連載再開へ向けて 〜序文〜 2005.1122
私が推測するに、ダメ人間は大きく二つのタイプに分けられるように思う。
一つ目は幼少期における想像を超えた悲惨な体験。
二つ目は、俗に言うエリート落ちと言うヤツである。
日本人に親しみ深い俳句のひとつに「自由律俳句」がある。
季語や音数にとらわれない形の俳句として有名であり、私も深く傾倒している。
この自由律俳句の代表者として知られる種田山頭火と尾崎放哉は
実は先述のパターンにピッタリと属するのである。
種田山頭火は一つ目のパターンに属し、尾崎放哉は二つ目のパターンに属する。
次回からは彼らの人生を追ってみたいと思う。
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