ないだろうけれど、そして彼を責めることは筋違いだけど

不快感が満載!!

ほんと、娘をバイトさせるのも考えてしまうよなぁ。

さて、フケ専の店長になぜ年上がいいのかついでに聞いてみた。

「どうしてってことはないけど、やっぱりしっかりしてるでしょう。
 どうせ年をとったらお互いジジィとババァで変わりゃしないし、
 それならわけわからん年下よりは年上の女性がいいな」
「母親を重ねてるってことない?母親のように包んでほしいとか?」
「それは、あるかもね。
 やっぱり男って疲れているから癒されたいのよ。
 Aだって疲れていて、癒される方向が若い子ということだったかもね。
 そう考えると、わからんこともないか」

おい。
女だって疲れてるっちゅーねん!

互いに断絶を感じつつ、専門家でもないオイラは解せないなぁと飲み続けるのでした。






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