ののちゃん
今夜はスイミングスクールへ行き、4泳法まんべんなく組まれたメニューで1100m、終わってから50mだけ足して、計1150m泳いできた。
最後、結構懸命に泳いだのに、25mで20秒を大きく超える始末。
来週の試合、大丈夫か...。
今週は、一気に世界規模で有名になってしまった我が県の議員が号泣した話題でとにかく持ちきりだった。
"縁もゆかりもない"んだから、あんまり西宮市選出っていうのも言ってほしくないんだが...。
彼を個人的に知る私の知人も、「ああいうことをしてもそれほど不思議じゃない」と評していたように、まあとにかく従前よりエキセントリックな人だったようだが、今回の騒動を通して見えてきたのは、むしろ彼のパーソナルな問題ではなく、もっと多くの代議士に関わるような論点だと思った。
このたび彼が不可解な日帰り出張の経費として支出したのは、自治体から議員に交付される"政務活動費"というものだが、その"政務活動費"の内訳を見てみると、さらに10個ほどの項目に分化されている。
その中でも、彼が出張名目で申請していたのは"要陳情等活動費"という項目で、つまりそこに昨年度でいうと301万円にも上る支出を計上していたわけだ。
結局、その項目が他の議員に比べて不自然に突出しているという、彼が採った手法があまりに稚拙だったため、今回槍玉に挙げられ、件の記者会見につながったことになる。
一方で、これは裏付けをとった事実ではなく、あくまで憶測の域を出るものではないが、"政務活動費"に含まれるその他の項目、例えば"調査研究費"や"資料作成費"、"広報広聴費"などといった各項目に実態のない支出を巧妙に分散させ、結果として例の議員と同等かそれ以上に多くの"政務活動費"を不正に受け取っている代議士もいるのではないか、という可能性に思いは至る。
国会議員の"文書通信交通滞在費"や"立法事務費"についても然りだ。
彼の場合は所属会派もなく、指南役や仲間がいなかったが故の失敗だったりして、なんてひねくれた見方までできないことはない。
そうすることにどれほどの大義があるのかは分からないが、一度他の代議士たちについて洗い出してみるのも意味があるかもしれない。
いずれにせよ今回の騒ぎについては、あまりにテレビ向きで面白過ぎる号泣会見があったがためにここまで扱いが大きくなってしまっただけで、そもそも社会人として欠格していたであろう人物の政治家としての資質やらなんやらを問うても意味がないし、俗人的かつレヴェルが極端に低い不正行為を延々断罪しても仕方がない。
そういった点については、我々も大いに反省する必要があると思う。
何事においても、合理的に物事を進めることができればどれほどマシになるだろうか、といつも感じるが、人が集まるところ、それが通じないことが常なので、厭世的になりたくもなるものの、まあ楽しいこともあるからいいか。
♪ What The Deal - Boyz II Men