海洋空間佳本


烏丸ルヴォワール 烏丸ルヴォワール」★★★★☆
円居挽
講談社

2016.8.14 記
仮に真っ当な本格ミステリーとして読むとすれば、ド派手な飛び道具がバンバン撃ち込まれてくるので、決して読者から見てフェアな作品であるとは言えないが、各キャラクターがしっかり立っており、多彩な技が散りばめられた長編は純粋に読み物として面白い。
特に舞台が京都であるというだけで、私にとっては尚更。
2作目にして、レギュラーメンバーたちの素性も徐々に明らかになってきて、シリーズものとして広がりも感じさせる。





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