海洋空間フミオ君のボヤキ




第3回 クリスタルブルー   2004.2.4



長く伸ばした髪が
冷たい風に揺れた時
またこの季節が巡る度
心の傷がうずきます
こうして一人で旅しても
いつも貴方がつきまとい
やはりこんなに好きなこと
思い知らされ呆れます
こんなことならもう何も
見ても聞いても触っても
貴方のいない世界では
ダイヤモンドもただの石
全てが色褪せ意味がなく
そして私もそのように
透き抜けやがて消えるのです…



毒舌な私でも、↑こんな気持ちになることもあるのです。
人間ですもん、恋もしますワィ。
いやぁ、しかし女って生物は恋愛をするとコロリと変わりますな。
High School時代の眼鏡っ子の友人と久々に会ったとき、
コンタクトになってるわ、茶髪でパーマにしてるわ、話し方まで変わってるわ…
と見事なまでに変化していたのにはたまげたよ。
「あんさん、私の知らぬ間にどないしたん?」と聞くと
「彼ができた」と言いよった。
「そっちは?」と聞かれ、
「No〜No〜」と答えると、
その友人は「私の勝ち!」みたいな顔になりよった(まぁ、いいけどよぉ…)。

私は執筆陣紹介の所で「恋愛形式は妄想倒錯型」と紹介されているが、
文字通りまさしく妄想して終わる。
私は変人というか、人の恋愛や小説などのラブストーリーには興味津々であるのに、
自ら恋愛をしようという気になれないのだ。
シャイだから?
内気だから?
傷つきやすいから?
フフフ…全部当てはまるけど、もっと決定的な要因は私の妄想癖にあるように思われる。

例えば、もし好きな人が私の前に現れたら、私はその場に卒倒してしまいそうになり、
頭の中でさまざまな言葉が飛び交い、口に出そうとすると妙な事をゴニョゴニョと口走り…
つまりは、度胸のない腰抜け野郎なのである。
逆に、「好きだ」と言われると
「ワイのどこがエエのや?え!?ワイの納得いくように説明してみろやぃ」
と疑心暗鬼の渦に飲み込まれるのである。
まさに自業自得のトラウマだらけ。
最近では変態度がレベルアップし、さらに軽度の視姦癖があるのか、
BLなどの小説を読み込み、この上ないエクスタシーを感ずるのであるから、
自分でも手のつけようがない。

このようにしてますます現実と想像との距離ができてしまい、
ついには現実世界の人間は恋する対象ではなくなり、
結果として二次元でしか感情を出さぬようになってしまったのである。

  

いやぁ〜、これも人生ってか(意味不明)。






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