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2018年1月19日(金)

意外と痛み止めは必要なかった

水曜の晩は仕事の御礼を兼ねてという名目で、市議会議員お二人と会食をさせていただいた。
大部分は他愛ないバカ話だったが、市政の現場にいる人たちのヴィヴィッドな声や思いを伺うタイミングももちろんあり、一市民としても大変有意義で面白いひと時だった。

...と機嫌よく帰途に就き、うちの玄関に至るアプローチの石階段を上っていたら、一滴の酒も飲んじゃいないのに段差につまづいてコケてしまった。
中途半端に勢いつけて走り気味で上がっていたので、大きく前に吹っ飛んでしまい、右手を激しく地面に着いた。
その時は暗闇だったので詳細不明だったが、家に入り見てみると親指の腹の肉がえぐれ、爪の相当奥の方まで砂のようなものが入り込んでしまっている。
水道で洗ってはみたが、これはもう自分ではどうしようもないと、血塗れの右手を抱えて再び車に乗って救急病院へ向かった。
運良く病院は急患がなく平和な夜だったようで、当直の先生が時間を掛けてしっかり処置をしてくれたのだが、それが結構な体験で、まず残っている指の皮膚や爪をバチバチと取り除き患部を開放、露出させる。
それからこともあろうに、流水にさらしながら歯ブラシでゴシゴシと傷口をこすって砂や土などの汚れを綺麗に洗い落とす、という手順に移り、ひんやりした診察室の中だったが、私は「拷問てこんな感じなのかな...」等と思いを馳せながら、歯を食いしばり全身汗だくになるばかりであった。

傷口の汚れを落とした後

注意一秒怪我一生、転ばぬ先の杖、後悔先に立たず、昔の人は佳く言った。

怪我から2日、利き手の親指ってこんなに大事だったのか...と機能を制限されて改めて痛感しているが、人間の適応力はなかなかのもので、既に左手の操作性が向上の兆しを見せ始めている。
とはいえ、このままではプールにも行けないし自転車にも乗れないし、水槽の水換えもできない。
いつ治るかな...。


♪ Water From the Moon - Riverdogs