第10回 シークレッター 2004.4.25
オイラは一時、探偵になりたかったことがある。
長いコート、帽子、サングラス…なんていう風貌の人物になりたかったのだ。
絶対オイラがその格好をしてお前のハートを鷲掴みにするぜ、ハニ〜♪(←阿呆)
これらはもちろん、怪しいB級探偵ドラマや小説の影響である。
探偵とは本来殺人事件の犯人を追跡するようなことをせず、
ストーカー調査、浮気・素行調査、行方調査、身上調査、企業調査、
盗聴・盗撮発見…など、要するに警察の管轄外のことを中心にしている訳である。
オイラは普段から怪しさ100%だから
素行調査なんてされたら拷問刑にさせられるぅぅ…!!(一体普段から何してんだ?)
こんな怪し〜い探偵の所業は興味を抱かずにはいられないのである。
そういえばつい最近探偵業でも「別れさせ屋」に焦点を当てた
ナントカカントカ…っていう番組を見たことをハタと思い出したのである。
字面どおり、「依頼者の配偶者と愛人とを別れさせよう」というお仕事である。
ここで登場するのが秘密工作員、通称シークレッター(別れさせ屋のこと)である。
このシークレッターは依頼を受けると、依頼者と愛人を徹底的に調査する。
そして依頼者の配偶者に気付かれることなく自然に別れさせる為のシナリオを書く。
シークレッターの驚くべき別れさせテクニックとは…!!
その1)まず鉄則として依頼人の配偶者には接触せず、その愛人に近づく。
その2)ニ重・三重に仕掛けをして(ごく自然に)信頼を得るように仕向ける。
その3)ターゲットの好みの人物を演じ、仕掛人に気持ちが傾いたところで
決定的な最終工作を決行する。
例えばターゲットが占いマニアの人なら、
仕掛人が占い師になりすまして「アナタ、不倫してますね?
不運の元凶は不倫です!!」と鬼気迫って言うらしい…。
なんと見事な茶番劇!!!
このようにシークレッターはターゲットの好みまで徹底的に調べ上げ、
自然に近づいてターゲットの気持ちを自分に向かせ、
別れさせた後はさりげなく消えるのである。
これぞ、プロ!!!
またシークレッターにもやはりカリスマの様な存在がいて、
トップシークレッターにもなると専属のスタイリストや
メイクさんまでついているそうである!!
これも家庭的な主婦から夜の遊び人風までさまざまに変身する為である。
このトップシークレッターなる人物の3年間の別れさせ件数は150件、
成功率は95%という!!!
スゲーよ!!!
し・か・も…!!!!
この人物の年収は5254万1000円だそうだ。
ウヘヘェェェェーーー!!!!
こんなにもうけてどうすんの!!!(←下世話だな)
これを聞いたらひれ伏すしかねぇな、オイ!
オイラもマジで探偵になろうか…なんて思った今日この頃である。
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