昨年12月30日から1月2日まで、妻、私の母、妻の両親、妻の兄とその子2人とともに総勢8名で、宮城県の蔵王に旅行に行ってきた。
2013年12月30日(月)
前日より泊まりに来ている母を連れて3人で、伊丹空港9:50発のJALで仙台空港へ。
機中から富士山がきれいに見えた。
それから仙台駅へと電車で移動したが、空港-駅のアクセスは非常にスムーズ。
人でごった返す仙台駅構内の、その名も牛たん通りにある「伊達の牛たん本舗」という店で昼食を摂る。
そして13:30に駅を出るホテルの無料シャトルバスにて、宿泊する宮城蔵王ロイヤルホテルへ。
約1時間の行程。
チェックインを済ませ、部屋にいると、横浜から車でやってきていた義兄一行と合流を果たす。
早めに着いたので先にスキー場の方を訪れ、雪遊びなどをしていたらしい。
夕食の前に大浴場で風呂浴び。
ここは遠刈田温泉郷に入るようだ。
充分に大きく、露天もあって気持ちいい。
館内は、さすがにこの時期だけに超満員の様相だ。
夕飯は中華のコースを頂いた。
フカヒレのデカさにやや感動。
夜はホテルのロビーにて地元ミュージシャンによるささやかなコンサートが催され、それを楽しんで、もう1回温泉を堪能してから寝る。
2013年12月31日(火)
この日は、蔵王といえば樹氷、というわけで樹氷を観に行くツアーを申し込んでおり、朝食後、10時ホテル発の送迎バスに乗って、すみかわスノーパークという樹氷ツアーの発着場へと移動する。
義兄と姪、甥の3人は樹氷ツアーには参加せず、同じすみかわスノーパークで朝からスキー。
"ワイルドモンスター号"と名付けられた雪上車に乗り込み、11時、いざ出発。
この雪上車は5台ほど連なっており、やはり参加客数は相当に多い様子。
天候は生憎の模様で、雪もチラチラと降る中、視界もあまり利かない。
ひたすら雪景色の中を1時間弱、この地方特有のアオモリトドマツなどに関するガイドの説明を聞きながら標高1600mまで上り、樹氷地帯へ到着。
外は相変わらず視界が悪い氷点下の世界で、思い描いていたような青空の下での樹氷群、という光景は望めず少し残念ではあったが、近くに寄ると充分その異形を堪能できるし、雪洞の中なども楽しめて、樹氷の持つミステリアスな面は体感できた。
15分ほどの降車しての鑑賞時間はあっという間に過ぎた。
出発地点のゲレンデハウスに戻ってきたのは、予定の13時を10分ほど回っていた。
母と義父母は13時半の送迎バスでホテルへと戻り、私と妻は義兄ファミリーと合流、軽く昼飯を食べてからいよいよ滑走。
何と2003年12月以来、実に10年ぶりのスノーボードとなる。
自転車と同じように...、というわけにはいかないが、それでもかつて滑っていたやり方はなんとなく体が覚えているようで、リハビリ程度には下りてくることができたか。
4年生の姪と1年生の甥は昨シーズンからスキーを始めてハマったようで、なかなか様になっていたぞ。
僅か2時間ほどであったが、ゲレンデクローズの16時近くまで滑り、ホテルへ帰った。
風呂に入り、今晩の夕食は和食。
大広間で会席コースを味わう。
部屋に戻り、おお今日は大晦日だ、紅白歌合戦なんぞをチラチラと見ながらのんびり過ごす。
ロビーラウンジで年越し蕎麦などを出しているようなので、遅めの時間に出掛けて、蕎麦の他、ずんだ餅、マンゴープリンなんかを食べる。
何とか年をまたいだ後に就寝。
2014年1月1日(水祝)
謹賀新年。
朝食のメニューにはおせちの品々が加わり、サーヴィスの御神酒も置かれている。
この日は朝から昨日とは別のゲレンデ、えぼしスキー場に行って滑る予定。
スキーをしない母と義父母は、後で聞いたら仙台まで出て街をブラブラしてきたとのこと。
前日にも増して天気が悪く、下の方は霙が降っており、スキー場に行けば雪がビシバシと舞っている。
これはなかなか厳しい条件下だぞ。
えぼしスキー場はすみかわスノーパークよりもかなり規模が大きく、ゴンドラもある。
悪天候時にはありがたい。
また、雪が降っている時は上質のパウダーが楽しめる、という利点もある。
雪質も、ここまで来ると関西近郊のものとは無論まったく違う。
悪い視界や顔に当たって痛い雪粒には参ったが、徐々に勘を取り戻してきた滑りと相まって、皆で楽しむ。
ゴンドラとリフトを乗り継いで最上部まで行くと、天候は厳しくなるものの、約4.3kmものロングクルージングを堪能することができて、これもまたよかった。
昼飯はレストランかもしかで、何をどれだけ載せてもOKというトッピングカレーをドカッと喰った。
陽が沈みかけ、照明が点き出した16時過ぎまで滑って、ホテルへと戻る。
風呂入って温まって、夕食。
今晩は洋食のコース料理だが、疲れが出たか、体調が優れない義母はパスして部屋で休養。
食事後、翌日に10歳の誕生日を迎える姪のバースデイケーキが歌声とともに運ばれてきて、皆で祝った。
すぐ大きくなるなあ。
この日はロビーで、シンセサイザーと女性シンガーによるコンサートが行われており、それを少し聴き、温泉に今一度入ってから床に就いた。
2014年1月2日(木)
雪は一晩中降っていたようで、起きたら外は一面の銀世界ってやつだ。
朝食、スノーボードの発送(来る時は自分で持ってきてえらい大変だった)、チェックアウトなどを済ませ、私と妻、母の3人は11時ホテル発のシャトルバスで仙台駅へ。
他の5人は車で発ち、少しスキーを滑ってから横浜へと帰るとのこと。
仙台駅周辺は車がとても多かった。
空港まで電車で移動し、離陸前に空港内の小さなカフェテリアで昼食。
13:45の定刻を少し回って飛び立ったJALで、帰途も美しい富士山を拝みつつ伊丹へ戻り、新幹線で名古屋へ帰る母を新大阪駅まで送る。
それから途中で早めの晩飯を食べつつ、その足で門真のリクガメショップへ移動して預けていたヘルマンリクガメのシロを引き取り、西宮の自宅へと帰着した。
些少かつごく限られた範囲であるが、東北に金を落とすという小さな目的も遂げられた。
やっぱりこちらは東北と比べると空気の冷たさが生温いね。
♪ Wishing Well - Free