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2009年12月30日(水)

名古屋から帰ってきて、鮨

一昨日、28日から今日まで2泊3日で名古屋に帰ってきた。

夕方に名古屋に着いてから、早速近親一族郎党で食事会。
大人8名、子供2名で、場所は池下の「むかしや」という名古屋コーチン料理を主とする店。
子供たちも元気で楽しそうにしており、コース料理もなかなか美味しく、非常に良い集いであった。

義兄夫妻の子供2人とヘン顔競演

この日は私の実家に泊まり、翌29日は近所の喫茶店で母と妻とモーニングを食べてから、妻と2人で出掛ける。
元々私と妻は中学の同級生なのだが、その出身中学が今、大改装工事中だという情報を聞いて、ちょっと見に行ってみた。

工事中の母校

確かに、メインの校舎を残してあとはほとんど更地状態。
これはある意味壮観だな。

星が丘テラスでチョロチョロと買い物をした後、妻の父、妻の兄夫妻と2人の子供と合流、「ふらんす亭」で昼飯を喰う。
それから義父は家に戻り、残った6人でボウリングに興じる。
子供2人は生まれて初めてのボウリングとのこと。
今はガター防止の衝立のみならず、幼児がその上からボウルを転がすだけでOKの、すべり台状の小道具まであるんだな、知らんかったわ。

ボウルの行方を見守る姉弟

私自身、数年ぶりのはずのボウリングだが、なぜだかかつてないほど調子が良く、1ゲーム目が205と、生涯初の200オーヴァー。
こりゃ驚いた。

楽しい娯楽のひと時は終わり、義兄一家はこのまま横浜への帰路に就き、我々夫妻は一旦私の実家に戻って支度を整えた後、今度は妻の実家へ。
車で15分ほどと近いので便利だ。

この日まで仕事をしていた妻の母が20時前に帰宅し、それから4人で夕食。
団欒の時を過ごしつつ、私は折々PCサポート業務をこなしつつ、一日は終わりを告げた。

そして今日、義父はまさかの5:30起床でゴルフへと出掛けたが、奇跡的に皆でそれを見送ることに成功した。
朝食後、私と妻それぞれの母を連れて日進にある「ニトリ」へ。
寝具だなんだとこの機会にいくつか買い求める。
天気が良くて暖かい。

梅森坂の「サガミ」で昼飯を喰い、義母を送り届けてから、そのまま私の母を乗せて一路、西宮の自宅へと走る。
昨年同様、こちらで年越し予定。

高速道路はほとんど渋滞もなくスムーズに移動することができた。
母が寿司が食べたいと言ったので、奢って「夙川 鮨 もとい」で夕飯。
初めて行くのだが、この店も「アルテシンポジオ」Oシェフオススメの名店で、前々から訪れたいと思っていた。
店内はいい意味でいかにも高級鮨店然とした、ゆったりとスペースをとった寛げる空間。
江戸前寿司で修業を積んだという大将は気さくで豪放、まったく似ていないので後で聞いてかなり驚いたが、大将の実兄だというマネージャーは対照的に落ち着いたサーヴィスが適度で、雰囲気も悪くない。
肝心の鮨の方はというと、これはもう期待以上の絶品揃い!
鯛、カレイ、金目鯛、アオリイカ、赤身、トロ、きす、甘エビ、赤貝、炙りタチウオ、穴子、車海老、ウニ、炙りたいら貝、塩蒸しあわび、玉子など。
ネタ選びからその処理方法、さらには寿司飯にまでこだわり抜いたというにぎりはどれも本当に美味しかったが、中でも特筆は、いつまでも口中で続く抜群の旨味に感動すら覚えた車海老、とにかく説明不要のトロ、外はカリッと内はジワリと染み出す絶品の炙りタチウオとか!

