大阪厚生年金会館芸術ホールにて行われたGANGA ZUMBAのライヴに行ってきた。
「HABATAKE!」→「シェゴウ・アレグリア!」→「ブラジル人・イン・トーキョー」で幕開け。
ほんの短いMCを挟んだ後、「Berimbau」から「MARIA BONITA」へと直結メドレーが演じられ、非常に気持ちが良かった。
というのも、この2曲、前から似てるなあ、と思っていて、頭の中でどちらかの曲が回っているうち、次第にもう一方の曲に変わってしまう、ということがしばしばあった。
きっと宮沢さんもそうだったに違いない。
序盤から中盤に掛け、今福健司さんのパーカッションをフィーチュアする場面が目立ったが、やっぱり超絶的に上手い。
マルコス・スザーノも然り。
地味だけど堅実な宮川剛さんと並び、素晴らしく安定した打楽器隊だ。
対して、宮沢和史さんの歌唱を始め、バンド全体の演奏はほんの少しだけどいつもよりもくたびれていた?
PAアウトのミキシングも、前も1度あったがヴァイオリンの音が小さく、全体的にもあまり上手とは言えなかった。
「SAMBA CAOS」から「Bridge」という土屋玲子さんの見せ場もちょっと残念だったぞおい。
あとは、順不同になるが、「宇宙の塵になって」、「EDEN」、「ZOOM IN SKY」、「嫉妬深い風」、「The One」、「Survivor」(さすがに今回はMisiaは来なかった)、「Mamborelo」といった曲が演られ、本編最後は「WONDERFUL WORLD」。
各曲、特に入り方などでいろいろアレンジがなされていて、試行精神が感じられた。
ここまで宮沢さんによるMCらしいMCはなかったが、アンコールのアタマで2008年の締めくくり、ブラジルの話をされ、そこから「足跡のない道」。
先ほど書いた内容と矛盾するようだが、この「足跡のない道」はベストパフォーマンスだったと思う。
アレンジ、そして歌。
ホール内の空気、観客のテンション。
さらに照明演出も含め、すべてが完璧に化学反応を起こし、サビの落涙度もこれまでで最高だったのではないだろうか。
アンコールはそれから「ハリクヤマク」で、静かに噎んでいた場内のヴォルテージをグイっと引き上げ、そして「DISCOTIQUE」でさらに弾けるという、構成もバッチリ。
おまけの1曲、再びの「WONDERFUL WORLD」を演って終了。
「紅白歌合戦」にも出るそうだし、来年はTHE BOOMも活動するようだし、楽しみだ。
♪ Berimbau - GANGA ZUMBA