海洋空間エクアドル&ペルー旅行記



第10日
2007年8月10日(金) 「バスで10時間移動」
     2007.11.8 公開


夜中に目覚めてトイレへ。
薬は飲んだが腹の調子はまだ悪い。

5:30起床朝食を摂ってチェックアウト
今日はその名も「インカ・エクスプレス」という長距離観光バスに乗り、
ここクスコからプーノまで、
途中何カ所かで観光や昼食を挟みながら約10時間かけて移動するのだ。
7時ホテルのロビーでお迎えの係員にピックアップしてもらって、
インカ・エクスプレスの発着場へ。
ホテルから15分ぐらいだったかな。
ちなみにこのバス乗り場への道中は日本人女性2人組と同乗しての移動となったが、
この旅行中こうして他の日本人と一緒になるのは初めてだな。

インカ・エクスプレス
金色に輝くインカ・エクスプレスの車体 内装もきれいな豪華観光バスだった

乗客定員40人ほどの観光バス、インカ・エクスプレスは指定席となっており、満席だった。
私たちは最後列なのでこりゃちょっと楽だ。

7:30、バスは出発
最初の停車地であるアンダワイリーヤス村教会見学はパス。
まあ元々キリスト教や教会に関心はないし、体調も思わしくないので。
教会の外、広場のあたりでプラプラ遊んで時間潰し。
ちなみに途中の観光地では、
この教会のように自腹の入場料が発生するポイントは参加するもしないも自由。
天気は今日も良く、もうだいぶ田舎町なので雰囲気ものどか極まりない。
土地柄なのか、広場には土産物を広げた露店も並んでいるのだが皆おしなべてシャイだ。

アンダワイリーヤスの教会前
アンダワイリーヤスの教会前に座っていたおばちゃんと犬

2つ目の停車地ラクチ遺跡
ヴィラコチャ神を祀っていたインカの遺跡だ。
ここには入る。
他のインカの遺跡群とは違い、
石積みもあるにはあるがその上は茶色い土壁のようになっている。
ヴィラコチャ神殿跡は巨大だ。

ラクチのヴィラコチャ神殿跡
ラクチのとても巨大なヴィラコチャ神殿跡 石積みの上に土壁が載った珍しい造りの遺跡

このインカ・エクスプレスにはマヌエルという男性ガイド
カレリンという女性スタッフが同乗しているのだが、このマヌエルガイドがまあよくしゃべる。
炎天下、体調さえ万全であれば彼の解説ももっと興味深く聞けたのだろうが、
なにぶん腹の調子に加えてこの頃には熱っぽくなってきていたので、
早よ終わらんかな〜、話、とずっと思っていたラクチ遺跡観光
こりゃ風邪気味なのかね。

炎天下での説明に少々参り気味…
炎天下でのマヌエルガイドの説明に少々参り気味… 体調が悪い

4日前ペルーに入って以来、クスコマチュピチュなどを観てきたけれども、
どうもインカ社会は基本的に、この世界を3層に分けて考えるようだ。
すなわち、コンドルに象徴される上層世界と、ピューマに象徴される中層世界と、
ヘビに象徴される下層世界
それぞれ“なんとかパチャ”という名前だったんだけど、
ウフパチャが下層だったかな、あとは覚えてないや。
ちゃんと聞いといたらよかった。
ちなみに母なる大地=Mother Earthのことをケチュア語でパチャママというらしい。
各遺跡には必ず何らかの形でこの3層に分けた世界観が反映されていた。

12時シクアニという町に停まり、そこで昼食
この寂れた埃っぽい田舎町になんでこんな、
と思うような小綺麗なテラスの付いたレストランが出現。

一見寂れたシクアニの町
寂れて埃っぽい感じのシクアニの町

シクアニの町に不似合いなテラス付きのレストラン
シクアニの町にはちょっと不似合いなテラス付きのレストランでブッフェランチ

メニューは貧相だったけど。
ブッフェランチだったんだが、体調が良くないのであまり食べられず。
それでもまったく喰えないことはなく、少しは胃に収めることができたのでよかったが。
再び薬も飲んだ。
このあたりで標高3500mぐらい。
陽射しも相変わらずきつい。