車海老トロ炙りタチウオ

他、肉厚なカレイも金目鯛もきすも、まあすべてが佳い。
総員大満足じゃ。

今「日本レコード大賞」観てるんだけど、BIGBANGというアーティストグループの中に1人、名もなき修羅が混じっているな。


♪ Otherside - Red Hot Chili Peppers


2009年12月28日(月)

本年「だしや」食べ納め

昨日は年内最後の勤務となる休日出勤。
晩、空き時間があったので妻と待ち合わせて黒崎町の「だしや」で飯を喰う。
要予約の「ゆずみそ鍋」を発注済。

ゆずみそ鍋

この写真は光量の少ない中、携帯電話で撮影したものをいじっているため鍋のだしが真っ黒に見えてしまっているが、確かにここまでではなくとも八丁味噌が溶かし込まれただしは一見、濃い味付けを連想させる。
しかし赤味噌ベースの上にゆずが活き活きと存在感を誇示しているだしはあくまでも爽やかで、そのままゴクゴク飲んでも美味いし、喉が渇いて仕方がないなんてこともまったくない。
店主のYさんが試行錯誤を繰り返して到達したという、まさしく絶品なのだ。
初めて食べた妻も絶賛、特にナンコツや大葉が利いている鶏つくねなど。
締めのきしめんも喰って、さらにはもちろん「ぶしたまんま」と味噌汁も、こりゃまた腹いっぱいだ。

戻って仕事を終え、久々に23時台の電車で帰宅したが、もう忘年会も一段落したのか思いのほか車内は空いていた。


♪ オーバー - ゆず


2009年12月26日(土)

今日の片鉾池と夙川

午前、コンタクトレンズの検診のため歩いて「大野眼科」へ。
良い天気だ。
夏の間は巨大なハスの葉で水面が見えないほどに埋め尽くされる片鉾池も、この時期はごく普通の池の装い。

今日の片鉾池

たくさん棲んでいるはずのカメたちもどこかで冬眠していることだろう。

帰り道、夙川で餌取り中のシラサギを見た。

今日の夙川

抜き足差し足で獲物を狙い、時折見事に小魚を仕留めて呑み込んでいた。

ボーっと景色を眺めていたら、カワセミらしき鮮やかなブルーの小鳥も滑空していった。

「まめや」に立ち寄って、オリジナルブレンドのコーヒー豆を買って帰宅。
今回はまた少しブレンドと焙煎を変えてもらった。


♪ I'm Going Home - Ten Years After


2009年12月25日(金)

大丈夫か、ネッツ…

最近深くニュースをチェックしていなかったので新しい「ダンクシュート」を読んで驚いたのが、まさかのアイヴァーソン復帰!
しかも古巣、セヴンティシクサーズ。
知らんかった。
正直、復活の可能性は低くないとは思っていたが、それにしても早かった。

同じく「ダンクシュート」の記事中にて、シャックの一人称日本語訳が「俺様」であることについて今さらながら笑いがこぼれてしまう。
英単語としては等しく“I”でも、私、僕、俺…。
インタヴュー内容を和訳する場合、呼称のみならず、ですます調であるか否か等々、取材対象者のイメージと翻訳者のセンスに依るところは非常に大きい。
改めて日本語表現の多様さを思い知るとともに、なぜ英語がこれほど世界中で公用語然として普及しているか、その理由がよく分かる。
日本語ネイティヴであることに、いささかの幸運を感じる。


♪ Don't Say You Love Me - The Corrs


2009年12月23日(水)

ジビエ各種、そしてオカルト

各種ジビエ入荷、のお知らせをシェフのブログで読み、「アルテシンポジオ」へランチを食べに行った。
前菜の盛り合わせに、パスタは私はイカナゴの塩漬けのオレッキエッテを、妻は野菜のタリオリーニをチョイス、そしてセコンドは鹿のタン&レヴァー、ヤマウズラと雉のローストというジビエをシェフの差配で特別に盛り合わせてくれた。

ジビエの3種盛り合わせ

普通こんなん付けたまま出すか?! という写真中央の脚部はヤマウズラのものだが、これは私の嗜好を熟知しているOシェフのサーヴィスである、あくまでも。

以前、ラムのタンは食べたことがあるが、今回初めて食した鹿のタンは確かな歯応えがあり、滋味も深い。
鳥2種のローストもこうして食べ比べると違いが如実に分かり、ヤマウズラの方が野趣が強めで、雉肉はより熟成が進んでいた感じ。
付け合わせの野菜も、トロリと美味い岩津ネギや、むかごに若干似た南米原産のアピオスなど、いつも通り高質。

晩、「ビートたけしの禁断のスクープ大暴露!!超常現象マル秘Xファイル」を非常に楽しく視聴した。
かつてレギュラー番組でお世話になった方々も大活躍されており、また内容もここ数年の年末スペシャルの中では際立っていたのではないだろうか。
それにしても今年はちょっとオンエア早かったね。


