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2012年6月30日(土)

はしゃぐ

3日ほど前の話だが、朝露に濡れたのだろうか、リヴィングの前の木にヒヨドリが留まり、羽を広げて乾かしている光景に出遭った。

羽を乾かすヒヨドリ

今日は朝のうちに、昨夜公共駐車場に置いてきてしまった車を取りに行き、諸々の買い物。
家に帰ってきてから、水槽の掃除と水換えを行った。

午後から生憎雨が本降りとなってしまったが、夕刻、仕事仲間の後輩たち6人が我が家へ遊びにやってきた。
私が日常の会話の折に漏らしていた些細な言葉を覚えていて、それに合致する嬉しい手土産などを携えてきてくれたことがありがたいじゃないか。
「クネル」に注文していた料理を平らげながら、歓談。
ロフトやフリースペースなども駆使して子供以上の児戯に興じてしまい、少々はしゃぎ過ぎたか。
ヘルマンリクガメのシロも例によって人気を集めていた。

シロを囲む

楽しい時は矢のように過ぎ去るもので、あっという間に5時間余りが経ってしまったようだ。
また遊ぼうぞ。


♪ Good Thing - Lynyrd Skynyrd


ナジャさん胸板厚過ぎ

昨夜は再びドラァグクイーンのショーを観に、「do with cafe」へ。
今回は、先日私が担当している番組でナジャ・グランディーバさんを取材した分の放送を見た近所のおばさま方が「私たちも行きたい」と所望されたため、引率役のような形で。
おばさま方の息子、娘、さらには近所のカフェのマスター一家もメンバーに加わって、私と妻含め総勢10名という大所帯で繰り出したわけだ。
折良くナジャさんも出勤日で、もちろん他のドラァグクイーンたちも含めて、そのパフォーマンスを皆存分に堪能した。
どうもオネエたちに強い興味を抱くのはいつの世もおばさまたちと相場が決まっているようで、昨夜も根掘り葉掘りの質問攻め、さらには写真撮影攻勢が凄かったぞ。

皆でナジャさんを囲んで

還暦になるゴッドマザーが「楽しかった! 若返った!」と興奮していたことに代表されるように、皆さん満足されたようで何より。
ありがとうございました!


♪ Running Round - Alvin Lee & Co.


2012年6月27日(水)

シカも出た

早朝4時に左のふくらはぎが攣って激痛とともに目が覚めた。
種々の疲れが溜まっているところにほぐしが足りなかったようだ。

その疲れを癒す間もなく、今日は兵庫県の山間部に位置する市川町というところへ取材に出た。
正直もうちょっと軽い感じで考えてしまっていた節もあるんだが、なかなか険しい山野を数時間に渡って縦横に歩き回るという、比較的タフな一日となった。
3回ぐらいコケて、水たまりにもハマった。
足元が長靴でなければえらい目に遭っていたところだ。
私はともかく、カメラクルーは大変だっただろう。

タフな現場


♪ Make Me - John Scofield


2012年6月26日(火)

MGF

朝ランへ。
神呪寺の駐車場になんだか見覚えのある車が。
確認してみたら、やっぱり知人のIさんのだった。
特別な日の早朝恒例の、甲山参りをしていたそう。
今日はややゆっくりめ、22分43秒で。
終わって帰ってきたら、腹筋の疲れがちょっと顕著だった。
やはり体幹を鍛錬せねば。


♪ Speed Kills - Ten Years After


2012年6月25日(月)

絶滅

ついに、というべきかどうかは分からないが、ピンタゾウガメ最後の生き残り、ロンサム・ジョージが息絶えたというニュースが流れた。
私は2007年に、子供の頃から見たいと思っていたロンサム・ジョージに会いに、ガラパゴスへ行った
その時はやや離れた距離から姿を拝むことしかできなかったが、あてがわれた近縁種の交配相手と寄り添うように寛いでいたのをよく覚えている。
結局子を遺すことは叶わなかった。
つい先日も、我が家に遊びに来てくれたエクアドル在住のガイド・Iさんとロンサム・ジョージの話をしたばかりだから、なおさら衝撃は大きかった。
取り返しのつかぬ過ちを犯した欧米列強よ、今どんな思いで口角泡を飛ばして理屈の伴わぬ反捕鯨を叫ぶのだ?


