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2019年3月15日(金)

初めての大腸カメラ

初めて大腸の内視鏡検査を受けてきた。
先月、少し消化器で気になることがあり病院に行ったところ、安心する意味でもアレやったら念のため一通り検査やっときますか、と勧められ、胃の内視鏡、腹部のCT、腹部のエコーとともに。
胃カメラは毎年、人間ドックで受けているものの、大腸は経験がないので事前の準備含めて戦々恐々としていたが、やってみると案外スムーズに終わった。
下剤はそれほど強烈感を伴わないマイルドな効きながら、5回もトイレに行けば胃腸の中は空っぽになったみたいだし、検査そのものも先生の腕もあろうが、ストレスは最小限。
腸の中をグリグリとカメラが這い上ってくる感覚はなかなか独特だったけど!

人生の折り返し地点を過ぎて50の足音が大きく聞こえ始め、何かが見つかっても全然おかしくない年齢になったわけだが、この年になると生のあらゆる欲望に対する感覚が鈍磨してきたように思う。
例えば今回、検査のために絶食をしたが、約20時間ぶりに喰い物を口に入れ、従来ならば物凄い満足感を得ていたであろうはずが、まあそれほどの感慨はない。
睡眠も同様で、早起きしなければならない時に、若かりし頃のような「無理、寝かせてくれ...」という苦痛が今はもうない代わりに、眠るという行為によってもたらされる得も言われぬ充足感もまたない。
感受性が鈍っている、というのは本当に色々なところ、というか全般に及んでいることを日々感じる。
残された人生で、感動する、という経験はあと何回あるだろうか?


♪ Cafe Avenue - Hanoi Rocks