理想は働く=遊ぶ=生きる
昨日、丹波を拠点に青果販売業を営む元プロ格闘家を取材させていただいた特集の放送が無事終わった。
企図した通り、主人公の人柄が観ている人に伝わったという反応を頂いてホッとし、またコメンテーターの言葉にも大きく救われた。
今回のご縁を与えてくれた、私が大好きなオーベルジュにもご協力を賜り、関係各位の皆さまに改めて御礼申し上げます。
こうして第一次産業やそれに近いところで地に足着けて働いている人たちと接すると、日々神経ばかりを疲弊させてPC画面に向かい仕事をしている我が身に対し、虚しさに近いものを感じる...。
労働の本質はやはり、脳味噌や口車を小賢しく使って貨幣を得ることではなくて、体を動かし汗を流して自分が食べるものを確保することなのだ、と痛感するわけで。
そしてそれこそが、動物の一種たる人間の本来の生き様ではないか、と。
例えば極論だが、「北斗の拳」の世界になってしまえば、まさしくお金なんぞ「ケツをふく紙にもなりゃしね」えのだ。
...などと分かった風な口を利きながら、「自分には絶対無理だな...」とも他方では毎度思うことも確かで、農・畜・漁・猟といった分野で私たちの口に入るものを生み出してくれている人たちには本当に頭が下がる。
♪ Subdivisions - Rush