♪ Mindblower - The Lost


2009年12月20日(日)

受験とピッツァ

三宮でとある試験を受けてきた。
7割はクリアできたと思うが、8割に届いたかどうかはちょっと自信がない。
結果発表は来年1月中旬頃とのこと、果たしてどうなるか。

帰り、妻と合流して「フレンテ西宮」に新しくできた「ニトリ」に行き、毛布とかを購入。

晩、六甲道にあるイタリア料理店「Civetta」に夕飯を食べに。
ここは私の小・中学時代の同級生であり、つまり妻の中学の同級生でもあるRamzyの夫がオーナーを務めている店で、以前よりぜひ一度とお誘いを受けていたのだが、ようやく行くことができた。
セットメニューを注文し、前菜3種(ポークローストのツナソース、野菜のトマト煮込み、イタリア風オムレツ)、鹿ラグーのタリアテッレ、マルゲリータ・ビアンコなどを食べた。
この店は本格的な石窯を備えていて、こだわりのピッツェリアでもあるのだが、思った以上にモッチリフワフワ生地のピッツァは実に美味かった。

家に帰着する前に、夙川橋の近くにできていた「ビゴの店」に立ち寄ってスウィーツを買った。


♪ Avalon - Blackmore's Night


2009年12月19日(土)

フルーツ三昧

苦楽園口の「そうざいや地球健康家族」に行き、おせち料理を予約してきた。
ちょうど今朝の「週末の探検家」で、親会社のロックフィールドをドドーンと紹介していたから、タイムリー。

久出ヶ谷町、雲井町あたりをフラフラとゆっくり歩きながら戻ってきたが、この辺の豪邸地帯を歩いていると、金の力は偉大だなあと心から痛感する次第。

夙川にはカモがたくさん、シラサギもいたよ。

今日の夙川

霞町の「Fru Full」に立ち寄り、りんごのホットジュース、みかんのホットジュース、フルーツサンド、りんごのクレープをオーダー。
店主によって厳選されたみかんの果汁のみで作られたジュースは、他に何も加えていないというのが信じ難いほど甘い。
いちご、りんご、みかん、クリームなどがパンの間に挟まれたフルーツサンドも、意外や想像を遥かに超える美味さで、ヴォリュームもある。
付け合わせやソース、振られたナッツなども含め、りんごのクレープも絶妙だった。

りんごのクレープ

帰り際にはサーヴィスで5つのみかんも頂いてしまった。
本当に私のようなフルーツ好きにはこの店は堪らない。


♪ I Want To Break Free - Queen


2009年12月18日(金)

最近

これまで比較的暖かかっただけに、久しぶりに本当の冬の寒さを感じた体が震える。
毎日は、後悔と忍耐と弛緩で成り立っている、などとふと思う、年の瀬が迫った週末の夜。


♪ Hit The Road Jack - Ray Charles


2009年12月13日(日)

生きるスタイル、とか

最近、週末のお気に入りテレビ番組は「渡辺篤史の建もの探訪」から「週末の探検家」、そして「ウォーキングプラス」に至る流れ(再放送枠も混じっているが)。
他、よく観ているのは、昔から好きな「世界ふしぎ発見!」を始め、「ダーウィンが来た!生きもの新伝説」、「ワイルドライフ」、「住人十色」、「人生の楽園」、「ソロモン流」、それからアニマルプラネット全般にナショナルジオグラフィックチャンネル全般。
こうして改めて見てみると、もちろん私個人が好む番組だからある程度ジャンルが絞られてはいるのだが、それにしてもここ数年で、いわゆるエコやネイチャー、そしてそれらに携わる人にスポットを当てたものの絶対数が増えたように思う。
テレビ番組だけじゃなく、近所を歩いても、仕入れにこだわる青果店や、オーガニックを売りにする飲食店、木製玩具を専門に扱う店などなど、そういった志向のショップがたくさん目につく。
気がつけば、老後は何をしようかな、なんて考えている自分がいたりもする。
どれも初めは単なるスタイルに過ぎないかもしれないが、それでいいと思うし、そんなもんなんだろうと思う。

ウクレレカフェ「オコナ」で早めの晩飯。
ロコモコとオリジナルのカレーを初めて食べてみたが、美味かった。
ヴォリュームは控えめ。
食後に、バナナがたっぷり添えられたタロイモベースのパンケーキと、コーヒーを。
このコーヒーがそんじょそこらの代物ではなく、先日マスターがハワイ島で買い付けてきたという、最高級のコナコーヒー。

最高級のコナコーヒー

日本国内では入手できない最高グレードの豆であるらしい。
生豆は我々が見慣れている白っぽいものではなく、新鮮であるがゆえに緑がかっている。

生豆

そしてそれを焙煎すると、中から染み出てきた油分でテラテラに!

