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2014年12月14日(日)

25 PEACETIME BOOM FINAL

今回もファンクラブメンバーの友人・Yちゃんのご相伴に与り、THE BOOMのファイナルコンサートを観に行ってきた。
フェスティバルホール。
今年で25年の活動に終止符を打ち解散するTHE BOOM、全国ツアーとしては9月から11月にかけて既に全公演行っており、その大阪のステージは観たわけだが、昨夜の大阪と17日に行われる東京の2公演がまさに本当のラスト、ファイナルとなる。
毎度Yちゃん、ありがとう。

25 PEACETIME BOOM FINAL

「島唄」で幕を開け、続く「YOU'RE MY SUNSHINE」からは宮沢和史さんも踊りまくりのダンサブルなパートが始まった。
ステージの脇を固めるサポートメンバーも、ルイス・バジェら豪華ホーン陣や、今福健司氏を始めとするリズム隊、大城クラウディアに南流石氏まで加わったダンサー&コーラスなどなどゴージャスで、途中登場した沖縄太鼓チームを除いてもステージ上には16人という大所帯だった。
ダンスタイムの後は、主に90年代後半頃の楽曲を中心とした若干落ち着いた時間帯、そして最初期のスカチューンのメドレーと続き、後半はガッツリ大きな演出を仕掛けた流れへ。
反戦や平和を訴える彼らのイメージヴィデオが「墓標」などをバックに上映されたり(惜しむらくはCD音源だったこと。生だったらもっとかっこよかったのに)、日本の美しさを歌い上げたり、ラストに向かってヴォルテージがどんどん上がっていく。
「光」でちょっと泣き、「世界でいちばん美しい島」で泣いた。
2度のアンコールの末は、「明日からはじまる」で終わり。
これまでのライヴで定番だったとは言えないこの曲で締め括ったことに、明確な意思を感じる。
さらにお別れは、メンバー4人がコーラスグループよろしく、宮沢さんのアコギ1本を頼りに、「愛のかたまり」を見事なハーモニーで聴かせて、本当のおしまい。
3時間半近くに及んだ。

宮沢和史というアーティストがこれ以降、マイクとギターとペンを置いてしまうということはよもやないはずだが、ともかくも四半世紀に渡る一つの活動が区切り。
いずれまた。


♪ 世界でいちばん美しい島 - THE BOOM