♪ Murderer - Helloween


2012年6月24日(日)

我が町で過ごす日曜日

本日は10時より私が住む地区のまちづくり協議会の総会が行われ、転居後初めてのことだったし、どんな感じなのか興味もあって参加してきた。
この地区は先だって国が選ぶ「都市景観大賞」というものを受賞しており、以前から街並みの保全に対する意識が非常に高い。
主だった役員の方々の顔と名前も分かったし、もちろん内容も含め、会合に出てみてよかった。
「森羅万象の館」館長にもお会いできたぞ。

そのまちづくり協議会が主催する"オープンガーデン"なるイヴェントが午後には催され、こちらにも足を運んでみた。
これは町内のいくつかのお宅が庭を開放し、近隣の方々に自由に見てもらい交流を図る、という内容の催事で、我が地区ではちょいちょい行われている様子。
妻は先月もこの"オープンガーデン"に行っていたが、私は初参加。
今日は都合9軒のお宅にお邪魔させていただいたが、それぞれにもう、凄い、の一言。
広大な斜面地をひたすらDIYで切り開き公園化しているお宅あり、甲山の絶景をバックにこれまたDIYで大きなデッキテラスを製作したお宅あり、美しい草花を丹精込めて育てているお宅あり...。
非常に素晴らしい経験となり、また刺激も受けた。
関係各位、ありがとうございました。

皆で庭を巡る

帰ってからうちの敷地内の雑木処理や水やりなどの庭仕事。
とてもじゃないが人様に"オープンガーデン"するような日は当分来ないなー。

家の裏に落ちていたカタツムリの殻 恐らく死んで中身は喰われたのだろう

夕飯前のひと時、ミュージックライブラリをホームシェアリングしたiPad2と文庫本を携えて、デッキテラスに吊ったハンモックに揺られたら、たとえようのない至福の時間となった。
これはいい。

幸せのセット


♪ Metal Guru - T.Rex


2012年6月23日(土)

「寄り道」@アクアホール

午前はスイミングスクールへ。
今日はほぼバタフライのレッスンで、距離も少し多め。
でもやっぱり会員も多めだったから、ちょっと休憩時間が長かったかな。
技術を身につけることももちろんとても重要だが、今の自分のマックスを少し超えるぐらいの距離を泳がないと、泳力は伸びないんだろうな...。

一旦家に戻ってから再び出発し、山陽道でたつの市を目指す。
今日は「たつの市総合文化会館 アクアホール」で宮沢和史さんの「寄り道」の日だ。
私は今回で6度目の参戦となる。

高速に乗る前にまずは金仙寺湖のほとりにある「三田屋」でちょっと贅沢なランチ。
店の前は何回も通っていたけど、初めて入った。
大きなフィックス窓の外には湖と樹々が広がり、席配置はゆったり、黒人ミュージシャンによるピアノの弾き語りライヴもあり、実に素晴らしい雰囲気だった。
料理ともども堪能した。

