海洋空間フミオ君のボヤキ




第15回 変態嗜好人間   2004.8.4



今回のテーマは「人の性欲はどれほど多様化するか」
という人類普遍のテーマである。
なぁ、興味津々なんだろ?そこの僕ちゃん?
ヨイ子の皆さんはこれ以降は読みなさるなよ、多分、引くからよォ…。

アマチュア的変態理解とは、ホモやレズ、獣姦、SM…くらいだろうか。
チッチッチッ…、甘い甘い。
そんなん、変態入門レベルである。
まず、皆さんがやっておられる正常位、
コレ、動物界から見ると変態行為なのである。
あくまでバックがメジャーなのである。
変態プレイの中でも、デブ専、靴フェチ、制服フェチ…ならまだ理解の範疇であるが、
「嗜糞症」(←コレ、ウンコ好きのこと)なんてものまであり、
ココまでくると笑えてくる。
その他、聖物愛好、幼児プレイ、放置プレイ…。
これらの中には「本番はしないのが王道だ!」という
「何もしてもらえない」マゾヒズムが存在したりもする。
それらの心理を読み解くと、解放のための変態、束縛のための変態…ということか。
時を逆戻りしてみたら、大正10〜15年にかけても変態セックスが流行っている。
この頃は変態と猟奇の全盛期であり、とあるエロ雑誌においても
「世界残虐刑罰史」や「支の泥棒市場」や「近世詐欺捕物講」など、
犯罪の色の強い企画ものが多い。
しかし、やがて戦争に向かい、抑圧時代に突入、
その抑圧が弾けたのが第二次世界大戦後という訳である。
戦後は物に対しても精神的なものに対しても国民皆が飢えていた。
そこで新しいものがたくさん入ってきて、皆がそれを貪欲に吸収した。
その中にはセックスも存在した。
中国大陸などに赴いた軍人たちが現地の売春婦などと関係して、
ちょっと日本とは異なったセックスを覚えて帰ってきた。
そういうものが輸入され、
「変わったセックス=変態的なもの」の愛好者が一気に増えた。
異文化交流、カルチャーショックが変態嗜好に火をつけたという訳だ。
今は何か、「冬のソナタ」や「世界の中心で、愛をさけぶ」など、
純情・感傷系のものが流行っているが、
純愛とか、プラトニックな関係というのは変態行為の最果てみたいなものである。
「好きになったら欲情する」のが普通なら、
それの逆を行くってのは一種の変態プレイである。
そう、まさに変態プレイの中の放置プレイに見事に該当するではないか。
「もう、既にやりつくされた変態プレイはもう飽きちゃったなぁ〜」
と思っているそこの僕、
次は「プラトニックな関係」をしてみてはどうだろうか?

間違っても「いや、俺はノーマルさ」何て言うんじゃないよ。
それは、「ノーマル嗜好」という変態なんだから…。
結論を言おう。
人間、みな変態なんですよ。






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