海洋空間ハワイ島旅行記



第4日
2009年1月7日(水) 「ホエールウォッチングとルアウショー」
     2009.1.19 公開


夜中何度か目覚めたが前日よりはマシだった。
8時ぐらいまで寝た。
朝食後、9:30に迎えに来たオーシャン・スポーツというアクティヴィティエージェントのバスに乗り、
ホエールウォッチングへと向かう。
天気は快晴に近いが、雲が少し浮かんではいる。
客は全部で30名ほど、その内日本人は3割ぐらいかな。

今からホエールウォッチング
今からこの船に乗り込んでホエールウォッチングに出発

バスは北に向かって15分ほど走り、カワイハエという港で船に乗り換えて出航。
立派なキャビン席も備えた船だが、もちろん誰も船内には入らずデッキでスタンバイ。

みんなで目を凝らしてクジラを探す
皆で大海原に目を凝らしてクジラの姿を探す

船長始め総勢3名の乗組員はもちろん、乗客も皆目を凝らして大海原を眺めるが、しばらくはクジラの影は見えず。
30分ほど後、ついに遠くに潮を吹くクジラが発見された。

ついに遠くにクジラの姿が見えた
距離は遠いが、ついに潮を吹くクジラの姿が発見された!

この時はどうやら4マイルほど離れていたらしい。
それから全速前進、ザッパンザッパンと水を被りながら近寄っていき、最近接で200mほどまでいっただろうか。
1頭ではなく、総勢3〜4頭いた。

尻尾
潜っていく時に見える大きな尻尾

巨大な背中
巨大な背中には傷がたくさん

なかなか写真でいい瞬間を撮るのは難しいなー。
しかし巨体が水面を行き来する様を間近で見、その迫力に感動。
しばらく並走して観察した。

潮吹きと胸ビレが見える
左側の個体は潮吹き、右の個体は横になって胸ビレを海面上に上げている

こんもり盛り上がった背
こんもり盛り上がった背はたくましい

海中に消えていった
ザパンと尻尾をはためかせて海中に姿を消した

それからもおそらくは別のグループと思われるクジラたちに何度か邂逅し、観察を続けた。
2時間弱ほどに及んだホエールウォッチングの航海は、大満足。

12時過ぎ、ホテルに戻る。
それから外に出てビーチサイドにあるブラウンズ・デリ
ターキーグラインダーというサンドウィッチとストロベリーショートケーキを買い、昼飯にする。

サンドウィッチを買って外で食べる
デリでサンドウィッチを買って外のテーブルで昼飯

芝生に寝転がっても気持ちいい
芝生でゴロリと寝転がるのも気持ちいい

優雅な雰囲気で非常によろしい。
相変わらずパン屑目当ての鳥類も多い。

ペトログリフを求めて徒歩で出発
プアコ・ペトログリフ・パークを目指していざ出発

腹ごしらえを済ませた後、今度はホテル敷地の北側に位置するプアコ・ペトログリフ・パークという、
ペトログリフが見られる公園に出掛けてみた。
ホテルに隣接しているとはいってもとにかく敷地が広大なリゾートのこと、
ゴルフ場を横切ったりなどして、炎天下を結構な距離歩いて辿り着いた。
しかしたくさんのペトログリフを見ることができてまずまずの満足度。

ペトログリフのある一帯
この一帯がペトログリフが保存されているゾーン

ペトログリフ
人の形が刻まれたペトログリフ

これまたペトログリフ
まるでいたずらのようなペトログリフ

ゴルフ場を横切ってホテルへ戻る
ゴルフ場を横切って向こうに見えるホテルへ戻る

ハンモックに寝てみる
ホテル敷地に戻り、ビーチサイドに吊ってあったハンモックに寝てみる

再びビーチをブラブラしつつホテルに舞い戻ってきて、ロビーフロアにあるラウンジのソファで一休み、
ウトウトしていたら、昨日溶岩ウォークツアーで一緒だった日本人姉妹と出会った。
同じホテルに宿泊しているようだ。
話をしてみたら驚くことに私たちとご近所さんで、
リアル叶姉妹のごとき生活を送っているということが判明したのであった。
ちなみに、話している途中、海に潮を吹いてジャンプしているクジラが見えた。

16時、一旦部屋に戻って態勢を立て直してから、ショーとディナーを兼ねたイヴェント、
ルアウショーを観るためにタクシーでワイコロア・ビーチ・マリオット・リゾート&スパに移動。
ルアウショーは私たちが泊まっているザ・フェアモント・オーキッド・ハワイでも演ってはいるのだが、
あいにく土曜日しか開催されないようで、今回はタイミングが合わなかった。