窓の向こうには金仙寺湖

ホール横のロビーに置いてあったモニターには今回のツアーのトレイラーが流れていた

17:00の定刻を5分ほど回ってから、「寄り道」が始まった。
宮沢さんがギターを持たず、ピアノのオケをバックに歌う「故郷になってください」から幕開け。
このピアノ演奏は塩谷哲氏によるものということが後ほど明かされた。
2曲目からはギターを手にして「からたち野道」、それから最新アルバムより「月光」と「愛という言葉」。
「よっちゃばれ」は癖の強い曲が多いが、さすがに「寄り道」向けの選曲。
いい2曲だ。
続いては再び塩谷氏のピアノを流しての、美空ひばりの名曲「みだれ髪」だったが、さんざん日本固有の曲の魅力を語った後で、このアレンジがタンゴヴァージョンだったのはどうなのだろう...? とこの1点だけが引っ掛かった。
6曲目は沖縄民謡の「西武門節(にしんじょーぶし)」を、録音された我如古より子氏の声とともにデュエットという形式で。
宮沢さんは今年の「寄り道」ツアースタートに際して、前出の塩谷氏や我如古氏らと空っぽのホールで共演、録音したそれらの音源を"おとづれ"と称してライヴで流していた。
続いて「あの海へ帰りたい」が演奏されたが、この曲は元々我如古より子氏に歌ってもらうために制作したものだったという。
確かにセルフカヴァーアルバムの「SPIRITEK」に収録されていたけど、誰に提供したのかは知らんかった。
これも私が特に好きな曲の1つだ。
この後、GANGA ZUMBAの"おとづれ"とともに「楽園」、そしてジェイク・シマブクロ氏の「Shima」を、これまたジェイクとさらにはディアマンテスまで加わった豪華"おとづれ"で。
次の「暁月夜」で石川さゆり氏の声も連れてきていれば凄かったのだろうが、さすがにそれはなく、会場は柔らかい笑いに包まれた。
「寄り道」では私は今回初めて見たんだけど、なんと宮沢さんが椅子から立ち上がり、立った状態で三線をかき鳴らす「島唄」の熱唱で本編は終了。
アンコール1は「中央線」と「風になりたい」。
「風になりたい」では半分ほどの客が立ち上がりまるでバンドのライヴの時のようなノリ。
これは、宮沢さん曰く「寄り道」史上初だったそう。
その盛り上がった空気を引っ張ったままのアンコール2は「遠い町で」、これで本当に終わり。

もはや細かく書き表す意味もないが、今日も本物のアーティストによる本物のパフォーマンスを全身で感じて、体は疲れているけれど目に見えない何かが充填された。
自分の作った楽曲を演奏し歌うことによって、たくさんの人を感動させることができる仕事と、それを生業としているミュージシャンに称賛と敬意を。

「赤とんぼ」の町に夕焼け


♪ 愛という言葉 - THE BOOM


新記録の男

昨日は仕事が終わってから仲間たちと、まずは「可真人」で晩飯。
やっぱりここの鶏は美味い。
それから「梅田バッティングドーム」へ移動して、ナインフープスとバッティングとストラックアウトに興じる。
数年ぶりのナインフープスだったが、シューティングの調子が結構良くてバッティングメダル2枚ゲット。
こういうところに来て皆でワイワイやるのも久しぶりだったな。


♪ I Won't Be There - Harem Scarem


2012年6月21日(木)

ハードロック今昔物語

今朝のさくらFMからは、ザ・ローリング・ストーンズの楽曲が立て続けに流れてきた。
やっぱりええなあ、と思いつつ聴いていたわけだが、改めて彼らの活動時期について考えてみると、結成は1962年。
1973年生まれの私が彼らを聴き始めた80年代後半あたりには、もちろんずっと現役であり続けていたけれども、充分にレジェンドと感じさせる域にすでにいた。
60年代の終わりに結成されたディープ・パープルやブラック・サバス、そして80年に解散していたレッド・ツェッペリンなんかも、レジェンドとしての私の中でのポジショニングは似たようなもの。
ふと、今の若い子たちにとってそんなバンドって何なんだろう? と考えた時に、ひょっとしてガンズ・アンド・ローゼズやエクストリームやニルヴァーナになんのかな、と思い至って、ちょっとしたショックを受けた。
私がよく聴いていた80年代後半~90年代当時に、レジェンド級だと感じていた前出のバンドたちは、デビューしてから20年とかそこら。
ということは、2012年の今、まさに80年代~90年代にデビューしたバンドたちが、すでに"大昔から活動している大御所"と若い音楽ファンから捉えられていてもまったく不思議ではない。
まあ当時と今ではHM/HRシーンの趨勢や様相はまったく異なっているから、単純な比較はもちろんできないだろうが、スキッド・ロウやイングヴェイ・マルムスティーンやドリーム・シアターが果たして今の10代のバンド少年たちにどう受け止められているのか、ちょっと興味がある。

