第11回 オタク解禁 2004.5.4
オイラは周囲の人から「オタク」っぽい目で見られているにも関わらず、
まるっきり自覚症状がない。
…というよりむしろ飽きっぽい性格なのである。
みんな、オイラのことを誤解しているぜーー!!!
やってらんねぇーよ!!!
いくらオイラが読書狂だと言っても「この作家は死ぬほど好き!」なんて人はいないし、
全部の本を集めている作家は貴志祐介くらいである。
勿論何のコレクターでもない。
だからアニ○イトなどの店に頻繁に足を運び、
キャラクターグッズなどのコレクションをしている人の行動は不可解極まりないのである。
これは友達から聞いた話なのであるが、
熱狂的なファンはキャラクターが描かれているグッズやぬいぐるみに
話しかけたりおじぎしたりするという…。
恐ぇーーよ!
宗教じゃねーんだからさ、やめようよ、そういうことは!!!
また、同人誌なんかを発行している輩もいる。
やめようよ!!
18禁のパロディとかさぁ!!!
…というように俗にいうオタクという人種に対しては
平生から生け好かない野郎だと思っていたのである。
しかし、最近もはや「オタク」なんていう言葉は死語なのではないか?
という疑問を抱いた為、「フミオ君によるオタク実態調査」が施行されたのである。
イエイ!!
まずビックリしたのが、「オタク」に関する本が結構出版されているという事実だ。
岡田斗司夫という人物が某大学で「オタク文化論ゼミ」の講師までしている。
なんじゃそりゃ?と思ったけど、なんかつられてこの岡田って人が書いた
「オタク学入門」という本を買ってしまったゼ!(714円の出費なり。チャリーン♪)
その本を読むとまずは「オタク」の言葉の定義から始まり、
ファンやマニア、コレクターとは違うことが詳細に記されてある。
そしてこのような人達は例えば作品を見て面白かった、つまらなかった、
と言うだけで済ませるようなことはしない。
どうやら高性能レファレンス能力をフル稼働させ、
「これはどこそこからのパクリだ」というよに見抜いてしまうらしい。
例えば、
「ほぉ…、宮崎監督、ナウシカの巨神兵は庵野秀明を使ったのか。
なかなか着眼点がいいね」…という具合に。
↑こんなん、パンピーには分からねぇよ!!
アンタ、研究者か!?
こういう「パクリ」という視点からみると文化や創作云々…、
といっても所詮は人様からのパクリの上に成り立っているということが窺える。
またクリエイター達は言ってしまえば
皆一癖ありそうなオタク出身であるということが推測できる。
オタクはいわばセミプロなのである!!!
スゲーじゃん!!!
しかし「俺、オタクなんだよナ」というように
オタクであることを自己申告している奴は今まで見たことがない。
彼らは「オタク=マイナー」という負い目から肩身の狭い思いをしているのであろうか…?
オォオォーー!!!これはいかん!!!!
オイラも一味になってオタク増殖プロジェクトを始動させるぜーーー!!!!
今日からオタク解禁だァーーー!!!!!!!!!!!!!
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