PRについて一言
最近、劇場映画のテレビCFなんかで、「衝撃のラストシーンに涙!」とか「ラスト○分を見逃すな!」とか「4度のどんでん返しがもうすごいのなんの」とか、正確な文言は忘れたけれどとにかくこういう風な煽り文句が目立つような気がする。
これってどうなのだ?
そこまでネタバラシ(あえてこう表現させてもらう)されたら、観たいと思っていた映画もちょっと観る気が削がれる。
これは職業柄自戒の意も込めて書くのだが、懇切丁寧に、悪い言い方をすればアホでも分かるようにキャプションをつけてあげることこそがマスに対する親切である、という思い込みは場合によっては誤っている、ということを皆が理解すればいいと願う。
♪ Whiskey from the glass - Page & Plant
コメント
まったく、最近のメディアはサービス精神豊か過ぎです。
TV番組で頻繁に見かける、余計なキャプション?
お笑い番組で、「ココは笑う所!」とでも言わんがばかりにネタを文字にし、ドキュメンタリー番組ですら、感動を文字にして映像に載せる。
不必要なテロップ多様は、なんだか番組自体の質の不出来さを補っているような気もしてしまう……。
とはいえ、今の世の中。
これでもか!というくらい懇切丁寧にわかりやすく説明しなければ、見る者がついてこないという話もあり……。
少なくとも私の在する出版業界では、小難しいと嫌われる……(苦笑)
映画に関して言えば、涙を強要されるのはイヤだな~(^_^;)
泣ける映画で泣けない自分が、なんだか感動薄い人間みたいな(笑)
Posted by: ヒ~ | 2007年10月17日 10:33
書籍でもたまにありますね、フォントデカくしたり色変えたりとか。
ヘンなブログの影響なんでしょうが、「俺が笑うところをお前が指定するな!」と憤っちゃいます。
何かを表現する、伝えるという行為は本当に困難だと思います。
明確な正解がないだけに。
Posted by: FT編集長 | 2007年10月17日 23:35