中身はまったく成長していなくても、年を取ったんだなあ、と実感した朝の1コマ。


♪ Lick And A Promise - Aerosmith


2012年6月20日(水)

数値は正直

原則として、睡眠時間が6時間を切る日は朝ランをしないようにしてるんだけど、明日からまた雨が続くというし、今朝は5時間睡眠でGO。
北山ダム周回を1周だけして、約100mのウィンドスプリントを2本やった。
上がりきった心拍がなかなか元に戻らん。
ちょうど走り終わって帰路に就く頃に雨が降り出した。

今日は会社で、「インボディ測定会」なる、体成分分析イヴェントが催されていたので当然参加してきた。
昨年7月に続き2度目の測定だったが、前回よりも体重が3キロちょっと落ちており、しかもそれがすべて脂肪分だったので、インストラクターに大げさに褒められてしまった。
週3回ぐらいのランと週1回のスイムの効果はしかと表れているようだ。
あとは、体幹の筋肉量が四肢に比べて少なめなのと、下半身の左右筋肉バランスがやや不均衡のようだから、それを補うようなトレーニングを取り入れたいと思う。


♪ Ride To Win - Cozy Powell


2012年6月18日(月)

引き分け

今日は滋賀県庁に赴き、嘉田由紀子知事に生中継にご出演いただいた。
内容的にはこういった時勢なのでシヴィアなところもあったが、ご本人、広報の方々ともに皆フレンドリーに接していただき、多謝。

為政者に画面に出ていただき、語ってもらうということは、もちろん我々サイドが視聴者の耳目を集めるために仕掛けている動きなのだが、それと同時に、政治家にとっても不特定多数の人たちを相手に自らの考えるところをアピールすることができるという、ある意味好機である。
その点において、今回の滋賀県はメディアを上手く利用したな、ということを放送が終わってからまざまざと感じた。
つまり、上手いこと利用された。
ただしそれはすなわち良くないこと、というわけではない。
何が正しいとか正しくないとかは私たちが軽々に判断することはもちろんできないけれども、少なくとも客観的に見て正当性が強いと思われる主張を述べることや、民の代表が民意を象徴する意思を発することのために媒体が使われるのであれば、本望である。
それこそが、マスメディアが本来持つべき役割の1つだ。
ただそのためには、私たちの側が、今から伝播しようとしているものが果たしてどのような論理と倫理に裏打ちされているのか、見極めることができなければいけない。

主観的な角度で物事を見つめる視点を保有しながら、客観性と整合性を備えた報道を行う。
究極のメディア像に少しでも近づくために、日々働いている。


♪ Somebody Someone - Korn


エクアドルからの客人

昨朝と昼のうちは、ホームセンターに買い物に行ったり、庭仕事をこなしたり。

午後、5年前に南米旅行に行った際にエクアドルでお世話になった現地日本人ガイドのIさんが現在一時帰国中なのだが、彼女がはるばる我が家に1泊で遊びに来てくれた。
3年7か月ぶりの日本、僅か2週間という短い滞在期間中は何かとお忙しいはずだが、そんな折にわざわざご連絡をいただき、こうして来てくれたということが嬉しい。
ガラパゴスやアマゾンを始めとしたエクアドルの話を色々と聞き、新鮮なワクワクと奇妙な懐かしさを感じる。
うちの近所を一緒に散歩にも行った。
Iさんは元実業団のマラソンランナーで、今もエクアドルで走っておられるので、健脚ぶりは無論我々を遥かに凌ぐ。

神呪寺にてカメにブルーベリーをあげてみるIさん

天気も悪くなかったので夕飯はデッキテラスで摂る。
ちょうどいい気候だ。

セルフタイマーで撮ったが、ハンモックに座ろうとしたら見事にコケてしまったというマンガのようなシーン でもグラスは死守

そして食後はホタル見物へ。
今夜もたくさん見られたし、おまけに養殖しているOさんのご自宅にお邪魔して、育てられているホタルたちも見せていただいた。
ご苦労に頭が下がる。

