海洋空間佳本


アクアリウムの鯨 アクアリウムの鯨」★★★★☆
谷村志穂
角川書店

2011.6.25 記
大学院で応用動物学なる研究に従事している等身大の女性の、何ということはなさそうで、でもやっぱりちょっとドラマティックな日常を綴った一作。
著者はエッセイを得意とされている方だが、なるほどこれはエッセイである、と言われてもそれほど違和感を抱かないような、私小説にも似た雰囲気。
作中に漂う空気感と同様、読後に覚える想いもどことなく淡々としたものではあるが、私が動物好きということで甘めの星4つ。





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