炒りたての豆

こんな風に淹れてもらったコーヒーが美味くないはずがない。
いやあ堪能した。


♪ Elsewhere - R. Kelly


2009年12月 7日(月)

36歳の誕生日

代休を取って妻と買い物へ。
「阪急百貨店メンズ館」でジャケットとパンツを買った。

浮田にある骨董カフェ「和み屋」で少し遅めの昼食。
1階がほぼ満席だったので、初めて2階へ通された。

「和み屋」2階に初めて上がった

豆乳白味噌うどん、豚味噌丼にぜんざいセットをつけて、後はあつあつナン はちみちマーガリン。
どれも美味かったが、ちょっと食べ過ぎた。
ここでゴロゴロしてると動きたくなくなるなー。

今日は私の36回目の誕生日、というわけで、妻が発注してくれた「オ・タンプル・デュ・グゥ」のケーキで祝った。

バースデイケーキ

これも美味かったが、また腹いっぱいだ。


♪ Long Life - Primal Scream


2009年12月 6日(日)

悲しい話

日本SF大賞のニュースを見て、今年の3月に伊藤計劃氏が亡くなっていたことを初めて知った。
私より1歳年下。
…。
もう「ハーモニー」後は読めないんだな。

訃報とはちょっと違うが、アレン・アイヴァーソンも引退表明しちゃうし、まったくなあ…。

珍しく休日出勤してきた日の夜。


♪ Rock And Roll - Led Zeppelin


2009年12月 5日(土)

「カールじいさんの空飛ぶ家」→「鶏天」

公開初日、「カールじいさんの空飛ぶ家」を観てきた。
例によって「109シネマズHAT神戸」で、例によって3Dで。
原題は「UP」ですか。

空飛ぶ家で旅に出るまでの描写は、本編ではもう少し丁寧に時間をかけて再現されているのかと思いきや、トレイラーとそれほど変わらないヴォリュームのダイジェストになっていたことにやや刮目。
セリフなし、BGMのみで綴られる数十年間はしかし、その重みを観客に訴えかけるには充分な力を持っている。
中盤、ギアナ高地的な憧れの地を舞台に繰り広げられる活劇は、物語全体を包み込む、地に足着いたじんわり沁み入る主題に比べると正直言って若干薄っぺらいかもという印象は否定できないが、ティーンエイジャー以下の子供たちにとってはこの映画の中で一番の楽しみどころなのかもしれない。
アニメ映画なのでもちろん小さな子たちも観に来るが、さすがに彼らはじいさんの心情までは忖度できないだろうから。

現実を起こるがまま受け入れつつも、自身に限界を設けないで一歩踏み出すことの大切さ。
そんな、ともすれば説教臭くなりがちなテーゼをごく自然に示してくれるところが、ピクサーの実力。

ピクサーの作品は舞台こそ大きいものの、登場人物の数が比較的少なめだったり、主人公が住む世界がある程度限定されていることが多いが、そのあたりのバランス感覚も面白い。

夕刻、神楽町の交差点近くにある「鶏天」に晩飯を喰いに行った。
「アルテシンポジオ」のOシェフに教えてもらった店である。
噂に聞く通り、素晴らしい素材揃い。
特上白肝、笹身、ずり、こころから成る刺身の4種盛り(どれも新鮮で美味く、ずりのコリコリ感や笹身の味わいが絶品)、鶏天サラダ、特上手羽先、特上ねぎま、さつまいもバター(謎のエスニックスパイスがいい仕事)、特上皮、下仁田ねぎ(豪快極まりない)、そして締めに卵かけご飯と鶏ガラスープのセットを食した。

刺身の4種盛り特上皮下仁田ねぎ卵かけご飯と鶏ガラスープのセット

焼き鳥の味付けはほぼ塩でタレはない。
それほど肉そのものに自信があるということなのだろう。
ちなみに、こだわりの店主は私と同い年。
これはまた行かねばな。


♪ Make Me - John Scofield