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2018年4月 3日(火)

10日経って分かったこと

仔犬をうちに迎えて10日やそこらで分かった風な口を利くのは甚だ僭越かつ憚られるものの、確かに書籍やウェブサイトや口コミなどで犬のしつけやトレーニングの理論、やり方等を学ぶことは大事だが、結局はその犬と飼い主との関係性は他とは違う唯一無二のものであり、すべての組み合わせに共通のメソッドは決してないのだということが、日々そらみと接していて自ずと分かってきた。
私は生き物好きが高じて酔狂にもかつて1級愛玩動物飼養管理士の資格を取得したりしたものだが、そんな付け焼き刃の知識など実践の上では参考程度にしかならない。
私と妻でさえ、例えば同じ意思をそらみに伝える際、最も効果的な手法は異なったりする。
あらゆる犬に対して最大公約数となり得る鉄則を身に着けることは前提とした上で、つまるところ我がところの犬と存分にコミュニケーションを成立させるためには、その子の表情や仕草や声や振る舞いや反応やタイミング等を日々感じ観察し、それに対してこちらも頭で考える理屈ばかりではなく同じ動物として湧き上がってくる感覚を優先して呼応する、これに尽きるのではないだろうか。

私が取り組んでいるランニングや水泳でも、基本はとても大事だけれど、その人にとって最適なフォームや練習の進め方はまさに十人十色であり、それは自分で見つけるしかないわけで、犬のしつけも一緒だなあ、なんてふと思ったりした。

もちろん課題は山積、まだまだ先は長いが、たかが10日されど10日、ちゃんと家族になりつつある。

そらみは見た


♪ セロリ - 山崎まさよし


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