ホタルを養殖しているケージ

家に帰ってきてから、私と同じくIさんにエクアドルでお世話になったNさんという方が、今日釣ってきた天然イワナを届けにわざわざ拙宅まで足を運んでくれた。
何かのご縁ということで、しばし皆で茶を飲みながら卓を囲む。
Nさんはエクアドルのみならずブラジルのアマゾン等にも何度も釣りに行っているという猛者であった。

いただいた天然イワナ

いやあ濃密過ぎる日曜日だった。


♪ Drunk Again - Dirty Rig


2012年6月16日(土)

慣れぬDIYも指導者がいれば何とかかんとか

午前はスイミングスクールへ。
今日はバタフライ中心のドリル。
雨だったから人少ないかなあ、なんて思っていたら却っていつもより多くて、そのせいか距離もちょっと短めだった。

混み合う「ゆう庵」で昼飯喰って帰ったら、注文していた「世界動物大図鑑」と「海洋大図鑑」が届いていた!

「世界動物大図鑑」と「海洋大図鑑」

以前よりとても欲しかった2冊なのだが、それぞれ価格はほぼ1万円。
服や靴ならまだしも、いくら内容が充実していても1冊1万円の書物に手を出すのは相当な覚悟がいる。
しばし考えた後、夏のボーナスが出たら買おう、と決めていた。
これは読み応えがあるぞ。

午後は拙宅を設計してくれた建築家のAさん夫妻が生後4カ月になる娘さんを連れて来訪。
飼っているリクガメがリヴィングと段差がある他の部屋とを行き来できるようにスロープを作りたい、と私がAさんに相談したところ、DIYも得意な氏が「一緒に作りましょう」と言っていただき、わざわざ図面を描き、材料まで調達して来てくれた。
まったくありがたい限り。
そして私たちが製作している間、Aさんの奥さんであるYさんが、妻のピラティスのレッスンを受けるという筋書きである。

ハナちゃんが寝る横で作業を続ける

3時間以上、結構頑張って作業をしたが、いかんせん私の手際が悪いのは致し方なく、製作半ばで無念のタイムアップ。
続きはまたの機会によろしくお願いします。

一緒にデリヴァリーの寿司で夕食を摂り、久々に夫妻とゆっくり楽しい話をした。
外は丸っきり嵐だ。


♪ Getaway - Earth Wind & Fire


2012年6月15日(金)

我々世代はある意味盛り上がる

いろいろあって少し間が空いてしまったが、これからしばらく雨が降り続けるということもあって、今朝は走りに出た。
朝はいい天気。
大体いつもと同じ場所でいつもすれ違う面々と出会い、挨拶を交わすとなんとなくホッとする。
体調もそれほど優れているわけではないし、久々だったのでゆっくり走ったが、タイム的には21分57秒とベストより僅かに22秒遅れで、意外と速かったことにビックリ。
ただ平均心拍は171と図抜けていた。
38歳の心拍数ちゃうな。

特別指名手配がこれですべて片付き、まだまだ先は長いとはいえ、間違いなくオウム真理教に関しては一つの区切りとなった。
学祭に来た尊師の講演を聞きに行き、サマナの案内に従ってキーレーンのコンサートに潜入しては「シャンバラ・シャンバラ」を口ずさみ、ホーリーネームと階級を自然と諳んじ、新実智光の顔マネばかりをしていたような日々が、懐かしく思い出される。
もちろん冷やかしですよ。
ウルヴェーラ・カッサパが実は正悟師にまで辿り着いていたのを君は知っているか?


