海洋空間佳本


水域 水域」★★★★★
椎名誠
講談社

2005.3.14 記
これぞ椎名文学の最高峰にして真骨頂、と私は思う。
ストーリーの細かな点は置いといたとしても、もう設定からして最高じゃないですか。
どちらかというと年齢を重ねてからも精神に幼児性を多分に残しがちな男という生き物の方が共感度は高いのかも知れないが、冒険や探検、秘密基地といった概念が忘れられない向きには最高の舞台であり、世界である。
そりゃあこれを書く人は「the FUTURE is WILD」を絶賛するであろう、と深く頷ける怪作。





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