マリオットのロビーに置かれていた表示ボード
マリオットのロビーに置かれていた、今日行われるイヴェントを示すボード

マリオットに着きショーのチケットを受け取った後、
少し時間があるので4日にも訪れたクイーンズ・マーケット・プレイスへ歩いて行く。
マリオット・リゾート&スパから徒歩10分以内で行けるのだ。
17時からここでフラショーがある、という情報をどこぞやで目にしていたのだが、
どうやら時間が18時からの誤りだったようで、それを見ていてはマリオットのルアウショーに間に合わぬ。
無駄足に終わってしまったが諦め、スゴスゴとシャトルバスでマリオットに戻った。

シャトルバスで戻る
シャトルバスに乗ってマリオットへ戻る

夕景が美しかった
ちょうど夕景が美しい刻限だった

17時過ぎ、ルアウショーの会場に入る。
野外ステージの前の芝生広場にたくさんの円卓が並べられた形態。
最大約600人の観客を集めるらしいが、この日は200人ほどとのこと。
どこが空いてるかな、とウロウロしていたら、従業員に、ここが空いてるで、
と案内されたのはアメリカ人ファミリー2つが座るテーブル。
コロラドスプリングスからやってきた中年夫妻と20歳の息子の3人家族と、
もう1つがカンザスシティからきた同じく中年夫妻と年頃の3人娘の5人家族。
そこに私たちを加えた10人座りとなる。

テーブルに着いた
ルアウショー会場のテーブルに着いた

ディナーとショーの前に、まずはカクテルタイムということでフリードリンク。
しばし歓談に興じるが、こんな時いつも思うのは、もっと英語が堪能だったら、ということ。
早口で込み入った話をされるともうまったく分からなくなる。
それでもMLBやNBAの話題などを振れば少しは絡めるのでマシだったけど。

サンセット
ハワイ島のサンセットは火山灰の影響で真っ赤に染まるという

バンド演奏が始まった
4人ともに歌も弦楽器も打楽器もこなすバンド

17:30頃、それぞれが弦楽器と打楽器と歌をこなすハワイアン4人組によるバンド演奏が始まり、そして18時には、
イムと呼ばれる、土中に埋めた丸ごと一頭の豚の蒸し焼きを半裸の男たちが掘り出すパフォーマンスが行われた。
バナナの葉などを被せて長時間掛けて蒸し上げるこの豚料理は、パプアニューギニアなんかでは最高のおもてなし、
ごちそうであると何かで読んだことがあるが、ハワイでもそういった風習はあったのだろうか。
ポリネシアン民族共有のしきたりなのかな?

イムのパフォーマンス
土中に埋めた豚の蒸し料理を掘り出すパフォーマンス

18:20頃、料理の準備が整って食事が始まった。
ハワイアン・ブッフェ形式。
先ほど土中から掘り出されたイムや、テリヤキビーフマヒマヒ(シイラ)フライドライスジャガイモなどなど。
どれも美味しかった。
ロケーションと雰囲気もバッチリだから味も数割増しな感じだ。
ケーキは激甘だった。

イム
先ほど掘り出した豚肉も並んでいた

ハワイアン・ブッフェ
ハワイアン・ブッフェの一例

19時過ぎ、食事も一段落したところでいよいよショーの開始と相成った。
基本的には衣装チェンジを繰り返しながら進められるフラダンスで、そこにたくましい男たちも入ってきて、
時にはオールブラックスで一躍有名になったマオリ族のハカや、サモアのファイアダンスなど、
ハワイの垣根を越えたと思われる踊りも舞われるが、そこはやっぱりポリネシアン括りなのだろう。
フラの腰の動きは、ドッシリ安定した上半身の挙動と併せて生で観るとやはり超絶的で、
またファイアダンスなど、筋骨隆々パフォーマンスもド迫力であった。

ショーが始まった
フラを基本としたショーが始まった

男たちの踊り
おそらくはこれがマオリのハカ

一番きれいだったダンサー
一番きれいな女性がやはりお姫様のような役

衣装を替えて
衣装チェンジを繰り返してショーは続けられた

ファイアダンス
勇猛なファイアダンス

全体的に、非常に楽しかった。
夜はやはり少し肌寒い。

20時、すべてのプログラムは終了し、我々もマリオットを後にして再びクイーンズ・マーケット・プレイスに立ち寄り、
スーパーマーケット的な店で明日の朝ごはんを仕入れてからタクシーでホテルに帰った。
明日は朝早くにチェックアウトをするので軽く荷造りなどをしてから、23時前に就寝




前の日
次の日





戻る

表紙