♪ Ice Cream Man - Van Halen


2012年6月11日(月)

我が町

引っ越して2カ月半。
夜、仕事から帰っている途中、居を構える町が近づいてくるとホッとする。
癒し、という言葉はあまり易々と使いたくはないんだが、なかなかタフな一日の業務を終え、うなだれつつ帰っている時にこうした安堵感を得ると、そんな一語が頭に浮かぶ。
大げさな言いぶりになってしまって若干気恥ずかしいけれど、住んでいることが誇らしく思えるような町に出会うことができて良かった。


♪ Am I Ever Gonna Change - Extreme


2012年6月10日(日)

休日林業からのホタル

朝は水槽の水換えと掃除を行った。
トップライトの下で結構陽が当たるポジションにある水槽は、藻もさることながら水温上昇も大きく、すでに30℃を超えている日もあったので、冷却用のスポットファンを設置した。
毎年のことだが、これで夏の到来を実感する。

午後、家の裏に生えている竹とニセアカシアという木を間伐する作業に妻と取り掛かる。
ノコギリ、枝伐り鋏、鎌を手に緑と格闘すること2時間、汗みどろになって、ゴミ袋×8、紙袋×6の戦果が生まれた。
もっと大量に伐ったと思ったが、案外これくらいで収まるのな。
作業中、たくさんのトカゲとカナヘビ、テントウムシ、毛虫、ダンゴムシにナメクジ、それから個々に名を挙げていてはきりがないほど多種の虫たちを見た。
今でも結構嬉しいが、子供の頃だったらもっとエキサイトしていたことだろう。

カナヘビ

そして木と竹を伐っている時に、誤ってノコギリで指を切ってしまった。
かなりの流血。

ノコギリで切ってしまった

思えば引っ越してからこれまで、今日のように刃物を持って庭仕事などを度々してきたが、怪我をしなかったことが若干不思議なほどに私は不器用さにかけては自信があるわけだから、ようやく満を持して? 傷を負ったというわけか。
これぐらいならまだ構わんけど(でも相当痛いけど)、指落としたり転んで頭打ったり滑って骨折ったりしないように気をつけないとな。

夕食後、近隣をプラプラと散歩してから、連夜のホタル捜索へ。
今日はバッチリ、何十匹ものホタルが発光しながら乱舞する様を見ることができた!

コンパクトデジカメでなんとか

偶々居合わせたご近所のIさん夫妻としばし、期間限定の風流を楽しむ。
ホタルを養殖してリリースしているOさんのご説明も聞くことができた。
後継者不足にお悩みのようだ...。
今夜はありがとうございました。

私の着てきたTシャツに留まる


♪ Move On Up A Little Higher - Bessie Griffin


2012年6月 9日(土)

時間不足

午前はスイミングスクールへ。
今日は背泳ぎとバタフライ。
コーチはよくなってきた、ちゃんとできてると言ってくれたけど、自分としてはまだ上半身と下半身の連動が全然できていないという実感が強い。
バッチリ決まった時の感覚を高い確率でつかめるようになりたい。

「祥園」で昼飯喰って、コープと八百屋で買い物して一旦家に帰ってからまた出直して、「中志テント」に仕上がった日除けタープを取りに行って、「コーナン」をグルリ巡って種々のアイテムを大量購入したらもう夕飯の時刻、今日は水換えできんかったー。

陽が落ちてしばらくしてから近くの川にホタルを探しに行ってみたが、何とか数匹確認できただけ。
天候なのか時期なのか、はたまたそもそも密度が低いのか...?


♪ Day Tripper - The Beatles


2012年6月 8日(金)

森羅万象の館

本日の朝は、うちから歩いて3分のところにある「森羅万象の館」に赴いて、打ち合わせ。

裏庭のシンボルツリーはメタセコイア

これはちょっと公に発表してはまずいのでないだろうか、という類のアイテムもコレクションの中には多数あり、まさしく森羅万象。
感服しました。


♪ SPIRITEK - 宮沢和史


2012年6月 3日(日)

ご近所さんと

11時プレイボールの草野球の試合へ。
西宮市内はそこそこ雨が降っていたのでどうかなー、と思いつつ向かったが、球場のある十三はほぼ影響なしで、無事に行うことができた。
試合は5-5のドロー。
私はバッティングでは3の0、先発投手としても5回投げて5失点(自責点3)と散々な出来であった。
ここのところピッチングの調子がイマイチ。
試合後、S主将、後輩のOと「吉野家」でプチ反省昼食会をしてから家に帰ってきた。

