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2018年10月 4日(木)

滑り込み鑑賞

遅ればせながら滑り込みで「ジュラシック・ワールド/炎の王国」を観てきた。
前作のラストで活躍したモササウルスがいきなり冒頭で存在感を示し、歯の化石も持っているモササウルス好きの私にとっては、ちょっと嬉しくなるスタートじゃないか。
だけど観終わってみると、全体としては類型的かつ単純なパニックムーヴィー以上のものではないかな、という印象。
いくらフィクションだとしてもプロットや展開が子供騙しに過ぎるし、演出もいかにも粗い。
2km先の気配も察知するというヴェロキラプトルの遺伝子を持つバイオテクノロジーの産物相手に、部屋の照明を消した方が戦いが有利に進むなどという解釈はあり得んだろう。
古生物学的な面白味や、生命倫理に対する根元的な問いといった要素も、作を重ねる度に減ってきているような...。
VFXのレヴェルが飛躍的に向上している分、ドラマの練り込みももう少し頑張ってほしい。


♪ Don't Look Now - Creedence Clearwater Revival


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