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2008年2月28日(木)

「身毒丸」

夜、妻とシアター・ドラマシティに「身毒丸 復活」を観に行った。
11年前と同じく、藤原竜也&白石加代子主演、演出はもちろん蜷川幸雄。
中4日で同じハコ、同じ演出家の芝居を観るとは。

寺山修司の手によるオリジナルを尊重しているのだとは思うが、小人も出てくるし全体が前衛的な造り。
芝居のほぼ全編通して鳴っている宮川彬良の音楽がまた微妙な感じで、上手く表現できないけど苦し紛れに言うなれば“ゴージャスな小劇場系”、みたいな雰囲気を醸し出すのに一役買っているような。
品川徹、そして両主演俳優の演技はもちろん素晴らしい。
基本ド迫力押しの中に、フッと息を抜いて抜群のコミカルさを見せる白石さんはもはや妖怪だ。
凄すぎる。
小道具、大道具含めたセットも強く自己主張しながら、かつ統一された世界観を見事に形成しており、強い印象を残す。
ほんの一瞬しか見えない巨大なカミキリムシの顔面装置にはド肝を抜かれた。
正味1時間半ちょっとの上演時間は、ここのところ朝早い仕事が多くて寝不足が続き体調イマイチの身に優しかった。

帰り、かっぱ横丁のインド料理店「ピーナカーナ」で晩飯喰った。
バターの風味いっぱいのナンがとにかくメチャウマ、カレー自体も充分に美味で嬉しい誤算だ。
妻がバターチキンカレー、私がチーズとほうれん草のカレー。


♪ The Hum-Gum Tree - The World Of Oz


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