海洋空間佳本


ブルックリンの少女 ブルックリンの少女」★★★★☆
ギヨーム・ミュッソ
集英社

2019.1.27 記
いかにも欧米のエンターテインメントらしいというか、例えば映像化されたとして、そのイメージが容易に浮かぶような作品だった。
フランスとアメリカ、まさに大西洋を股に掛けて展開していくダイナミックなストーリーで、理論構築や心理描写など含め全体的に大味なところもあるから、読んでいて「ん?」と少し首を傾げる箇所がいくつかありはするけれども、一方で日本のミステリーなどを読み慣れている人にも馴染みやすい細やかな仕掛けも施されていたりして、最後のどんでん返しも違和感がない。
読み応えはあった。





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