第4回 ヤモリは屋守というけれど… 2004.3.21
南国に虫ってつきもの。
でも私ははっきり言って虫って大嫌い。
とにかく嫌い。
蚊も殺せないMちゃんほどではないけど、やっぱり虫系は大の苦手。
タイで一番目にする虫(といっても爬虫類だけど)は、
「ヤモリ」=タイ語で「チンチョ」=ウララ語で「奴」。
タイに住むまで奴を見たことがなく、初めて外で見た時は半泣きになってしまった。
そしてごく普通に家の中にいるのが許せない!
確かに奴の方が先住民だし、蚊とか食べてくれるらしいし、
家を守るという意味で「屋守」って言われていて、そりゃ私が文句を言える立場じゃないけど、
やっぱり家の中にいるのは気持ち悪い!
勘弁して!
下層階に住んでいる友達は
「うちはチンチョが住みついてるから、ほぼ毎日見かけるよ」って言ってる。
うぅぅ…キモイ。
私んちは24階だからしょっちゅう奴が出現するわけじゃないし住みついてるわけでもないけど、
それでも奴等は無駄な体力を使ってわざわざ24階まで上がってくる。
エレベーターという手もあるけど来なくていいよ。
下界で遊んでいてよ。
我が家に奴(5〜8cm)が出た場合の撃退法
1.旦那が捕獲し殺さず24階からスカイダイビングさせるけど
奴等はうまいこと階下の壁にペタっとくっつく。
スパイダーマンも真っ青「ヤモリダーマン」か「チンチョーマン」だ。
ちなみに旦那の捕獲方法は手掴み。
すごすぎる。
2.旦那の帰りが遅い場合は私がひたすら奴を見逃さないように張り込み。
3.旦那が出張で3〜4日留守のときはひたすら出ないことを祈るしかない。
日本出張の場合は私は迷わず便乗しよう。
ふと思った。
チンチョが出た時に私は何もしていないぞ。
そのぶん旦那が大活躍。
負けてられない!
私もせっせと奴を見つけよう。
っちゅうか出ないでほしいんだけど…。
なぜかチンチョが嫌いな人ほど奴を見つけるのが早いんだな〜。
「いやよいやよも好きのうち」ってことわざ、誰が作ったんでしょうかねぇ。
「いやよいやよはほんとにいやなんです」って言いたい。
以前シンガポールに住んでいた友達が
「バンコクよりシンガポールのほうがチンチョは多いよ」って言ってたことがある。
ちょっと驚いた。
街のキレイ度とチンチョの数は関係ないか。
当たり前か。
またバンコクでチンチョの数が減ったのは、
アメリカでチンチョがペットとして流行した時、
バンコクでかなりのチンチョが捕獲されたかららしい。
またどこかで流行すればいいのに。
そのうち慣れるよって言われるけど、慣れたくないよ。
チンチョを平気になればもっとタイ生活をエンジョイできるだろうけど…、
やっぱり嫌いなもんは嫌い。
タイにきて間もない頃、オオトカゲに出くわした
(鳴き声が「トゥッケー」と聞こえるからトゥッケーと呼ばれている)。
その時トゥッケーはアイスクリーム屋の店先でボーッとしてた。
その瞬間目が合ったから猛ダッシュで逃げた…ギョエェェ〜!
チンチョはきもい!
トゥッケーは怖い!
うちのアパートの周辺って金持ちタイ人の豪邸が多いんです。
だから広〜い敷地には緑がたくさんあって虫も居心地がいいのかな。
緑といってもガーデニングとは全く別物で椰子の木とかでジャングルちっくなんだから。
リスもいるんだから。
チンチョもいっぱいいるだろうし、トゥッケーだって庭を走ってるかもしれない。
どんなに立派な家でも私にしたら「チンチョの館」としか見えない。
ふぅ〜、あの形、あの動き、気持ち悪〜い!
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