15時、同じ町内に住む友人のOさん一家が来訪。
2か月前に生まれたばかりの赤子も一緒で、初対面だ。

生後2か月のカホちゃんもハンモック初乗り

例によって拙宅をグルリ、そしてハンモック遊びなどしていたらすぐに夕餉時になってしまったので、「音羽鮨」から出前をとり、それからOさんに頂いたスナップエンドウとお隣のHさんに頂いたホワイトアスパラと昨日Kさんに頂いたヤングコーン(頂き物ばっかり)を茹でて皆で夕飯。
バッチリ夜の景色も堪能してもらえてよかった。
都合、いつの間にやら経過していた何と6時間。
来月のアレもまた一緒に楽しみましょう~。


♪ Water to Drink - Lee Ritenour


2012年6月 2日(土)

卒業以来の再会

今朝は草木に水やりしてから、スイミングスクールへ。
TMコーチは会員一人一人の泳ぎに対して、随所で的確に指導を入れてくれるからありがたい。

「オコナ」でロコモコとピザの昼飯を食べているところに、前住んでいたマンションで一緒だったKさんご一行がやってきて、一盛り上がり。
その結果、マスターのI夫妻も巻き込んで、近々徒党を組んで怪しい街へと繰り出す予定になった。
なんのこっちゃ。

一旦家に戻ってから、電車で京都へ向かう。
大学の時に同じクラスだった画家の曽根茂くんが「大丸京都店」で油彩画の個展を開いているということで、妻と足を運んでみた次第。
画家としては異色の学歴を持つことになる曽根くんだが、絵一本で生計を立てている、紛れもないプロフェッショナル。
その画風は極めて写実的で、少し離れて見るとまるで風景写真のよう。
学友のよしみでじゃあ私も1枚...、と言えると格好いいんだけど、そこは曽根くんごめんちょっと無理やまた今度!

本当に久しぶりに会って、少しの時間だったけど話をすることができて、自身にとって良い刺激が入った。
彼は、「勤め人は性に合わないから画家になった。会社勤めの人に比べたら楽なもの」と謙遜するが、何の後ろ盾も持たずに自分の才覚一つで世を渡り歩いていくことがどれほど大変なことなのか、ただの勤め人に過ぎない私はよく分かっている。
そういった道を選びとったことがまず尊敬に値するし、加えてその道で成功を収めていることについては、いくら称賛しても過ぎることはない。
確かにサラリーマンをしていると、自由業や個人事業主にはあまり縁がないであろうストレッサーに出遭うことが多いかもしれない。
だけど、それと釣り合う以上のメリットだってないわけじゃない。
給金をくれる企業体に属していると、よっぽど大きなヘマをやらかさない限り日々の生活はとりあえず送ることができる。
背負っている看板が役に立つこともあるし、組織の金を使って仕事に挑戦するチャンスもある。
自分を追い込んで高みを目指すこともできるけれど、緊張感に欠けた人でも何とかやっていけたりする。
そういった種々の"安定"に拘ることなく、自分が本当にやりたいことを貫き通して、それを生業にしている人たちは偉大だ。
同世代の起業家・個人事業主たち、特に昔から知っている友人に会うといつもこのように感じるわけだが、同時に怠惰な自分に鞭をくれる貴重な機会でもある。

曽根くんを囲んで

せっかく京都まで来たので、晩飯は木屋町のもち料理店「きた村」で。
生憎、床は満席でカウンター席だったが、たらこもち、黒米のおこげの椀物、竹皮の包み焼き...、今晩も実に美味かった。

やっぱり京都に戻って来るとちょっと気分が変わるなー。


♪ Can't Cry These Tears - Garbage


2012年6月 1日(金)

