第17回 タイの結婚式 2005.3.8
旦那が取引先の社長(タイ人)の御子息の結婚披露宴に招待されました。
私も行きたかったのですが、そういうわけにもいかないので、
旦那にデジカメと、
タイ人の結婚式事情をチェックしてくるという課題を持たせて送り出しました。
タイ人は一般的に、朝早くから新婦の家で結婚式を挙げ、
親族や友人とパーティーをして、披露宴は夜に行われます。
一日がかりです。
旦那が参加したのは披露宴です。
場所はインターコンチネンタル・バンコク、招待客は300人以上。
このホテルで披露宴を挙げる方はかなりの裕福層です。
もちろんこの日の新郎新婦もかなりのお金持ち。
ここで金持ちタイ人を簡単に説明すると…。
タイの裕福層はほとんどが華僑で、日本の裕福層とはケタ違いのお金持ちです。
金持ちタイ人のステイタスはまず大きなベンツに乗ること。
タイで買うと3000〜4000万円するベンツを
20歳そこそこの娘にポーンと買い与えてしまいます。
またその娘たちの運転は恐ろしく下手くそ…。
あまりにベンツばかり走っているので、最近は高級車と思えなくなりました。
いったい大きなベンツは日本ではいくらくらいするのでしょうか??
私のアパートの目の前にある大きな家にも大きなベンツが2台と、
ジャガーにBMWにデカイワゴン車がいつも停まっています。
さて披露宴に招待されて最初に悩むのが「服装」です(特に女性は)。
日本では白い服は避け黒い服が主流ですが、
タイは白い服でもOKで、明るい色が好まれます。
反対に黒い服は避けます。
会社帰りに来る人がほとんどなので、男性はスーツの人もいればGパンの人もいたり、
女性はドレスの人もいれば通勤ファッションの人もいたり、
あまりこだわる必要はありません。
帰りたくなったら勝手に帰ってもいいようです。
ここで話を戻して、本題の披露宴の流れです。
祝儀は会費制で1人1000バーツ、
上司とかなら2000バーツといったところです(1バーツ=約2.8円)。
引き出物はありません。
記念品にコインをいただきました。
18:00から受付開始。
受付には友人らしき人がいてその人に祝儀(会費)を渡し、記帳します。
ここまでは日本となんら変わりないのですが、
すでに受付横で新郎新婦が招待客を出迎えます。
受付横で招待客を出迎える新郎新婦と両家の父親 |
ここで記念撮影やおしゃべりをしています。
受付が済んだら会場に入るのですが、会場の入り口に
モデルのようなポーズを撮った新郎新婦の写真が飾ってあるのにビックリ。
これは前もって写真館で撮り、披露宴会場入り口に飾るのが一般的だそうです。
会場の入り口には写真館で撮影した
新郎新婦の記念写真が飾られている |
会場内はかなり広く、バイオリンやチェロ奏者が生演奏をしています。
ビュッフェ形式で座席は自由です。
ただし人数分の座席はありません。
食事は好きなときに食べ始め、好きなだけ食べて飲んでOK。
タイ料理・イタリアン・和食・中華・デザートが並び、
コックがその場で作ってくれる料理もあります。
ホテルのコックが作るので味に失敗はありません。
ビュッフェ形式の披露宴会場には
その場で調理してくれるコックも |
結局、「披露宴」が始まったのが受付開始から2時間半後の20:30頃。
新郎新婦の登場の仕方も日本のように「ジャジャジャジャーン」という感じではなく、
いつの間にか会場の前の方にいて、
両家の友人の挨拶→乾杯→カラオケという流れの披露宴は30分くらいで終了。
結局、受付のときから披露宴は始まっていたということでしょうか…。
旦那は食べるだけ食べ、飲むだけ飲んで帰ってきました。
盛り上がってきた披露宴会場の様子 |
どうやら披露宴と二次会を足して2で割った感じのようです。
私も機会があればタイ人の結婚式に参加してみたいなと思うのですが…。
仲良くしている12歳年上のタイ人女性は昨年末に失恋してしまい、
最近までヤケになっていたし…、
今は男性の影がないから「披露宴参加」はちょっと無理そう。
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