海洋空間バンコク随感録




 第3回 国技ムエタイ!   2004.3.3


サワディーカー(こんにちは)!
今回はタイの国技「ムエタイ」を紹介します。
女性はあまり興味がないと思いますがここに来たからには是非読んでって下さいね。
紹介しておきながら私もムエタイには興味がないんですけどね。
でもつい書いちゃいました。

ムエタイを簡単に説明すると、キック・パンチにヒジ・ヒザありの格闘技
スタジアム内では公然とギャンブルも行われていて、
とにかく会場の雰囲気はムンムンギラギラと怪しげ…。
会場の座席は一等席二等席三等席に分かれていて、
観光客や在タイ外国人はほとんど一等席のリングサイドに座ります。
二等、三等席はスリに注意。

ムエタイの客席
盛り上がるリングサイドの一等席


チケットの購入にあたっての注意点ですが、
タイ人価格と外国人価格があります(ムエタイに限らず)。
ここで「なんでだ!」とイチャモンとかつけちゃったら、
後で怖い目に遭うかも知れないので絶対にやめてください!

実際にムエタイの試合を観戦するには、ツアーに参加する直接スタジアムでチケットを買う
旅行会社を通してチケットだけを購入する、といった方法があります。

ツアーの場合はほとんどが添乗員と送迎付き
ただし観戦できる時間が決められているのでゆっくりと見たい人には不向き。
試合は夜だから女性同士の場合はツアーが一番安全です。

直接スタジアムへ行った場合は会場外で売り子さんからチケットを購入します。
運がよければ値引きしてもらえます
観戦時間はもちろん無制限。

旅行会社を通す場合は直接スタジアムで買うよりも安い場合がありますが、
メッセンジャーが宿泊場所にチケットを届けるシステムのため、時間に余裕がある人向きです。
こちらも観戦時間は無制限です。

試合は曜日によって開催スタジアムが異なるので注意なされ。(←編集長風)
※編集長註…ワシこんな言い方するか…?

試合開始前に各選手のワイクと呼ばれる神への祈りを込めた踊りが行われます。
リングサイドでオジサン生バンドが演奏するムエタイ独特のチャルメラっぽい曲を聞きながら、
選手たちのワイクや試合を観戦。

ムエタイ会場内のバンド
こちらがオジサンバンドの面々

各選手たちのワイク、踊りはそれぞれ違っています。
ある日など15分くらいずっとワイクをしている選手がいて、私はすっかり飽きてしまいました。
「これで負けたらワイクの意味ないわ」と思っていたら、実はこの人チャンピオンでした。
防衛戦だったようです。
結果は勝ち。

ムエタイのチャンピオン
チャンピオンのワイク


ムエタイのチャンピオンはタイのヒーロー
一家の生活を背負った多くの10代の若手選手
チャンピオンの座と生活を懸けて戦っています。
身内総出のセコンドの応援は凄い!
地響きするような声で「ウッ!」「ハッ!」の大合唱。
でもギャンブルで来ているタイ人の声援はもっと凄いんですわ!
そっちも別の意味で生活懸かってるんだからそれはもう熱気ムンムン!
私はそのあまりの迫力が面白くって、結局試合よりも応援ばかりを見ていましたよ。
日本から遊びに来ていたE美はすっかりムエタイムードにはまってしまい、
翌日にはCD屋に駆け込んで「ムエタイミュージック」のCDを漁っていた…。
彼女の一言「私ってすぐに染まっちゃうのよね」
う〜ん納得。
あなたも興味があるならムエタイを体験できる1日体験コース
女性向けのエアロビのムエタイビクス?もありますよ。

ところでタイにはパタヤというお気軽リゾート地があり、
特にサウスパタヤの街はナイトスポットがたくさんあって賑わっています。
中にはムエタイショーで客引きするお店もあります。
ヤラセ試合だろうけどなかなか演技が上手い。
手順を間違えると本当にパンチ喰らっちゃうんだから。
でもヤラセでも案外面白いし盛り上がってます。
ちなみにお店に入らなくても通りから丸見えだからお店の前は人だかり。

サウスパタヤのムエタイショー
サウスパタヤのムエタイショーは店の内も外もすごい人だかり


そうそう、ムエタイ同様にタイではサッカーも人気があります。
人気度は日本以上じゃないかな。
そのわりに弱いけど。
外は暑いからサッカーはプレーするよりも、見る専門なのかな。
確か日本のJリーグでプレーしていた選手も今タイのサッカーチームにいるって知ってましたか?
私は最近知ったけど、名前は忘れちゃいました…。
もし、タイ人のおっちゃんと話す機会があったら、
是非ムエタイかサッカーの話をしてみてください。
きっと盛り上がること間違いないですよ。

では、今回はこの辺で。
最後まで読んでくれてコープンカー(ありがとう)。






戻る

表紙