続いての停車地は、この旅の中で最高標高地点となるララヤ峠
その高さは実に4300m以上。
もう雪を冠った山頂もすごく近くに見えるじゃないか。
この地にもインディヘナの衣装を着た、観光客相手の人たちがいた。

標高4335mのララヤ峠
この旅の最高標高地点、4335mのララヤ峠

遠くに見える山には冠雪が
向こうの山には冠雪が見える

バス車中、隣り合わせたスペイン人夫妻ともチョコチョココミュニケーションをとった。
残念なことに彼らは英語がほとんど分からず、
私たちはスペイン語が話せないのでその意思疎通は大変だったけど。
前に座っていた、英語もスペイン語も分かる白人女性が通訳してくれたり。
私がスポーツが好きということもあるだろうが、
異国の人と話す時、スポーツの話題が取っ掛かりとして結構奏功している。
例えばこの時のようにスペイン人とかのヨーロッパ人や、
南米の人たちと話す時はサッカー選手やバスケットボール選手の名前を出したり、
アメリカ人だったらそこに野球選手を交えてみたり。
たいていはそれでつかみは何とかなるなあ。
また、英語などは日本語と違って基本的には敬語表現がないから、
初対面の第一声の時からフレンドリーに、そして対等に接することができる言語だなあ、
と痛切に感じた。
相手がおっちゃんでもおばちゃんでも、子供でも言葉遣いは変わらないから。

次なる停車地プカラ
もう立地的にはだいぶ目的地プーノに近付きつつあり、
すなわちボリヴィアとの国境に近付いている。
このプカラは、そのボリヴィアの代表的な遺跡
ティワナクにも影響を与えたのではないかと考えられている、
プレインカ文明の存在が確認された地なのだ。
小さな博物館に案内されたが、内部は撮影禁止。

プカラの博物館
小さくて古ぼけたプカラの博物館

博物館の中庭
博物館の中庭でこっそり撮影

なんかガイドマヌエルの説明が午前中のラクチとかよりも簡素になってないか?
さすがに彼も疲れてきたのか、
あるいは私の体調が徐々に快方に向かってきたのでそう感じたのか。

いよいよインカ・エクスプレス目的地プーノへ。
7:30に出て到着17:25だったからきっかり10時間
でもバスの長旅も思ったよりはきつくなかった。
途中でチョコチョコ降りるし。

夕暮れ時、プーノに到着
夕暮れ時にようやくプーノのバスターミナルに到着 ティティカカ湖に浮かぶ島の上の白い建物は今夜泊まるホテル

プーノバスターミナルで迎えの係員と合流し、
宿泊するホテル「リベルタドール・ラゴ・ティティカカ」へ。
実は旅行を申し込んだ時にすでに押さえていたホテルが
先方のオーヴァーブッキングによりキャンセル、その結果ラッキーなことに
追加料金なしでよりグレードの高いこの5つ星ホテルに変更と相成ったのだ。
プーノの街中にある他のホテルとは一線を画し、
ティティカカ湖に突き出したエステヴェス島に傲然と建つ白亜の豪奢なホテル。
いやー本当にラッキーラッキー。
中に入ってみると、設備も最高、そしてもう暗くなっているのでよく分からないが、
全室からティティカカ湖が望めるというその眺望も素晴らしいのだろう。

リベルタドール・ラゴ・ティティカカのロビー
リベルタドール・ラゴ・ティティカカの豪奢なロビー

ここプーノは標高3850mの街、だが高山病のような症状はクスコ同様出ず。
また、バスターミナルからの移動中に「ここがアルマス広場」と紹介されたが、
どの街にもアルマス広場があるんだな。

一旦荷物を置いた後館内を少し散策、妻はホテル1Fに入っているショップ、
アルパカ111」でセーターを購入した。
このアルパカ111は、ペルーではメジャーで多くの支店を持つ
高級アルパカ製品ショップだ。
このセーターもペルーの物価からしたらべらぼうに高かったが、
同じものを日本で買おうと思うとやっぱりこの額では買えないので、まあよかろう。

だいぶ良くなってはきたものの、
まだ体は完調ではないので夕飯ルームサーヴィスで摂った。
階下のラウンジからはフォルクローレの生演奏の音も聴こえてくるが、
今回は断念、部屋でおとなしくしておこう。
22時前には寝た。




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