自らの肉体を使った実験を観察した結果と考察
現場の若手スタッフの人権などあってなきもの、蹂躙されるのが当たり前の時代で、持てる時間の大部分を仕事に費やすのが当然と思い込んでいた20代~30代前半の頃とは違い、40をいくつも超え、睡眠不足が続いてもあるいはそれを補うために寝過ぎても体がしんどいという哀しき昨今、いかにサボるか効率的かつ合理的に働くかということに腐心している私だが、さすがに選挙特番担当を拝命している以上その主義を貫くわけにもいかず、間の悪い夏休みの旅行から帰国即、業務に没頭して体を動かす時間も取れないという、柄でもない日々を送ることになったこの1か月弱。
そもそも解散の大義がどこにあるのかという根本的な点を始め、公示日直前まで続いた狂騒的な野党再編の動き、さらには当夜に大型台風が接近と、本当に様々な意味で異例づくめだった今回の総選挙、結果については、比例での得票率が30%ちょい、つまりいささか乱暴に言うなれば投票した有権者の3分の2が現政権の継続を否定しているにも拘わらず、自民党がこれだけの議席を獲得してしまう小選挙区制の怖さを改めて感じたり、まあ言いたいことはたくさんあるが、とにかくようやく懲役が空けて、まさしく1か月ぶりにトレッドミルではあるが1時間、走ってきた。
さぞかし体力は落ちているだろうと覚悟していたが、フィジカル的にはリフレッシュされたためか、意外とスムーズにこなせたものの、走り出して数分で血が全身を巡り出して体中がかゆくなるという症状に見舞われた。
運動を怠ることによっていかに血行が悪くなるのか、ということが実感できたし、さらに言えば、トレーニングを中断していたこの1か月は、当然各所が凝り固まり、日々の快便感もイマイチで、眠りも浅く、食事もあまりおいしく感じられなかったりした。
習慣的な運動が心身にもたらすメリットについて、改めて思い知った。
本来なら、仕事で忙しくて脳味噌と神経ばかりが疲弊している時こそ運動が必要だ。
♪ You Make The Earth Move - Hanoi Rocks