テレビは死んじゃいない

転居後、初めて近所をホタル捜索に歩いてみたが、見つからなかった。
時期がちょっと早いのか、そもそも場所がずれていたのか。

テレビ離れの時代と言われる。
事実、たとえば私が子供だった30年前と比べると、テレビ視聴以外の娯楽や、情報を獲得するメディアの選択肢が今では多数に及んでいる、という影響もあって、テレビを観ている延べ人数やそれに依存する人の数なんかが大きく減っていることは間違いない。
だからといって、「テレビを観ている若者などもういない」とか「テレビは世の中に必要ない」などといった誤った認識を公に示す行為はあまりにも浅薄である。
その個人にとって、テレビが無価値である、視聴する必要がない、と言ったり思ったり書いたりするのは勝手だ。
一個の独立した人格が感じることなのだから。
だが、その偏向した感性を世間一般に拡大適用することは明確な状況誤認であり、すなわち、あたかも大衆を代表しているかのようなつもりでそれを著すことは、愚挙だ。
政治家の何人かが馬鹿だからといって、すべての政治家は馬鹿であると断じたり(まあほとんどは馬鹿なのだろうが)、幾人かの警察官が不祥事を働いたからといって、すべての警察官は腐敗していると見做すことが間違いであるように、テレビの低俗な一面を取り上げて、テレビ全体が不要な存在であるなどと公言することが正しいはずがない。

バラエティー番組や情報番組、報道番組が今よりも高品質だった時代に比すると勢いは衰えているとはいえ、2012年現在においても、テレビは最も大きな影響力を世の中に対して及ぼしうるメディアであることは否定しようがない。
先述した行動パターンの多様化や、録画機器の発達等によって、HUT(総世帯視聴率)は落ちているが、換言すれば、録画をした上でタイムシフト再生して観ている人や、あるいは何らかのツールを使ってPC上で観ている人が増えている、ということでもある。
去年、大阪市内の高校に行って講義をする機会があったが、その時にコミュニケーションを取った結果も、「思ったより今の若い子たちもテレビを観ているな。少なくとも働いている私たちなどよりはよっぽど長い時間、多いプログラムを観ている」と確認することができ、若干安堵したものだ。
今においても、学校で友達と共有する話題の中で、テレビに関連したトピックスは大きなウェイトを占めているんだ、と実感した。
またその実感は、コミュニティーが高校生集団ではなく、たとえば主婦や大学生やサラリーマン(さすがにちょっと割合は下がるだろうが)になったとしても、大きく誤るものではないと思う。

そして言うまでもなく、こうした再認識をした結果、だからテレビはまだまだ大丈夫なのだ、などと胡坐をかいてしまうことはそれこそ大いなる過ちで、ただちに致死的というほどでなくとも間違いなく衰退の方向に傾いていっていることは明白なのだから、その現状は正確に把握した上で、サヴァイヴの道を模索せねばならない。

コンテンツの質は低下している。
媒体としての価値も落ちている。
構造的な歪みが随所に顔を出してきている。
正視に堪えない下衆な手法を使って放送されている番組や、ペテンに近いプロセスを経て作られている番組も数多く存在している。
何より私自身が、テレビを観る機会が減っている。
それらを存分に踏まえて、テレビで生きている私たちは、内省と努力を続けていかなければならない。
テレビのすべてをオプティミスティックに肯定することは決してしないが、飯を喰うためにやっている仕事に誇りは持っている。


♪ Delirious - Hanoi Rocks


ドラァグクイーンというんだって

昨夜は仕事終わりで、取材でお世話になった兎我野町の店「do with cafe」に、スタッフたちと赴く。
この店は"ドラァグクイーン"と呼ばれる、ド派手な女装をした男性たちが夜な夜なショーを行うことで人気を博している。
残念ながら私にそのケはないが、いやあ楽しかった。

アマポーラさんこっちはマリアさん

ミッツ・マングローブ氏やナジャ・グランディーバ氏などのように、なぜかこのドラァグクイーンたちは一様にデカい人が多く、ステージで演じる姿はかなりのド迫力。
とって喰われてしまいそうだ。
またこの店は、自らもドラァグクイーンであるオーナーのO氏が元板前という経歴をお持ちらしく、なんとお膳に載った和定食がメニューにあるのだが、これがまた手が込んでいて実に美味い。
そしてリーズナブル。
流行るわけだ。
またナジャさんがいる日に行ってみよう。

こうして怪しい夜は更けていった。


♪ Play The Game - Queen